2015/06/17

2015J2第18節千葉-福岡(フクアリ)観戦メモ

苦しい時こそポジティブに。
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6月14日(日) 2015 J2リーグ戦 第18節
千葉 1 - 1 札幌(19:03/フクアリ/9,060人)
得点者:7' 森本 貴幸(千葉)、11' 水野 晃樹(千葉)、35' 金森 健志(福岡)、73' 中原 貴之(福岡)
【主審】野田 祐樹【副審】竹田 和雄、熊谷 幸剛
【天候】曇 / 22.4℃ / 80%
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「なんで勝てねえんだよ」
試合が終わった直後、興奮状態の時はそんな風に思っていましたが、一晩経って落ち着いてスカパーオンデマンドで試合を見返すと、
「これじゃ勝てねえわ」
と素直に思いました。

その一番の理由は守備。
福岡は最終ラインからのロングボールを前線の中原選手に向けて徹底して蹴り続けてきましたが、それに対してほとんど無策のまま試合を継続してしまったことが、この試合最大のポイントかなと。
無策とは言っても、チームとしては森本選手や町田選手の前線守備でプレスを掛けようとしていましたし、その後方ではボランチのパウリーニョ選手が中盤をケアする意図は理解できました。
でも、それが機能したのは2得点出来た序盤の15分頃まで。
2−0となってジェフの攻撃が落ち着いてからは、前線プレスを外され始めると徐々に押し込まれ苦しくなりました。パウリーニョ選手の存在感が無くなってしまうほどロングボールを放り込まれて、中原選手に当てられたボールも支配されると、間違いなくピンチになってしまう。
そんな中で、キムヒョヌン選手のパスミスによるボールロストを起点に失点。
後半には、サイドからのクロッサーに対するファースト守備も出来ない状態で、放り込まれたクロスボールに大岩選手もろとも吹っ飛ばされそうな勢いで中原選手にヘディングを決められ同点にされてしまいました。

90分通してみると負けなくて良かった試合だったと思いますが、2点先制しただけにやっぱり悔しさが先に立ちます。
2−0になった時にもっと何とか出来なかったのかと。
福岡の逆襲の勢いをいなしながら、試合を落ち着かせる術をチームとして持ち合わせていない事が悔やまれます。

でも、11分までで2ゴール取った攻撃は見事でした。
相手のパスミスから落ち着いて裏にパスを出した町田選手、GKの1対1を落ち着いて決めた森本選手、CKの崩れから右サイドを豪快に走り抜いて美しいクロスを上げたパウリーニョ選手、そのクロスをGKが弾いたボールをダイレクトで打ち抜いて決めた水野選手。
今シーズン苦しんでいる森本選手、やっと帰って来てくれた水野選手、この2人のゴールを目撃して冷静でいられる訳がありません。もう興奮のあまり吠えまくって声が潰れてしまうほど、嬉しかったなあ。
だからこそ、この試合は勝ちたかった。

まあ、どんなに悔やんでも結果は変わりませんから、切り替えて次の試合に挑むしかありません。
まずはアウェイ大分戦に集中です。

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2015/06/07

2015J2第17節千葉-札幌(フクアリ)観戦メモ

ネイツ選手の置き土産は勝ち点1。
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6月6日(土) 2015 J2リーグ戦 第17節
千葉 1 - 1 札幌(19:03/フクアリ/14,481人)
得点者:15' 福森 晃斗(札幌)、90' ネイツ ペチュニク(千葉)
【主審】福島 孝一郎【副審】中野 卓、和角 敏之
【天候】晴のち曇 / 19.2℃ / 63%
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うーん、終始モヤモヤな展開でしたが、最後にちょっとだけ希望の光を見せてくれたというか、最悪の事態を回避したような試合でした。

ここ数日の真夏のような陽気から、涼しい風が吹き抜けて半袖では寒さを感じるフクアリ。
高温による運動量低下のリスクは少ないはずで、最後まで走りきる試合を期待してキックオフ。

序盤はボールを支配して分厚い攻撃をかます展開は、ここ数試合と変わらずで、この猛攻の時間帯で先制点を取れないのもここ数試合と変わらず、いつもの展開。
そうすると、ロングボール一発、前線の9番の選手に通され、対応したキム選手が9番に上手く身体を入れ替えられてGKと1対1の大ピンチ。一気に戻って来た大岩選手がショルダータックルで9番を倒して、あわやPKかという場面でしたがノーホイッスルで事なきを得ました。
このプレーをきっかけに少しずつ押し込まれ、何でも無いプレーで大岩選手のハンドを取られてFKを献上。それを見事に24番の選手に決められ先制されてしまいました。
久しぶりの先発だったGK岡本選手が、何度も壁を微調整してニアをケアしていたのですが、そのニアの左隅上をぶち抜かれてしまいました。これは敵ながら24番の選手が素晴らしかったと褒めるしか無いゴールでした。

今シーズン、先制された4試合は全て敗戦。
ここから何とか早い時間帯で追い付きたいところでしたが、時間の経過と共に選手のイライラが募るいつも通りの展開。特にネイツ選手とパウリーニョ選手の2人のイライラは際立ち、余計なカードは絶対に貰うなよという願いもむなしく、2人仲良く1枚ずつ警告を貰うはめに。
これは人間の性格というか特性の問題なのでしょうがない部分でしょうけど、チームとして克服しなければならない部分だと思います。例えば主審の判定に苛立つパウリーニョ選手を「まあまあ落ち着け」とひと呼吸入れることが出来る選手がピッチに1人でも居れば、全く違うと思うのですが・・・
やっぱり、そういう事が出来るのは勇人選手しかいないのかなあ。

と、考えながら後半も決めきれない展開が続き、阿道選手、田中選手、鈴木隆行選手と次々と攻撃的な選手を投入してパワープレーに移行、左右の低い位置からの空爆タイムが続きます。が、がっちり引いた札幌の守備陣に弾かれ危険なプレーは見られなく。
これ、昨年のプレーオフ決勝でも思ったのですが、慌てず騒がず、一旦バイタルでボールを納める攻撃を織り交ぜないと、守る方は守り易いだけ。もうちょっと工夫が欲しい所。
するとピッチ中央でファールを貰ってFKをゲット。
中村選手の左足からのボールに長身選手が雪崩れ込み、その中でネイツ選手が頭で合わせてゴール!
「よっしゃ!やっと追い付いた!」
と思ったら、私の目の前の副審が不穏な動き(笑)
ん?オフサイド?誰が?
すぐさま主審と副審の協議が始まり、ほどなく主審がセンターサークルを指差しゴール確定。
この場面、スカパーオンデマンドで見直しましたが、ファーサイドで飛び込んだキムヒョヌン選手がオフサイドポジションに居た可能性があり、ネイツ選手がその手前で「正当な位置で」頭で合わせてゴールとなったのですが、キムヒョヌン選手がプレーに関与していたか否かがポイントだったのかなあと。
でも、副審が真横の位置でこれらの判断をするのはホントに神業に近い作業なので、キムヒョヌン選手がプレーに関与していたか否かを判断するのは主審の仕事になる。てことで、副審は主審に対して確認をしたかったが為に不穏な動きになったのかなあと思っています(笑)
まあ、私的にはキムヒョヌン選手もオンサイドだったと思ってますがね(笑)

さあ、やっと追い付いた。アディショナルタイム5分。
ここでしたたかにボールを支配して、危険な攻撃をして欲しかったのですが、決定的な場面もなく試合終了。
くやしいドローとなりました。

勝てない試合が続いていますが、やっぱり各クラブとも相当ジェフを研究してきていて、確実に弱点を突かれて苦しい試合が続いています。
でも毎年このようなシーズンを繰り返している訳で、そこでチームとして進化しなければ勝ち点を積み重ねる事はできません。
なので、この試合でスタメンだった岡本選手、水野選手、そして町田選手など、これまでサブに甘んじていた選手の頑張りが必要な時期に来ています。
昨年も天皇杯でサブ組が頑張ったから終盤のリーグ戦での追い上げが成り立ったと思っていますので、今年も私たちをワクワクさせてくれるニューフェイスの登場を期待したいところです。
それと町田選手のリーグ戦初ゴールも期待していますよ。

次節もホームフクアリです。1週間良い準備をして、みんなで頑張りましょう。

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2015/06/04

2015J2第16節群馬-千葉(正田スタ)観戦メモ

さあ、シーズンはここからです!
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5月31日(日) 2015 J2リーグ戦 第16節
群馬 2 - 0 千葉(13:04/正田スタ/4,557人)
得点者:56' 江坂 任(群馬)、56' 江坂 任(群馬)
【主審】吉田 哲朗【副審】大西 保、西村 幹也
【天候】晴 / 28.9℃ / 25%
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週間天気予報ではしばらく傘マークだった前橋地方でしたが、試合前日になると傘マークが晴れマークに変わり、予想気温も30℃超に変化。
twitterのフォロアーさんの中には「最高」と無邪気に喜ぶ声もありましたが、13時キックオフの試合ではそれらはネガティブなものであると長年のJ2経験で知り得ていること。
さらに、この日の正田醤油スタジアムでは試合前から強風が吹き荒み、試合の為に設営されたベンチ、看板らが安全確保のため次々に撤去され、サポが設置したダンマクも運営側の要請により全て撤去。それほどの強風がメインから見て左から右にずっと吹き続ける中での試合。
簡単には行かないだろうなと予想はしていましたが、それが悪い方で当たってしまいました。

いつもの如くコイントスに負けて、前半は風下となりロングボールが風で戻されながらも、パスを繋ぎ群馬ゴールに迫ったのは序盤だけ。
徐々に風に押し戻されるかのように、守備の時間が増え始めます。特に11番の外国人選手のトリッキーなプレイに手を焼き続け、危ないミドルシュートも打たれましたが、何とか落ち着いて守れていました。と、思った矢先の24分、森本選手が右サイド深くのプレーでファールを取られこの試合2枚目の警告で退場。
森本選手のこのプレーに関しては、私はメインアウェイ側で見ていて遠くて全く理解出来ずコメント出来ないのですが、反省すべきは15分に貰った1枚目の警告。ミドルサードで相手のFKの場面で、森本選手がボールから離れずプレーの邪魔をしたと見なされ遅延行為を取られたと思うのですが、かなり勿体ないプレーでした。

前半25分で10人となってしまったジェフ。しかも風下で不利な状況ですから、前半の残り時間でやる事は一つに絞られました。
群馬の攻撃を粘り強く10人で守りきり、なんとか前半を無失点で終える事が出来ました。

後半は風上。前半のような苦しい試合にはならないはず、という希望を持って先制点を目指して攻撃を仕掛けましたが、56分、前掛りとなった所を見事に突かれてシンプルにやられてしまいました。
前半手を焼いた11番に左サイドからクロスを上げられ、背後から飛び込んで来た26番の選手へ対応しきれませんでした。
1点ビハインドで早く追い付きたい所でしたが、そこから押し返す力はジェフには有りませんでした。
60分、右サイドを突破されてDFラインとGKの間に入れられたクロスに再び26番に飛び込まれ失点。

結局、前半に森本選手が退場した瞬間に描かれたであろう群馬のゲームプラン通りに試合が展開された感じで、残り30分はしっかりと群馬に守りきられ無抵抗のまま試合終了。
前節に続く連敗で悔しい結果となってしまいました。

サッカーの難しさ、J2の難しさがモロに出た試合となりましたが、ここで必要以上に肩を落とすことなく無く、次節に向けて良い準備をしなければなりません。
幸い次節はホームフクアリでナイトゲーム。
灼熱地獄も強風地獄も無いはず・・・
あ、相手は札幌か・・・
「俺たちのフクアリ」で、みんなで頑張りましょう。

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2015/05/25

2015J2第15節千葉-北九州(フクアリ)観戦メモ

私が知る限り、今シーズン最悪の試合でしたが、もう一つ。
私が知る限り、今シーズン最悪の円陣ダッシュでした。
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5月24日(日) 2015 J2リーグ戦 第15節
千葉 1 - 3 北九州 (16:03/フクアリ/10,409人)
得点者:13' 小松 塁(北九州)、47' 小手川 宏基(北九州)、52' 小松 塁(北九州)、90' 大岩 一貴(千葉)
【主審】岡 宏道【副審】唐紙 学志、藤沢 達也
【天候】晴 / 21.8℃ / 60%
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「今日唯一良かったことは、最低のプレーをしたのが選手全員だったことだ。」
2003年シーズンを目撃した、古いジェフサポならよくご存知の語録が蘇るような試合でした。
関塚監督も「今シーズンで一番悪い出来だった」とコメントしていますので、12年前のホーム神戸戦に0−3で敗戦した当時の監督と同じ憤りだったと思います。

試合を振返ると、前節の金沢戦と同じくキックオフ直後の10分間は、完全に北九州を自陣に釘付けにして猛攻を仕掛けましたが、先制に至らず。
そして北九州の最初の攻撃機会で、あっさり失点。
フクアリ全体が、キツネにつままれたかのような、にわかに信じ難い現実に直面したような空気が漂い始めましたね。
「今年も北九州にやられてしまうのか・・・」
この失点を振返ると、実にロジカルもので、攻撃で前掛りになったジェフの左サイド裏にボールを運ばれ、中村選手の寄せが甘い中で小手川選手が正確なクロスを放ち、ゴール前で長身の小松選手がキム選手に競り勝って頭で合わせたと。
最も警戒しなければならない選手2人に簡単にやられてしまったのは、本当に残念でした。

それでも、試合序盤の失点。
ここからいくらでも挽回出来る、と気持ちを立て直して反撃したかったのですが、ゴールが入らない。シュートが枠に行かない。
金沢戦前にジェフの選手達が口を揃えて発した「焦れずに」という言葉を忘れ去ってしまったのかと愚痴りたくなるほど、時間の経過と共にジェフの選手達はイライラを募らせていましたね。
で、前半終了間際にパウリーニョ選手がイエローカードをもらってしまいました。
この警告に至るプレー、あくまでも私の推測ですが、北九州に狙われてしまった気がしています。
北九州の小松選手がロングフィードを受けに、わざわざパウリーニョ選手に競りに行ってましたからね。ボールの落下点の身体の入れ合いでパウリーニョ選手のイライラ満載の肘が小松選手に当たってしまいました。言い訳の出来ないプレーです。

そして、このパウリーニョ選手の警告が、後半の2失点に繋がってしまいます。

後半開始直後から、北九州はパウリーニョ選手に食い付かせてからボールをバイタルエリアに運んで、立て続けて見事に2ゴール。
前半の警告の為か、パウリーニョ選手の寄せに迫力が無く、あっさりとかわされた末の失点となってしまいました。
北九州としてはパウリーニョ選手との競り合いで勝てれば、一気にチャンスになるという作戦だったと思いますが、それが前半の警告と後半の2ゴールに繋がったということでしょう。

2012年、2014年に続き、今年もフクアリで北九州に3失点。
残り時間で、1点でも多く取り返して欲しかったのですが、結局北九州の堅い守りを崩せず、というか、シュートを打っても打っても決めきれず、アディショナルタイムに入る直前に大岩選手が頭で押し込んだのがやっと。
途中交代で入った水野選手のポストを弾く惜しいFKがあったりしましたが、ゴールに入らなければ記録にも残らず、7分間のアディショナルタイムもあっさり経過して試合終了。

まあ、負ける時はこんなもの。
攻めても攻めても決めきれなければ、こんな試合になってしまいます。振返ると、今シーズン負けた試合、さらにドローで終わった試合も、そんな試合ばかり。
チームとしてのプレー精度をもう一段上げて、次節の群馬戦から出直しです。

そして勝ち点もついに目標値を2ポイント下回って第3タームを終了。
次の5試合で挽回出来るよう、またみんなで頑張りましょう。

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2015/05/19

2015J2第14節千葉-金沢(フクアリ)観戦メモ

ここが踏ん張りどころ
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5月17日(日) 2015 J2リーグ戦 第14節
千葉 1 - 1 金沢 (16:03/フクアリ/11,396人)
得点者:60' 井出 遥也(千葉)、90+1' 辻 正男(金沢)
【主審】飯田 淳平【副審】五十嵐 泰之、西尾 英朗
【天候】晴 / 24.1℃ / 52%
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リーグ序盤戦の大一番、金沢戦。
失点数が1位の金沢と2位のジェフの対戦とあって、固い試合になるだろうと誰もが思う所ですが、キックオフ直後にいきなりビックチャンス到来。
右からのアーリークロスのディフレクションがポッカリ空いたバイタルエリアに跳ね返り、そこに詰めた健太郎選手がダイレクトボレー。ボールは鈍い音と共にクロスバーに弾かれ「あぁ」とため息。
15分までの時間帯でボールを支配してパスを回し、セカンドボールも拾いまくって圧力を掛け続けたジェフですが、ゴールが奪えないまま試合が落ち着き始め、前半は0−0。
コイントスで逆サイドを選択した金沢に対して、前半にゴールを奪えなかった事が非常に痛かったし、金沢のプラン通りであったと思います。

後半、金沢の前線が盛んに裏を狙い始めジェフの最終ラインがにわかに慌ただしくなると、全体が間延びし始めて中盤でのプレスも効かなくなり、ボランチの秋葉選手が積極的にミドルシュートを撃ち始め、雲行きが徐々に怪しくなってきます。
そこで関塚監督が切った1枚目のカード、田代選手→井出選手が大当たり。
金沢のCKをGK高木選手が直接キャッチ。そこから大カウンター発動で、大岩選手がドリブルで持ち上がり、左サイドライン際の井出選手へパス。足元でボールを受けた井出選手はそこからドリブルを加速させてゴールに一直線、PA内で待ち構えたDF2人をあっさりかわして右足一閃。GKが反応を諦めるほどの弾丸ショットがゴールに突き刺さり先制。
これまでガッチリとブロックを固められた金沢の守備を攻めあぐねて募らせたイライラを、粉々にぶっ飛ばした痛快なゴールでした。

良し、これで勝てる。
と勢い付いたものの、ここから時間の経過と共に金沢の攻撃の迫力が増していき、守備の時間が長くなり、ラインも下がりっぱなし。
それでも1プレー1プレーでしっかりと集中した守備でピンチを断ち切り、あともう少しと思った90分過ぎ、ジェフの右サイドからのクロスのディフレクションから鋭いクサビパスを入れられ失点。
バクスタの私からの視点では、クサビを受けた金沢の選手が完全にオフサイドポジションに見えたので、ゴールが決まってからも「オフサイドだろ」と副審に視線を移しても、副審はノーアクションでセンターライン方向に走り出し、失点が現実と認識できました(苦笑)
帰宅後、スカパーオンデマンドでチェックすると、金井選手が思いっきり残っていたので、微妙な判定どころかイージーな判定であった事がよく理解出来ました(笑)
解説の水沼氏曰く「金井選手は、クサビパスを入れた選手にシュートを撃たれると思って、カバーのポジションに入ったのでは・・・」とのことでしたが、結果的にラインを一気に上げるセオリーの場面で1人だけ残ってしまった事は、明らかなミス。
これまでの試合で何度も金井選手の活躍で助けられましたので、このミスは受け入れないと。今後の試合での挽回を期待したい所です。

失点して同点にされた時点で残り3分ちょっと。
そこからジェフの猛反撃が開始。残り2分の場面で阿道選手→森本選手のカードが切られ、攻撃あるのみ。
左サイドを攻略して、田中選手が絶妙なタイミングでクロス。その先で待ち構えるどフリーの森本選手が頭で合わせてゴール!と思ったら、バシッ!という鈍い音を発してボールはクロスバーを叩き、直下にバウンドしてGKにかき出されてしまいました。
すると数人のジェフの選手が凄い勢いで主審と副審に詰め寄り、何やら抗議。
私の位置からは何が起こったのかさっぱり分からなかったのですが、バーに叩かれたボールがバウンドした際にゴールラインを割っていたのでは・・・ということを後から知りました。
まあ、後からどんなにビデオを見直しても判定は覆らないので、諦めて受け入れるしかないのですが、そんなことより、どフリーで頭で合わせた森本選手がスッキリと決めないと。
昨年のリーグ終盤線で神掛り的な大活躍でゴールを量産した森本選手ですが、今年はツキが無いというか、なかなかゴールを決められず、ケガも重なって苦しんでいます。前線守備での貢献が大きいとはいえFWとしてはゴールを決めて存在感を示したいところでしょう。
でも見方を変えると、この試合、たった2分間の出場でも見せ場を作っている訳で、これからも焦れずに頑張って欲しいと思います。まずは体調を整えてスタメンでね。

てことで、試合は1−1のドロー。
勝ち点2を失ったような試合となってしまいました。
でも、昇格初年度の金沢にチームの修正点をいろいろ教わったと前向きに捉えましょう。授業料は勝ち点2ということで。
次節はホームで北九州戦。
昨年はダブルを決められた難敵です。今年は昨年のようなチームの勢いは見えないものの、油断せずにしっかりと準備をして挑みたいところです。
サポも試合前のイベントで満足して燃え尽きる事無く、試合に集中して闘いましょう。

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2015/05/07

2015J2第12節東京V-千葉(駒沢)観戦メモ

リスクを冒すことが出来ないままスコアレスドローで終わった、イビツァ・オシムさんの誕生日。
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5月6日(水) 2015 J2リーグ戦 第12節
東京V 0 - 0 千葉 (13:03/駒沢/7,996人)
【主審】窪田 陽輔【副審】村井 良輔、藤井 陽一
【天候】晴 / 21.7℃ / 32%
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GW5連戦の4試合目。
天候は快晴、13時キックオフのアウェイというネガティブポイント満載な試合となりましたが、駒沢スタジアムの半分以上を黄色に染めたジェフサポの気合いで選手を後押ししたいところ。

序盤から中盤での潰し合いが続き、互いに決定機が作れず、静かなまま前半が終了。
後半、暑さと疲労で運動量が落ち始めると、押し込まれる場面も徐々に増え「あぁヤバい!」という場面が少なくとも3回ほどありましたが、GK高木選手の好守とゴール前の低い精度に助けられ何とか無失点。
ジェフのチャンスらしいチャンスは、最終盤に右サイドの崩しから阿道選手の鋭いシュートをGKに弾かれた場面くらい。
正直、負けなくて良かったという試合でした。

帰宅後、スカパーオンデマンドで復習した際、「東京Vの中後選手のように、ダブルボランチのどちらか1人がPA内まで攻め上がると必ずチャンスになっている。」と解説の幸谷さん。
翻ってジェフのダブルボランチを見ると、守備的なパウリーニョ選手に対して佐藤健太郎選手の攻め上がりが少ない分、攻撃に迫力が欠けると。
まあ、それはそうなんだけど、この試合でジェフに足りなかった所は他にもいろいろあって、例えば前線のネイツ選手、町田選手、谷澤選手でボールが納まらなかったことや、サイドからのクロスがほとんど短く、手前でクリアされてたとか、主審の特性を利用しようとファールをもらいに行き過ぎたとか。
フィジカル的に非常にキツい試合であった中で、もう少し頑張れば、もう少し粘れば、活路を見出せていたかもしれないという悔しさが残る試合でした。

次節も中2日でアウェイ讃岐戦。
累積警告で谷澤選手が出場停止で、ケガ人も出始めている台所事情が苦しくなり始めていますが、5連戦の最終戦はチーム総力で闘いきることに期待しましょう。

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2015/05/04

2015J2第11節千葉-横浜FC(フクアリ)観戦メモ

久しぶりに穏やかな気持ちで90分を過ごせる試合でした。
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5月3日(日) 2015 J2リーグ戦 第11節
千葉 3 - 0 横浜FC (16:04/フクアリ/13,909人)
得点者:17' 金井 貢史(千葉)、53' 中村 太亮(千葉)、90+2' 田中 佑昌(千葉)
【主審】榎本 一慶【副審】田中 利幸、中野 卓
【天候】晴 / 22.7℃ / 60%
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5試合を1タームとして、勝ち点10/タームを目標とすると、前節の第2ターム終了時点で勝ち点20は目標値ギリギリの状態。
第3タームの1試合目となるこの試合で勝ち点3を取って、少しでも貯金を貯めておきたいところです。

キックオフ早々、最終ラインから鋭い縦パスが前線に入り、町田選手のワンタッチヒールでネイツ選手が抜け出しGKと1対1。「行け!!!」という思いとは裏腹にネイツ選手から放たれたボールは無情にも枠外。
開始数秒でのビックチャンスで、横浜FCの選手の目が覚めたか、そこからは一気に固い展開になってしまいました。
こんな時はセットプレイに期待、てことで、17分のCKでファーでどフリーとなった金井選手がドンピシャで合わせて先制ゴール。
横浜FCの選手がGKに対するファールをアピールするも逆に佐藤謙介選手が異議で警告。これが合計8枚乱れ飛んだ警告の1枚目。
結局、この時の主審に対するイライラが警告を生み、さらにイライラを募らせる負の循環の始まりとなってしまった感じでした。
特に今シーズンのファール判定のテーマであるホールディングの基準が素人目にも定まっておらず、それで警告が出されてしまう展開に横浜FCの選手の苛立ちにちょっと同情しましたが、この不安定な判定を受け入れながら賢くプレイする事が大事な訳で、その点ではジェフの選手が上手く対応していたと思います。

前半終了間際に再びネイツ選手にビックチャンスが訪れましたが、これも決めきれず前半は1−0のまま終了。

後半、横浜FCは寺田選手がサイドから中央にポジションを変えて巻き返しを図ってきましたが、ギアを一段上げて突き放しに掛かってきたジェフ。
金井選手の頑張りで得たFK、中村選手がクロスバーを僅かに越える惜しいキックを放ちますが、これが伏線となり、再び得たFK。
谷澤選手へのファールで市村選手に2枚目の警告が出て、ピッチ上で揉めたことで若干時間が掛かり、いろいろな駆け引きが展開されながら、中村選手の左足から放たれたボールが美しい弧を描き優しくゴールネットを揺らして2点目。
1本目も2本目もGKの南選手が一歩も動けないFKでしたが、どちらも谷澤選手が壁の前でしゃがみこみ、GKから直接ボールが見えないようにしていた為かなと推測しております。こんな細かすぎて誰も気付かないようなアシストもあってのゴールという事にしておきましょう。

2−0で相手が一人退場で10人となると、どうしても気が緩み、運動量もプレイの質も下がりがちになって、徐々に横浜FCに押し込まれる場面が増えてきました。
そこで、ネイツ選手→阿道選手、井出選手→田中選手の交代で前線の運動量を上げて、間延びを防止してコンパクトな守備の維持を図りますが、一進一退は変わらず。
最終盤の84分に町田選手→田中選手の交代で、逃げ切りモードになるかと思いきや、その田代選手が果敢に前線でボール奪取、走り込んだ阿道選手がボールを受けシュートを放つもGKに弾かれ、そのこぼれ球が逆サイドフリーで走り込んだ田中選手が押し込みダメ押し3点目。
交代選手3人で奪ったゴールで関塚監督もしてやったり。

3−0で試合終了。勝ち点23得失点差12で2位となりました。
長いリーグ戦の序盤戦ですので順位よりも勝ち点の上積みを重視した闘いを続けたいところです。
次節は中2日でアウェイ東京V戦。都内のアウェイですから、中村選手の要請に応えてスタジアムを黄色に染めて、愚直に勝ち点3を取りにいきましょう。

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2015/04/27

2015J2第9節千葉-磐田(フクアリ)観戦メモ

メリッサはもう唄わなくても、いいんじゃないかな。
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4月26日(日) 2015 J2リーグ戦 第9節
千葉 0 - 2 磐田 (16:03/フクアリ/15,051人)
得点者:21' ジェイ(磐田)、90+3' 松井 大輔(磐田)
【主審】木村 博之【副審】高橋 佳久、西橋 勲
【天候】晴 / 21.2℃ / 42%
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不動のスタメンで良い結果を得て好調など言われてきましたが、ケガによるスタメン変更となった前節愛媛戦では敗戦。で、連敗を避けたいこの試合では、勇人選手と森本選手がケガでベンチ外・・・
正直、試合前からイヤな予感は何となくしておりました。
でも、試合が始まってみると何となくボールを支配してチャンスもそれなりに作れているので、こりゃ行けるかなと思ったら、磐田の主力にズドンと決められ失点。
ちょっとしたマークのズレを突かれたうえに、ジェイ選手をマークする大岩選手が慌ててしまったように見えたのが残念でした。

1点を追いかける展開となるも、引き続きチャンスを作り続けて、CKから押し込んだかのように見えた場面もありつつ、後半にかけて時間の経過と共に選手のイライラが募り、ゴール前の精度を失い、磐田のGKにもバシバシ止められ続け万事休す。最後はカウンターで松井選手にゴラッソなトドメを刺されて試合終了。
何とも悔しい敗戦となってしまいました。

この試合、互いのサイド攻撃の攻防が見どころでしたが、ジェフは意外と左右での崩しは出来ていたと思いました。ただ、そこから先の精度が今ひとつでした。
中のターゲットがネイツ選手だけでは迫力に欠け、後半には阿道選手がニアに飛び込みフリーで頭で合わせるもシュートは枠外という惜しい場面もありましたが、こういう所で決められなかった事が勝敗を決したのではと思いました。

磐田は戦前の印象とは全く違い、あまり走らずブロックを作って守備から試合を作る感じで、5バック3ボランチでどん引きだった前節の愛媛まででは無いものの、プライドを捨て去った勝負に徹した闘い方でした。
この闘い方を参考にするかどうかは別にして、泥臭く勝負に徹する闘い方はジェフに最も足りないところ。
上手くいかない試合でも、我慢すべきところは我慢して、粘り強く焦れずに闘いたいところです。

下を向く暇もなく明後日は次節アウェイ熊本戦です。5試合で勝ち点10の目安達成には勝ち点3しかありません。しっかりと準備をして挑みましょう。

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2015/04/12

2015J2第7節千葉-大宮(フクアリ)観戦メモ

チームもフクアリもいい雰囲気です。
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4月11日(土) 2015 J2リーグ戦 第7節
千葉 2 - 0 大宮 (15:03/フクアリ/11,580人)
得点者:77' 井出 遥也(千葉)、80' 井出 遥也(千葉)
【主審】山本 雄大【副審】松井 健太郎、権田 智久
【天候】曇 / 14.6℃ / 66%
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3月から難敵が続くなか、昇格ライバルとの大一番。
朝からの雨も試合開始前にあがり、暑くなく寒くない最適な環境でキックオフ。

キックオフ直後は、大宮が小気味良くパスを回しボールを支配していましたが、ネイツ選手と森本選手のCBへのプレスが効き始めると、中盤のボールハンターパウリーニョ選手が次々とボール狩り。
そこを起点にショートカウンターで大宮ゴールを脅かす場面が増えてきます。
31分には、パウリーニョ選手のボール奪取から左サイドをえぐり、優しいクロスにネイツ選手が頭で合わせるも枠外。前半最大の決定機でしたが、このようにチャンスを逃し続けると・・・という不安が大きくなりつつ0−0のまま前半終了。
後半は、大宮もやっとエンジンが掛かり始め反撃?開始。でもそこはキムヒョヌン選手と大岩選手ががっちりとムルジャ選手を抑え、決定機を作らせません。
唯一、マズいと思ったのが75分頃、ライン裏へラフに蹴られたボールに対して大岩選手がオフサイドのセルフジャッジする中で、ムルジャ選手が抜け出そうとした場面。ここはキムヒョヌン選手が見事な対応でボールへアプローチして事なきを得ましたが、危ない所でした。
このままドローは痛いな、と思い始めた77分、いきなり試合が動き出します。
田中選手が左サイドで持ち上がり、ニアに走り込んだ勇人選手へパス。勇人選手が2人のCBを引き連れながら再び田中選手へボールを返すとダイレクトでクロス。そこへ飛び込んだのが井出選手。GK手前で爪先にボールを当てて、微妙にコースが変化してゴール。
喉から手が出るほど欲しかった先制点をようやくゲット。
さらにその3分後、中村選手の縦パスから井出選手がゴラッソミドルで2点目ゴール。
スカパーで解説していた城福氏が「中村選手がパスを出した後に走り込んだ事でDFを混乱させ、井出選手への対応が甘くなった」と言うように、井出選手の技術とそれをサポートしたチームプレーのゴールというのが嬉しいじゃないですか。

試合は2−0のまま終了。
今回も無失点の嬉しい勝利となりました。
細かい選手同士の駆け引きや、選手交代の采配など、純粋にサッカーとしてもいろいろ面白い試合でした。

大一番での完封勝利はこれ以上無い結果ではありますが、この試合で谷澤選手が通算3枚目の警告を受け、パウリーニョ選手が右ひざを負傷。これからも厳しい相手が続きますので、出場停止やケガなどを極力抑えながら1試合づつ結果を残したいところです。私たちも浮かれすぎないようにしないと・・・
てことで、次節アウェイ愛媛戦も頑張りましょう。

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2015/04/04

2015J2第5節千葉-C大阪(フクアリ)観戦メモ

平日開催はスタジアムに行くのも大変だけど、観戦記書くのも大変...
(以上、言い訳)
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4月1日(水) 2015 J2リーグ戦 第5節
千葉 4 - 4 C大阪 (19:03/フクアリ/12,516人)
得点者:53' ネイツ ペチュニク(千葉)、59' ネイツ ペチュニク(千葉)、70' フォルラン(C大阪)、75' カカウ(C大阪)、80' フォルラン(C大阪)、82' パウリーニョ(千葉)、83' オナイウ 阿道(千葉)、90+2' 山下 達也(C大阪)
【主審】家本 政明【副審】越智 新次、作本 貴典
【天候】曇のち雨 / 10.5℃ / 88%
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J2では圧倒的な経歴の選手が揃っているC大阪をホームフクアリに迎え、無敗同士の大一番。
4月1日で、雨模様で、強風により雨粒が舞いフクアリの屋根が全く機能しない、という悪条件の試合でも12,516人も集まったのは、対戦相手のネームバリュー効果だけでは無く、クラブスタッフの努力の成果と思いたい。

試合は一言で表現すると、前半は動きが少ないつば迫り合い、後半はノーガードの殴り合い、という感じかな。
試合終了後は、2試合続けて見たような疲労感がどっと出るような、内容が濃過ぎる試合でした。
細かく見ると、選手個々の持ち味が発揮された素晴らしい部分と、反省しなければならない部分が明確な内容で、これからのリーグ戦でしっかりとフィードバックしていきたい部分がたくさんあったと思います。
特に守備の部分では、フォルラン選手の異次元のプレーで飛び出すなどJ2レベルを遥かに超越していた所はあったものの、1失点目以降明らかにチームが混乱していた様子が分かったので、良い経験が出来たと言えるように成長の糧にしたい所でした。

それにしても、2-0から一旦は逆転されたところから、よく追い付き逆転できました。
パウリーニョ選手のゴラッソミドルから、阿道選手の逆転ゴールまでの流れは、まさにフクアリ劇場。あのスタジアムの一体感は何度経験してもたまらない至福の時です。
本当はそのまま試合を終わらせれれば良かったですが、追い付かれた悔しさは明日からまた続くリーグ戦のエネルギーに変えて、1試合1試合丁寧に闘っていきたいところです。

次節は連戦でアウェイ京都戦。難敵なうえ智選手との対戦でいろんな思いが交錯しますが、集中して頑張りましょう。

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