« 2015年5月 | トップページ | 2015年8月 »

2015/06/17

2015J2第18節千葉-福岡(フクアリ)観戦メモ

苦しい時こそポジティブに。
Dsc08260
-----------------------------------
6月14日(日) 2015 J2リーグ戦 第18節
千葉 1 - 1 札幌(19:03/フクアリ/9,060人)
得点者:7' 森本 貴幸(千葉)、11' 水野 晃樹(千葉)、35' 金森 健志(福岡)、73' 中原 貴之(福岡)
【主審】野田 祐樹【副審】竹田 和雄、熊谷 幸剛
【天候】曇 / 22.4℃ / 80%
-----------------------------------
「なんで勝てねえんだよ」
試合が終わった直後、興奮状態の時はそんな風に思っていましたが、一晩経って落ち着いてスカパーオンデマンドで試合を見返すと、
「これじゃ勝てねえわ」
と素直に思いました。

その一番の理由は守備。
福岡は最終ラインからのロングボールを前線の中原選手に向けて徹底して蹴り続けてきましたが、それに対してほとんど無策のまま試合を継続してしまったことが、この試合最大のポイントかなと。
無策とは言っても、チームとしては森本選手や町田選手の前線守備でプレスを掛けようとしていましたし、その後方ではボランチのパウリーニョ選手が中盤をケアする意図は理解できました。
でも、それが機能したのは2得点出来た序盤の15分頃まで。
2−0となってジェフの攻撃が落ち着いてからは、前線プレスを外され始めると徐々に押し込まれ苦しくなりました。パウリーニョ選手の存在感が無くなってしまうほどロングボールを放り込まれて、中原選手に当てられたボールも支配されると、間違いなくピンチになってしまう。
そんな中で、キムヒョヌン選手のパスミスによるボールロストを起点に失点。
後半には、サイドからのクロッサーに対するファースト守備も出来ない状態で、放り込まれたクロスボールに大岩選手もろとも吹っ飛ばされそうな勢いで中原選手にヘディングを決められ同点にされてしまいました。

90分通してみると負けなくて良かった試合だったと思いますが、2点先制しただけにやっぱり悔しさが先に立ちます。
2−0になった時にもっと何とか出来なかったのかと。
福岡の逆襲の勢いをいなしながら、試合を落ち着かせる術をチームとして持ち合わせていない事が悔やまれます。

でも、11分までで2ゴール取った攻撃は見事でした。
相手のパスミスから落ち着いて裏にパスを出した町田選手、GKの1対1を落ち着いて決めた森本選手、CKの崩れから右サイドを豪快に走り抜いて美しいクロスを上げたパウリーニョ選手、そのクロスをGKが弾いたボールをダイレクトで打ち抜いて決めた水野選手。
今シーズン苦しんでいる森本選手、やっと帰って来てくれた水野選手、この2人のゴールを目撃して冷静でいられる訳がありません。もう興奮のあまり吠えまくって声が潰れてしまうほど、嬉しかったなあ。
だからこそ、この試合は勝ちたかった。

まあ、どんなに悔やんでも結果は変わりませんから、切り替えて次の試合に挑むしかありません。
まずはアウェイ大分戦に集中です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/06/07

2015J2第17節千葉-札幌(フクアリ)観戦メモ

ネイツ選手の置き土産は勝ち点1。
Dsc08233
-----------------------------------
6月6日(土) 2015 J2リーグ戦 第17節
千葉 1 - 1 札幌(19:03/フクアリ/14,481人)
得点者:15' 福森 晃斗(札幌)、90' ネイツ ペチュニク(千葉)
【主審】福島 孝一郎【副審】中野 卓、和角 敏之
【天候】晴のち曇 / 19.2℃ / 63%
-----------------------------------
うーん、終始モヤモヤな展開でしたが、最後にちょっとだけ希望の光を見せてくれたというか、最悪の事態を回避したような試合でした。

ここ数日の真夏のような陽気から、涼しい風が吹き抜けて半袖では寒さを感じるフクアリ。
高温による運動量低下のリスクは少ないはずで、最後まで走りきる試合を期待してキックオフ。

序盤はボールを支配して分厚い攻撃をかます展開は、ここ数試合と変わらずで、この猛攻の時間帯で先制点を取れないのもここ数試合と変わらず、いつもの展開。
そうすると、ロングボール一発、前線の9番の選手に通され、対応したキム選手が9番に上手く身体を入れ替えられてGKと1対1の大ピンチ。一気に戻って来た大岩選手がショルダータックルで9番を倒して、あわやPKかという場面でしたがノーホイッスルで事なきを得ました。
このプレーをきっかけに少しずつ押し込まれ、何でも無いプレーで大岩選手のハンドを取られてFKを献上。それを見事に24番の選手に決められ先制されてしまいました。
久しぶりの先発だったGK岡本選手が、何度も壁を微調整してニアをケアしていたのですが、そのニアの左隅上をぶち抜かれてしまいました。これは敵ながら24番の選手が素晴らしかったと褒めるしか無いゴールでした。

今シーズン、先制された4試合は全て敗戦。
ここから何とか早い時間帯で追い付きたいところでしたが、時間の経過と共に選手のイライラが募るいつも通りの展開。特にネイツ選手とパウリーニョ選手の2人のイライラは際立ち、余計なカードは絶対に貰うなよという願いもむなしく、2人仲良く1枚ずつ警告を貰うはめに。
これは人間の性格というか特性の問題なのでしょうがない部分でしょうけど、チームとして克服しなければならない部分だと思います。例えば主審の判定に苛立つパウリーニョ選手を「まあまあ落ち着け」とひと呼吸入れることが出来る選手がピッチに1人でも居れば、全く違うと思うのですが・・・
やっぱり、そういう事が出来るのは勇人選手しかいないのかなあ。

と、考えながら後半も決めきれない展開が続き、阿道選手、田中選手、鈴木隆行選手と次々と攻撃的な選手を投入してパワープレーに移行、左右の低い位置からの空爆タイムが続きます。が、がっちり引いた札幌の守備陣に弾かれ危険なプレーは見られなく。
これ、昨年のプレーオフ決勝でも思ったのですが、慌てず騒がず、一旦バイタルでボールを納める攻撃を織り交ぜないと、守る方は守り易いだけ。もうちょっと工夫が欲しい所。
するとピッチ中央でファールを貰ってFKをゲット。
中村選手の左足からのボールに長身選手が雪崩れ込み、その中でネイツ選手が頭で合わせてゴール!
「よっしゃ!やっと追い付いた!」
と思ったら、私の目の前の副審が不穏な動き(笑)
ん?オフサイド?誰が?
すぐさま主審と副審の協議が始まり、ほどなく主審がセンターサークルを指差しゴール確定。
この場面、スカパーオンデマンドで見直しましたが、ファーサイドで飛び込んだキムヒョヌン選手がオフサイドポジションに居た可能性があり、ネイツ選手がその手前で「正当な位置で」頭で合わせてゴールとなったのですが、キムヒョヌン選手がプレーに関与していたか否かがポイントだったのかなあと。
でも、副審が真横の位置でこれらの判断をするのはホントに神業に近い作業なので、キムヒョヌン選手がプレーに関与していたか否かを判断するのは主審の仕事になる。てことで、副審は主審に対して確認をしたかったが為に不穏な動きになったのかなあと思っています(笑)
まあ、私的にはキムヒョヌン選手もオンサイドだったと思ってますがね(笑)

さあ、やっと追い付いた。アディショナルタイム5分。
ここでしたたかにボールを支配して、危険な攻撃をして欲しかったのですが、決定的な場面もなく試合終了。
くやしいドローとなりました。

勝てない試合が続いていますが、やっぱり各クラブとも相当ジェフを研究してきていて、確実に弱点を突かれて苦しい試合が続いています。
でも毎年このようなシーズンを繰り返している訳で、そこでチームとして進化しなければ勝ち点を積み重ねる事はできません。
なので、この試合でスタメンだった岡本選手、水野選手、そして町田選手など、これまでサブに甘んじていた選手の頑張りが必要な時期に来ています。
昨年も天皇杯でサブ組が頑張ったから終盤のリーグ戦での追い上げが成り立ったと思っていますので、今年も私たちをワクワクさせてくれるニューフェイスの登場を期待したいところです。
それと町田選手のリーグ戦初ゴールも期待していますよ。

次節もホームフクアリです。1週間良い準備をして、みんなで頑張りましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/06/04

2015J2第16節群馬-千葉(正田スタ)観戦メモ

さあ、シーズンはここからです!
Dsc08222
-----------------------------------
5月31日(日) 2015 J2リーグ戦 第16節
群馬 2 - 0 千葉(13:04/正田スタ/4,557人)
得点者:56' 江坂 任(群馬)、56' 江坂 任(群馬)
【主審】吉田 哲朗【副審】大西 保、西村 幹也
【天候】晴 / 28.9℃ / 25%
-----------------------------------
週間天気予報ではしばらく傘マークだった前橋地方でしたが、試合前日になると傘マークが晴れマークに変わり、予想気温も30℃超に変化。
twitterのフォロアーさんの中には「最高」と無邪気に喜ぶ声もありましたが、13時キックオフの試合ではそれらはネガティブなものであると長年のJ2経験で知り得ていること。
さらに、この日の正田醤油スタジアムでは試合前から強風が吹き荒み、試合の為に設営されたベンチ、看板らが安全確保のため次々に撤去され、サポが設置したダンマクも運営側の要請により全て撤去。それほどの強風がメインから見て左から右にずっと吹き続ける中での試合。
簡単には行かないだろうなと予想はしていましたが、それが悪い方で当たってしまいました。

いつもの如くコイントスに負けて、前半は風下となりロングボールが風で戻されながらも、パスを繋ぎ群馬ゴールに迫ったのは序盤だけ。
徐々に風に押し戻されるかのように、守備の時間が増え始めます。特に11番の外国人選手のトリッキーなプレイに手を焼き続け、危ないミドルシュートも打たれましたが、何とか落ち着いて守れていました。と、思った矢先の24分、森本選手が右サイド深くのプレーでファールを取られこの試合2枚目の警告で退場。
森本選手のこのプレーに関しては、私はメインアウェイ側で見ていて遠くて全く理解出来ずコメント出来ないのですが、反省すべきは15分に貰った1枚目の警告。ミドルサードで相手のFKの場面で、森本選手がボールから離れずプレーの邪魔をしたと見なされ遅延行為を取られたと思うのですが、かなり勿体ないプレーでした。

前半25分で10人となってしまったジェフ。しかも風下で不利な状況ですから、前半の残り時間でやる事は一つに絞られました。
群馬の攻撃を粘り強く10人で守りきり、なんとか前半を無失点で終える事が出来ました。

後半は風上。前半のような苦しい試合にはならないはず、という希望を持って先制点を目指して攻撃を仕掛けましたが、56分、前掛りとなった所を見事に突かれてシンプルにやられてしまいました。
前半手を焼いた11番に左サイドからクロスを上げられ、背後から飛び込んで来た26番の選手へ対応しきれませんでした。
1点ビハインドで早く追い付きたい所でしたが、そこから押し返す力はジェフには有りませんでした。
60分、右サイドを突破されてDFラインとGKの間に入れられたクロスに再び26番に飛び込まれ失点。

結局、前半に森本選手が退場した瞬間に描かれたであろう群馬のゲームプラン通りに試合が展開された感じで、残り30分はしっかりと群馬に守りきられ無抵抗のまま試合終了。
前節に続く連敗で悔しい結果となってしまいました。

サッカーの難しさ、J2の難しさがモロに出た試合となりましたが、ここで必要以上に肩を落とすことなく無く、次節に向けて良い準備をしなければなりません。
幸い次節はホームフクアリでナイトゲーム。
灼熱地獄も強風地獄も無いはず・・・
あ、相手は札幌か・・・
「俺たちのフクアリ」で、みんなで頑張りましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年5月 | トップページ | 2015年8月 »