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2015/05/25

2015J2第15節千葉-北九州(フクアリ)観戦メモ

私が知る限り、今シーズン最悪の試合でしたが、もう一つ。
私が知る限り、今シーズン最悪の円陣ダッシュでした。
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5月24日(日) 2015 J2リーグ戦 第15節
千葉 1 - 3 北九州 (16:03/フクアリ/10,409人)
得点者:13' 小松 塁(北九州)、47' 小手川 宏基(北九州)、52' 小松 塁(北九州)、90' 大岩 一貴(千葉)
【主審】岡 宏道【副審】唐紙 学志、藤沢 達也
【天候】晴 / 21.8℃ / 60%
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「今日唯一良かったことは、最低のプレーをしたのが選手全員だったことだ。」
2003年シーズンを目撃した、古いジェフサポならよくご存知の語録が蘇るような試合でした。
関塚監督も「今シーズンで一番悪い出来だった」とコメントしていますので、12年前のホーム神戸戦に0−3で敗戦した当時の監督と同じ憤りだったと思います。

試合を振返ると、前節の金沢戦と同じくキックオフ直後の10分間は、完全に北九州を自陣に釘付けにして猛攻を仕掛けましたが、先制に至らず。
そして北九州の最初の攻撃機会で、あっさり失点。
フクアリ全体が、キツネにつままれたかのような、にわかに信じ難い現実に直面したような空気が漂い始めましたね。
「今年も北九州にやられてしまうのか・・・」
この失点を振返ると、実にロジカルもので、攻撃で前掛りになったジェフの左サイド裏にボールを運ばれ、中村選手の寄せが甘い中で小手川選手が正確なクロスを放ち、ゴール前で長身の小松選手がキム選手に競り勝って頭で合わせたと。
最も警戒しなければならない選手2人に簡単にやられてしまったのは、本当に残念でした。

それでも、試合序盤の失点。
ここからいくらでも挽回出来る、と気持ちを立て直して反撃したかったのですが、ゴールが入らない。シュートが枠に行かない。
金沢戦前にジェフの選手達が口を揃えて発した「焦れずに」という言葉を忘れ去ってしまったのかと愚痴りたくなるほど、時間の経過と共にジェフの選手達はイライラを募らせていましたね。
で、前半終了間際にパウリーニョ選手がイエローカードをもらってしまいました。
この警告に至るプレー、あくまでも私の推測ですが、北九州に狙われてしまった気がしています。
北九州の小松選手がロングフィードを受けに、わざわざパウリーニョ選手に競りに行ってましたからね。ボールの落下点の身体の入れ合いでパウリーニョ選手のイライラ満載の肘が小松選手に当たってしまいました。言い訳の出来ないプレーです。

そして、このパウリーニョ選手の警告が、後半の2失点に繋がってしまいます。

後半開始直後から、北九州はパウリーニョ選手に食い付かせてからボールをバイタルエリアに運んで、立て続けて見事に2ゴール。
前半の警告の為か、パウリーニョ選手の寄せに迫力が無く、あっさりとかわされた末の失点となってしまいました。
北九州としてはパウリーニョ選手との競り合いで勝てれば、一気にチャンスになるという作戦だったと思いますが、それが前半の警告と後半の2ゴールに繋がったということでしょう。

2012年、2014年に続き、今年もフクアリで北九州に3失点。
残り時間で、1点でも多く取り返して欲しかったのですが、結局北九州の堅い守りを崩せず、というか、シュートを打っても打っても決めきれず、アディショナルタイムに入る直前に大岩選手が頭で押し込んだのがやっと。
途中交代で入った水野選手のポストを弾く惜しいFKがあったりしましたが、ゴールに入らなければ記録にも残らず、7分間のアディショナルタイムもあっさり経過して試合終了。

まあ、負ける時はこんなもの。
攻めても攻めても決めきれなければ、こんな試合になってしまいます。振返ると、今シーズン負けた試合、さらにドローで終わった試合も、そんな試合ばかり。
チームとしてのプレー精度をもう一段上げて、次節の群馬戦から出直しです。

そして勝ち点もついに目標値を2ポイント下回って第3タームを終了。
次の5試合で挽回出来るよう、またみんなで頑張りましょう。

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2015/05/19

2015J2第14節千葉-金沢(フクアリ)観戦メモ

ここが踏ん張りどころ
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5月17日(日) 2015 J2リーグ戦 第14節
千葉 1 - 1 金沢 (16:03/フクアリ/11,396人)
得点者:60' 井出 遥也(千葉)、90+1' 辻 正男(金沢)
【主審】飯田 淳平【副審】五十嵐 泰之、西尾 英朗
【天候】晴 / 24.1℃ / 52%
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リーグ序盤戦の大一番、金沢戦。
失点数が1位の金沢と2位のジェフの対戦とあって、固い試合になるだろうと誰もが思う所ですが、キックオフ直後にいきなりビックチャンス到来。
右からのアーリークロスのディフレクションがポッカリ空いたバイタルエリアに跳ね返り、そこに詰めた健太郎選手がダイレクトボレー。ボールは鈍い音と共にクロスバーに弾かれ「あぁ」とため息。
15分までの時間帯でボールを支配してパスを回し、セカンドボールも拾いまくって圧力を掛け続けたジェフですが、ゴールが奪えないまま試合が落ち着き始め、前半は0−0。
コイントスで逆サイドを選択した金沢に対して、前半にゴールを奪えなかった事が非常に痛かったし、金沢のプラン通りであったと思います。

後半、金沢の前線が盛んに裏を狙い始めジェフの最終ラインがにわかに慌ただしくなると、全体が間延びし始めて中盤でのプレスも効かなくなり、ボランチの秋葉選手が積極的にミドルシュートを撃ち始め、雲行きが徐々に怪しくなってきます。
そこで関塚監督が切った1枚目のカード、田代選手→井出選手が大当たり。
金沢のCKをGK高木選手が直接キャッチ。そこから大カウンター発動で、大岩選手がドリブルで持ち上がり、左サイドライン際の井出選手へパス。足元でボールを受けた井出選手はそこからドリブルを加速させてゴールに一直線、PA内で待ち構えたDF2人をあっさりかわして右足一閃。GKが反応を諦めるほどの弾丸ショットがゴールに突き刺さり先制。
これまでガッチリとブロックを固められた金沢の守備を攻めあぐねて募らせたイライラを、粉々にぶっ飛ばした痛快なゴールでした。

良し、これで勝てる。
と勢い付いたものの、ここから時間の経過と共に金沢の攻撃の迫力が増していき、守備の時間が長くなり、ラインも下がりっぱなし。
それでも1プレー1プレーでしっかりと集中した守備でピンチを断ち切り、あともう少しと思った90分過ぎ、ジェフの右サイドからのクロスのディフレクションから鋭いクサビパスを入れられ失点。
バクスタの私からの視点では、クサビを受けた金沢の選手が完全にオフサイドポジションに見えたので、ゴールが決まってからも「オフサイドだろ」と副審に視線を移しても、副審はノーアクションでセンターライン方向に走り出し、失点が現実と認識できました(苦笑)
帰宅後、スカパーオンデマンドでチェックすると、金井選手が思いっきり残っていたので、微妙な判定どころかイージーな判定であった事がよく理解出来ました(笑)
解説の水沼氏曰く「金井選手は、クサビパスを入れた選手にシュートを撃たれると思って、カバーのポジションに入ったのでは・・・」とのことでしたが、結果的にラインを一気に上げるセオリーの場面で1人だけ残ってしまった事は、明らかなミス。
これまでの試合で何度も金井選手の活躍で助けられましたので、このミスは受け入れないと。今後の試合での挽回を期待したい所です。

失点して同点にされた時点で残り3分ちょっと。
そこからジェフの猛反撃が開始。残り2分の場面で阿道選手→森本選手のカードが切られ、攻撃あるのみ。
左サイドを攻略して、田中選手が絶妙なタイミングでクロス。その先で待ち構えるどフリーの森本選手が頭で合わせてゴール!と思ったら、バシッ!という鈍い音を発してボールはクロスバーを叩き、直下にバウンドしてGKにかき出されてしまいました。
すると数人のジェフの選手が凄い勢いで主審と副審に詰め寄り、何やら抗議。
私の位置からは何が起こったのかさっぱり分からなかったのですが、バーに叩かれたボールがバウンドした際にゴールラインを割っていたのでは・・・ということを後から知りました。
まあ、後からどんなにビデオを見直しても判定は覆らないので、諦めて受け入れるしかないのですが、そんなことより、どフリーで頭で合わせた森本選手がスッキリと決めないと。
昨年のリーグ終盤線で神掛り的な大活躍でゴールを量産した森本選手ですが、今年はツキが無いというか、なかなかゴールを決められず、ケガも重なって苦しんでいます。前線守備での貢献が大きいとはいえFWとしてはゴールを決めて存在感を示したいところでしょう。
でも見方を変えると、この試合、たった2分間の出場でも見せ場を作っている訳で、これからも焦れずに頑張って欲しいと思います。まずは体調を整えてスタメンでね。

てことで、試合は1−1のドロー。
勝ち点2を失ったような試合となってしまいました。
でも、昇格初年度の金沢にチームの修正点をいろいろ教わったと前向きに捉えましょう。授業料は勝ち点2ということで。
次節はホームで北九州戦。
昨年はダブルを決められた難敵です。今年は昨年のようなチームの勢いは見えないものの、油断せずにしっかりと準備をして挑みたいところです。
サポも試合前のイベントで満足して燃え尽きる事無く、試合に集中して闘いましょう。

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2015/05/07

2015J2第12節東京V-千葉(駒沢)観戦メモ

リスクを冒すことが出来ないままスコアレスドローで終わった、イビツァ・オシムさんの誕生日。
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5月6日(水) 2015 J2リーグ戦 第12節
東京V 0 - 0 千葉 (13:03/駒沢/7,996人)
【主審】窪田 陽輔【副審】村井 良輔、藤井 陽一
【天候】晴 / 21.7℃ / 32%
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GW5連戦の4試合目。
天候は快晴、13時キックオフのアウェイというネガティブポイント満載な試合となりましたが、駒沢スタジアムの半分以上を黄色に染めたジェフサポの気合いで選手を後押ししたいところ。

序盤から中盤での潰し合いが続き、互いに決定機が作れず、静かなまま前半が終了。
後半、暑さと疲労で運動量が落ち始めると、押し込まれる場面も徐々に増え「あぁヤバい!」という場面が少なくとも3回ほどありましたが、GK高木選手の好守とゴール前の低い精度に助けられ何とか無失点。
ジェフのチャンスらしいチャンスは、最終盤に右サイドの崩しから阿道選手の鋭いシュートをGKに弾かれた場面くらい。
正直、負けなくて良かったという試合でした。

帰宅後、スカパーオンデマンドで復習した際、「東京Vの中後選手のように、ダブルボランチのどちらか1人がPA内まで攻め上がると必ずチャンスになっている。」と解説の幸谷さん。
翻ってジェフのダブルボランチを見ると、守備的なパウリーニョ選手に対して佐藤健太郎選手の攻め上がりが少ない分、攻撃に迫力が欠けると。
まあ、それはそうなんだけど、この試合でジェフに足りなかった所は他にもいろいろあって、例えば前線のネイツ選手、町田選手、谷澤選手でボールが納まらなかったことや、サイドからのクロスがほとんど短く、手前でクリアされてたとか、主審の特性を利用しようとファールをもらいに行き過ぎたとか。
フィジカル的に非常にキツい試合であった中で、もう少し頑張れば、もう少し粘れば、活路を見出せていたかもしれないという悔しさが残る試合でした。

次節も中2日でアウェイ讃岐戦。
累積警告で谷澤選手が出場停止で、ケガ人も出始めている台所事情が苦しくなり始めていますが、5連戦の最終戦はチーム総力で闘いきることに期待しましょう。

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2015/05/04

2015J2第11節千葉-横浜FC(フクアリ)観戦メモ

久しぶりに穏やかな気持ちで90分を過ごせる試合でした。
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5月3日(日) 2015 J2リーグ戦 第11節
千葉 3 - 0 横浜FC (16:04/フクアリ/13,909人)
得点者:17' 金井 貢史(千葉)、53' 中村 太亮(千葉)、90+2' 田中 佑昌(千葉)
【主審】榎本 一慶【副審】田中 利幸、中野 卓
【天候】晴 / 22.7℃ / 60%
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5試合を1タームとして、勝ち点10/タームを目標とすると、前節の第2ターム終了時点で勝ち点20は目標値ギリギリの状態。
第3タームの1試合目となるこの試合で勝ち点3を取って、少しでも貯金を貯めておきたいところです。

キックオフ早々、最終ラインから鋭い縦パスが前線に入り、町田選手のワンタッチヒールでネイツ選手が抜け出しGKと1対1。「行け!!!」という思いとは裏腹にネイツ選手から放たれたボールは無情にも枠外。
開始数秒でのビックチャンスで、横浜FCの選手の目が覚めたか、そこからは一気に固い展開になってしまいました。
こんな時はセットプレイに期待、てことで、17分のCKでファーでどフリーとなった金井選手がドンピシャで合わせて先制ゴール。
横浜FCの選手がGKに対するファールをアピールするも逆に佐藤謙介選手が異議で警告。これが合計8枚乱れ飛んだ警告の1枚目。
結局、この時の主審に対するイライラが警告を生み、さらにイライラを募らせる負の循環の始まりとなってしまった感じでした。
特に今シーズンのファール判定のテーマであるホールディングの基準が素人目にも定まっておらず、それで警告が出されてしまう展開に横浜FCの選手の苛立ちにちょっと同情しましたが、この不安定な判定を受け入れながら賢くプレイする事が大事な訳で、その点ではジェフの選手が上手く対応していたと思います。

前半終了間際に再びネイツ選手にビックチャンスが訪れましたが、これも決めきれず前半は1−0のまま終了。

後半、横浜FCは寺田選手がサイドから中央にポジションを変えて巻き返しを図ってきましたが、ギアを一段上げて突き放しに掛かってきたジェフ。
金井選手の頑張りで得たFK、中村選手がクロスバーを僅かに越える惜しいキックを放ちますが、これが伏線となり、再び得たFK。
谷澤選手へのファールで市村選手に2枚目の警告が出て、ピッチ上で揉めたことで若干時間が掛かり、いろいろな駆け引きが展開されながら、中村選手の左足から放たれたボールが美しい弧を描き優しくゴールネットを揺らして2点目。
1本目も2本目もGKの南選手が一歩も動けないFKでしたが、どちらも谷澤選手が壁の前でしゃがみこみ、GKから直接ボールが見えないようにしていた為かなと推測しております。こんな細かすぎて誰も気付かないようなアシストもあってのゴールという事にしておきましょう。

2−0で相手が一人退場で10人となると、どうしても気が緩み、運動量もプレイの質も下がりがちになって、徐々に横浜FCに押し込まれる場面が増えてきました。
そこで、ネイツ選手→阿道選手、井出選手→田中選手の交代で前線の運動量を上げて、間延びを防止してコンパクトな守備の維持を図りますが、一進一退は変わらず。
最終盤の84分に町田選手→田中選手の交代で、逃げ切りモードになるかと思いきや、その田代選手が果敢に前線でボール奪取、走り込んだ阿道選手がボールを受けシュートを放つもGKに弾かれ、そのこぼれ球が逆サイドフリーで走り込んだ田中選手が押し込みダメ押し3点目。
交代選手3人で奪ったゴールで関塚監督もしてやったり。

3−0で試合終了。勝ち点23得失点差12で2位となりました。
長いリーグ戦の序盤戦ですので順位よりも勝ち点の上積みを重視した闘いを続けたいところです。
次節は中2日でアウェイ東京V戦。都内のアウェイですから、中村選手の要請に応えてスタジアムを黄色に染めて、愚直に勝ち点3を取りにいきましょう。

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