2014/12/09

2014J1昇格プレーオフ決勝 千葉-山形(味スタ)観戦メモ

3度目の卒業追試。失敗。
Dsc04667
------------------------------------
12月7日(日) 2014 J1昇格プレーオフ 決勝
千葉 0 - 1 山形 (15:30/味スタ/35,504人)
得点者:37' 山崎雅人(山形)
【主審】松尾 一【副審】山内 宏志/平間 亮
【天候】晴 8.8℃ 34%
------------------------------------
長くて色々あった2014シーズン最後の試合も、笑顔で終えることが出来ませんでした。

この日は開場1時間前からゴール裏の待機列に並んだのですが、その時間には既に多数のジェフサポで長い列が成され、和やかな空気の中にも静かな闘志と緊張感が感じられるプレイオフ独特の雰囲気でした。

それにしても、ジェフサポの皆さんよく集まりました。
ホームゴール裏1階はあっという間に埋まり、2階席も徐々に埋まり始め、試合開始前には2階席バックスタンド側に次々とエリアが拡張される様子が非常に誇らしく思えました。
報道によると2万人超も集まったとされるジェフサポが発する声と熱は、鳥肌もの。
この空気は2年前のプレイオフ三ツ沢で感じたよりも、圧倒的に大迫力なものでした。
こんな押し寄せるような黄色の熱い空気。2008年最終節以来かな。

こんな素晴らしい空気で、負ける訳が無い。
と、思って臨んだ試合でしたが、ジェフが最も苦手とするJ2的な闘い方に引き込まれ・・・

J2に5年も居て、J2的な闘い方をするチームが最も苦手なんて、ちゃんちゃら可笑しな話しですが、悲願の昇格が掛かった大事な試合でも同じようにやられてしまった。これが現実です。

何でJ2で勝てないのか、いや勝ちきれないのか。
私たちに足りないものは何なのか。

私は2010年J2初年に昇格失敗した時から、私たちに足りないものは「流した涙」なんだとずっと思っておりました。
でも、この日何度目かも分からないくらいの涙を流してやっとそうじゃないと気づきました。
遅すぎですが(笑)

じゃあ何が足りないのか。
これはもしかして、何かが足りないのではなく、何かが余計なものがあるのでは・・・
何か余計なモノを取り去れば、払い除ければ、下ろしてしまえば、J1に行けるのか?
という事で、これからそっちの方向で考えてみたいと思います。

他にもこの敗戦に思う所はまだまだたくさんありますが、今日はこの辺で。

2014シーズン、皆さま1年間お疲れさまでした。

最後に、山口智選手へ。
3年間J2のジェフで共に闘っていただき、感謝の気持ちしかありません。
残念ながら、昇格は叶いませんでしたが智選手が残してくれた多数の厳しい言葉と熱い思いは、ジェフの未来を担う若い選手のハートに刻まれているはず。
きっとクラブスタッフも同じでしょうし、もちろん、私たちサポーターのハートにも深く深く刻まれています。
3年間、ほんとうにありがとうございました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/11/16

2014J2第41節千葉-富山(フクアリ)観戦メモ

yes,yes,yes,yes,Yes we can!
Dsc03931
-----------------------------------
11月15日(土) 2014 J2リーグ戦 第41節
千葉 2 - 1 富山 (16:03/フクアリ/10,199人)
得点者:53' 宮吉拓実(富山)、58' 森本貴幸(千葉)、63' ケンペス(千葉)
【主審】小屋 幸栄【副審】高橋 佳久/馬場 規
【天候】晴 15.4℃ 28%
-----------------------------------
ライバルが早い時間に試合を終えた結果、負ければ7位まで転落する状況の中で始まったこの試合。

ボールポゼッションは高いけど、ゴールを脅かすプレーがなかなか出ない中、ハーフカウンター一発で失点。
DFラインの隙をついて抜け出した宮吉選手も素晴らしかったけど、右足アウトに掛けたラストパスを出した森選手も素晴らしかった。

プレッシャーが掛かる試合で、自由奔放にプレーするチームに屈してしまう姿はJ2暮らしの中では見飽きた光景。
でも、ここからエンジンがようやくかかりあっという間に逆転してしまうのだから、最近のジェフは本当に頼もしい。

58分、兵働選手からのクサビのパスをDFの間で谷澤選手が受けて、裏に抜け出した町田選手に向けてスルーパス。町田選手がエンドラインギリギリでボールに追い付き浮き球クロス。
そのボールを森本選手が丁寧に頭に合わせて同点。
このプレーで秀逸だったのが森本選手の動き。クロスが上がった時はゴール前には森本選手1人に対して富山のDFは3〜4人と非常に不利な状況でしたが、町田選手の動きに対して森本選手がニアに走り込む動きを見せて急停止。これで一瞬にしてDFを剥がしてフリーになって決めたゴールでありました。

同点になってからは一気に勢いが増し、焦りからか富山のファールでゴール正面で得たFK。
ちょうどこのタイミングで兵働選手→ケンペス選手の交代。
中村選手から放たれたFKは右サイドのケンペス選手のドンピシャ合うもボールは無情にクロスバーに直撃。
しかしそのセカンドボールをキープして左サイドから2次攻撃で中村選手が抜け出してふわりとしたクロス。
この「ふわりとしたクロス」が大好物なケンペス選手が再びゴール前に飛び込み逆転ゴール。

富山の先制点からケンペス選手の逆転までの10分間、一気に試合が動き出して次々と展開するからサッカーは面白い。

残りの時間は、互いにカウンター合戦になりかけて危ない場面もありつつも、何とか逃げ切り試合終了。
最大ミッションの勝ち点3を得る事が出来ました。

次節はついに最終節。
結果によって、プレイオフを有利に闘えるか、不利な状況で闘うのか、はたまたプレイオフに出れないか、全てが決まります。
兎にも角にも、最後の勝ち点3にこだわり、一丸で頑張りましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/11/02

2014J2第39節千葉-磐田(フクアリ)観戦メモ

悔しいなあ。。。
Dsc03752
-----------------------------------
11月1日(土) 2014 J2リーグ戦 第39節
千葉 2 - 2 磐田 (19:03/フクアリ/14,575人)
得点者:32' 伊野波雅彦(磐田)、55' 幸野志有人(千葉)、61' 大岩一貴(千葉)、73' 山崎亮平(磐田)
【主審】岡部 拓人【副審】山際 将史/間島 宗一
【天候】雨 17.2℃ 92%
-----------------------------------
「肉でも魚でもない」
そんな結果。
磐田にしてみれば、ライバルに対して試合数を1つ消化させたという大きな成果。そう思うとなおさら悔しい気持ちがぶり返してきます。

でも、内容は非常に面白い試合でした。
キックオフ直後から互いに運動量豊富に動き回り、巧みなパス回しと個人技で攻め合うサッカーはホント久しぶりに見た気がします。
フィジカル重視のハイプレスと敵のストロングポイントを徹底的に潰してくるJ2サッカーに慣れてしまったもんで、久しぶりにJ1チックなサッカーを堪能した気分です。
そうは言っても、この試合を面白いと感じさせ理由はそれだけではなく、両チームの選手の気迫がビンビンに感じたからでしょうね。身体を張った玉際の争いは本当に迫力が凄かった。

前半の失点は、現地のバクスタホーム側からの目線では状況が全く分からなかったのですが、伊野波選手に見事な股抜きシュートを撃たれてたのですね。ニアで前田選手らが潰れた事によってファーの守備にほころびが出てしまった瞬間をやられてしまいました。

しかしながらこの失点で、若干動きが固かったジェフの選手が吹っ切れたようにその後の動きが良くなって行ったような気がした後半、一気に試合が動き始めました。

55分、森本選手が中央でDF2人に挟まれながらもPA内にドリブル突破したことで空いたスペースに侵入した幸野選手にラストパス。シュートコースが空いたファーポスト側にDFもGKも飛び込む瞬間に右足を振り抜き、ボールはニアポスト側へコロコロとゴールイン。
ボールがゆっくりとゴールに入る時はまるで時間が止まったかのような不思議な瞬間でした。
「入れ!入れ!」というジェフサポの強い想いがボールを後押ししたかのような・・・ちょっと大袈裟かな。。。

この同点ゴールでフクアリに火がつきました。
これで行けるという雰囲気が高まり、チャントの歌声と手拍子に力がこもります。
関塚監督はすかさず勇人選手→大岩選手のカードを切って、ボランチと右サイドの守備を厚くして、同時に大岩選手の攻撃力に期待をかけてきました。
するとその采配が見事に的中。
61分、右サイドで大岩選手が粘ってボールをキープした後に左へサイドチェンジ。そのボールを受けた中村選手が遠目の位置からミドルシュートを放つと、GKがキャッチしきれず前方へファンブル。それに谷澤選手が飛び込みスライディングシュート。ボールは右側のポストに弾かれますがそこに詰めていたのが、大岩選手。
無人のゴールにボールを押し込み逆転。

もうフクアリは大爆発。
一気に歓喜の雰囲気に包まれました。

もちろん私もいつものようにアホになって言葉にならない声を発して喜びましたが、ふと冷静になって時計を見るとまだ後半15分。
いやあ、1点を守りきるには時間が長過ぎる。
この試合、勝つ為にはもう1点必要だ、と思い応援再開。
しかし、名波監督が切った最初のカード(松井選手→山崎選手)により、徐々に押し返されてきた気がします。
そして73分。
左サイドでロングフィードの応酬の末に、山口慶選手が苦し紛れに長いバックパス。ターゲットとされたキム選手へは方向も強さも合わずにボールは点々とピッチ中央を転がると、そこへ磐田の山崎選手が猛突進。
でも、キム選手か山崎選手のケアに走った大岩選手のどちらかが先にボールに触るだろうと見ていたら、ここでキム選手と大岩選手がお見合いするかのように譲り合った瞬間に山崎選手がボールに触り、GKと1対1。
そこで放たれたシュートに対してGK高木選手がボールを止めて「危なかった・・・」と思ったら、なんと高木選手が止めたボールを見失い、再び山崎選手にボールを奪われ万事休す。
あっさりと同点にされてしまいました。

単純なミスによる失点ではありますが、長々と記したように3つくらいのミスが連続してしまった末の失点なだけに、本当に悔いが残る場面でした。

ここから気持ちを奮い立たせて3点目を狙って闘いたい所でしたが、ジェフも磐田も足が止まり始め互いに有効な攻撃が出来ず、試合終了。
2−2の悔しいドローで勝ち点1を分け合う結果に終わりました。

帰りの電車の中でふと2003年アウェイ磐田戦を思い出しましたが、スコアも得点経過も今回とほぼ同じ試合なんですね。
当時は2失点目の起点となったクロスへの守備が甘かった坂本隊長に対して、試合後ロッカールームでオシム監督が「坂本のせいで勝てなかった」と責任を追求したのは有名なお話し。
今回はプレスカンファレンスで関塚監督が、バックパスをした山口慶選手に対して言及していますが、このように細かいプレー一つ一つに拘る事が、勝利を徹底的に追及する事に繋がるのですよね。
ややもすると戦犯の吊るし上げ的な批判が起きそうですが、全ては勝つため、J1に昇格するため。
勝つチームにはこれくらいの厳しさは必然だと思いますので、どんどんチーム力を上げて欲しいと思います。

磐田は調子が上がらないと言いながらも、若い4番の小林選手を中心に攻撃をしかけ、ジェフは最後まで手を焼かされた印象でした。さらにベテランの駒野選手、前田選手も相変わらずで、セットプレーは本当に怖かった。
でも、歯が立たなかった4月の対戦と比べると、互角に勝負出来た事を良しとしたいところです。
これからジェフがJ1に上がる為にはもう一度磐田と対戦して勝たなければなりません。

てことで、そのシチュエーションを目指して、一戦必勝で残り3試合頑張りましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/10/21

2014J2第37節千葉-大分(フクアリ)観戦メモ

しびれました。ビリビリと。
Dsc03453
-----------------------------------
10月19日(日) 2014 J2リーグ戦 第37節
千葉 2 - 1 大分 (16:03/フクアリ/10,326人)
得点者:15' 谷澤達也(千葉)、89' 為田大貴(大分)、90' 森本貴幸(千葉)
【主審】西村 雄一【副審】越智 新次/村井 良輔
【天候】晴 20.6℃ 50%
-----------------------------------
サッカーの試合を見て涙を流したのは、2年前のプレーオフ決勝の時以来。
この試合で涙した理由は、失点直後の90分に森本選手のゴラッソが飛び出したから、だけではありません。

89分、為田選手の見事なゴールで同点とされ、いつもならば「あぁ・・・」とフクアリ全体のため息と共に力が抜ける場面だったのに、すぐさまLet's go JEFのチャントが大音量で歌われ、しかもその歌声に呼応して私が居たバックスタンドからも一斉に手拍子が打たれた時に、心が揺さぶられました。

いつもならば、「何やってんだ!」「勝つ気あるのか!」というマイナスオーラ満載のヤジが当たり前のように響くなかで、せめて自分だけでも前向きに・・・と無理矢理に心を奮い立たせるような修行の場となっていたフクアリだったのに、絶対に勝ち点3が欲しい試合で89分に追いつかれても諦めずに大音量での応援。

この光景は、失点した事も忘れるほど本当に嬉しかったし、感動しました。

そして、森本選手のゴラッソ。

もう涙腺崩壊です。
サポの応援で選手が力を込めて走り、選手の頑張りにサポの心が動き更に声を出す。
私たちの応援が選手とシンクロしたような心地良さは、実際に体験してみないと絶対に理解出来ない感覚です。

降格した2009年からしばらくの間は、この感覚を完全に忘れておりましたが、この試合で見事に蘇りました。
この1勝はただの1勝では無いですね。きっと。
残り5試合とプラスα、そして天皇杯、この感覚を何度でも再現させるという明確な目標が出来たことは本当に大きい収穫だと思います。

次節アウェイ群馬戦、頑張りましょう。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2014/10/05

2014J2第35節千葉-福岡(フクアリ)観戦メモ

もう10月か。
Dsc03165
-----------------------------------
10月4日(土) 2014 J2リーグ戦 第35節
千葉 3 - 0 福岡 (16:03/フクアリ/7,884人)
得点者:60' 森本貴幸(千葉)、62' 中村太亮(千葉)、65' キムヒョヌン(千葉)
【主審】佐藤 隆治【副審】名木 利幸/聳城 巧
【天候】曇 24.4℃ 59%
-----------------------------------
今シーズンは試合内容も結果も、なかなか勢いがつかないというか、波に乗れない感じで順位も同じエリアを行ったり来たりでモヤモヤが続きますよね。
そういう意味では、この試合は久しぶりにスカッとするような快勝でした。

とは言っても、前半はいつものジェフ。
最終ラインを高く保ちボールホルダーを激しく潰しにかかる福岡に対して、ショートパスを繋いでいなすところまでは良いものの、アタッキングサードでのちょっとしたパス精度が悪く、簡単にボールを失う場面の連続。
主導権は明らかに握れているものの、迫力ある攻撃を仕掛けられないもどかしさが残ったまま前半が終了。

なんかいつもと同じ雰囲気な試合だなあと思いながらの後半。
前半に引き続き、右サイドを深くえぐったり、前線の森本選手にクサビのパスをズバッと入れたりと、攻撃の形は出来るものの、放たれるシュートは全て枠外で、ため息の連続。

でも、突然ケチャップの詰まりが解消しました(笑)

60分、健太郎選手から前線の森本選手へやさしいロングパス。森本選手が右足でトラップしながら身体を上手く回転させながら左足を一閃。先制ゴール。
それまで何度も健太郎選手や智選手から縦パスが森本選手に通ってましたからね。やっとゴールに繋がったかという感じでもありましたが、身体を捻って腰の回転を効かせた左足のシュートは流石でした。森本選手。

この先制点で一気に均衡が崩れ、直後、中村選手の2点目が決まります。
ジェフが右サイドで2、3回のパス交換の間に、がら空きの左サイドをスルスルっと中村選手が駆け上がり、そこをめがけて満を持して幸野選手がサイドチェンジの正確なロングフィードがズバッと入れて、あっという間にGKと1対1。
慌ててシュートブロックに飛び込む三島選手を簡単に交わして、難なく中村選手が決めてくれました。
リプレイを見ると、中村選手が三島選手を交わした段階で、後ろで勇人選手がバンザイしていましたね(笑)

更に65分、福岡のCKからのカウンター、キム選手から町田選手にボールを繋ぎ、一旦タメてからダイアゴナルに走り込んだ幸野選手にスルーパス。オフサイドを主張する福岡の選手を尻目に幸野選手がゴール前でDFを引き付けて逆サイドにグラウンダークロス。そこに走り込んだのが、なんと最初にパスを繋いだCBのキム選手。
追いすがるDFをかわしながらキム選手がボールをゴールに流し込み3点目。

この5分間の3ゴールで勝負が決しました。
あとは無失点で終わらせたい。と思ったのは私だけなのか、その後の関塚監督の采配は、井出選手、ケンペス選手、兵働選手の投入と、実に攻撃的。
そのお陰で、試合終了までダラダラすることなく、スリリングなサッカーを見ることが出来ました(苦笑)

4週連続のホームゲームのラストを勝利で締めくくる事が出来て、まずは良かったです。

残り7試合、最低限の目標はプレイオフ圏内ということなんでしょうけど、順位が近いライバルとの対戦と下位の残留争いのクラブとの対戦と、非常に難しい試合が残ります。

試合結果に一喜一憂する事なく、最後まで諦めずに1試合づつ集中して頑張りましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/09/21

2014J2第32節千葉-岐阜(フクアリ)観戦メモ

青白い炎のように、メラメラと熱く闘いましょう。
Dsc02871
-----------------------------------
9月20日(土) 2014 J2リーグ戦 第32節
千葉 1 - 0 岐阜 (19:03/フクアリ/7,276人)
得点者:15' 谷澤達也(千葉)
【主審】吉田 寿光【副審】大塚 晴弘/三原 純
【天候】曇 19.9℃ 77%
-----------------------------------
中5日間でまたまたフクアリ。
でも気温は一気に下がって秋の気配がより濃くなりました。

気温が下がれば、運動量も上がる・・・という願望が通じたのか、ジェフの選手の運動量は半端無かったですねえ。
試合後のプレスカンファレンスで岐阜のラモス監督曰く「すごく気迫があって、千葉の選手の気持ちが全然違った」と。まあほとんど岐阜の選手に対する当てつけ的なコメントだと思いますが、気持ち重視のラモス監督にお世辞でも評価されるのは悪い気はしないなと(笑)

特に町田選手の攻守に渡る貢献度はすごかった。
この試合唯一の得点となった谷澤選手のゴールも町田選手の裏への飛び出しがポイントになりました。(その前過程の井出選手のライン際での粘りと山口慶選手の2タッチ目でのロングフィードもブラボーでした)
しかし町田選手がその嫌らしさを発揮していたのは守備の場面。前線での執拗なチェイシングが非常に効果的で、前半に岐阜が何も出来なかった要因の一つになっていた気がします。

ある意味この調子なら終盤まで主導権を握ったまま最後まで行けるか・・・と思ったものの、甘くはなかったですね。
56分、元ジェフの岐阜の益山選手が2枚目の警告で退場となってから、岐阜の選手のスイッチが入ってしまった感じでした。1点差で負けている状況で数的不利になった訳ですから、もう攻めるしかないですからね。
直後、遠藤選手のドリブルからのシュートは岡本選手の奇跡的なファインセーブで防いだものの、完全にやられた感じで肝を冷やしました。
そんな岐阜の半ば捨て身の攻撃に対して、11人のジェフとしてはカウンターのチャンスが山ほどあった訳ですが、残年ながら得点する事は出来ず。
田中選手の負傷によりスクランブルで出場した阿道選手が右SHだったためかもしれませんが、もう少し落ち着いてプレーすれば2点目を奪って、ピッチ上の21人の選手全員が楽になれたのに・・・

結局、AT3分を無事に守りきり試合終了。
後半は数的優位ながら苦しんだ試合でしたが、1−0で勝利となりました。

試合終了後に佐藤勇人選手がインタビューで語っておりましたが、ここ数試合の課題を何とか克服しようとチームとしても、勇人選手としても、考えて努力して準備していたとのこと。
試合に出場する選手のみならず、チーム全体で課題を共有して試合に立ち向かうことが出来れば、残り10試合も何とか結果を出してくれるのではないか。と、希望を持ってフクアリをあとにしました。
私たちも頑張らねば。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/09/15

2014J2第31節千葉-北九州(フクアリ)観戦メモ

ヤングジェフのほろ苦体験・・・
Dsc02802
-----------------------------------
9月14日(日) 2014 J2リーグ戦 第31節
千葉 1 - 3 北九州 (19:03/フクアリ/8,524人)
得点者:24' 池元友樹(北九州)、45' 前田和哉(北九州)、56' 池元友樹(北九州)、82' オナイウ阿道(千葉)
【主審】榎本 一慶【副審】村上 孝治/今岡 洋二
【天候】曇 22.4℃ 70%
-----------------------------------
平日開催だったり台風だったり体調不良だったりで、約2ヶ月ぶりのフクアリ参戦。スタジアム参戦自体も湘南戦以来なので、超久しぶりにワクワクしながら蘇我へ向かいました。

ミッドウィークに天皇杯4回戦があったので、メンバーもターンオーバーしてくると思いきや、山口智選手がメンバー外となり、キムヒョヌン選手と大岩選手のCB、右サイドには天皇杯に続き山口慶選手が入る布陣。現チームでは絶対的な存在の智選手ではありますが、不在となった時のCB陣の選手層の薄さはちょっと深刻かな。智選手が居るうちに若いCBを一人でも多く育てたいやね。
それとケンペス選手もメンバー外。天皇杯で120分フルに出た影響なのかな。

てことで、前線は森本選手と幸野選手の縦関係の2トップ、左に谷澤選手、右に井出選手を配置したここ数年では若い攻撃陣でスタート。

試合開始から引き気味の北九州に対してボールを支配しながらじっくり攻撃するジェフの構図が続きましたが、ここでゴールを奪えなかった事がこの試合の行く末を決めてしまった感じでした。
森本選手や井出選手、幸野選手がドリブルで中央突破を図るも3人くらいの選手に囲まれあっさりボールを奪われたり、サイドからクロスを入れても高さで弾き返されるだけなので単純にクロスを入れずに奇麗に崩そうと試みるも連携がとれず、どうにも上手くいかない。

そうすると北九州の最初のチャンスで11番にダイブされてPK献上で失点。
1点リードした北九州としてはもうやる事は明確で完全に引きこもってカウンター狙い。そうなるとただでさえ上手くいかない攻撃も更に苦しくなる一方で、閉塞感が漂い始めた前半終了間際にCKの流れから再び失点。
HTに谷澤選手→町田選手、兵藤選手→ナムスンウ選手の交代で、更に平均年齢を下げて巻き返しを図るも、北九州の何でも無いカウンターの処理をバタバタして失点。もう完全に北九州の術中にハマってしまいました。

この時点でこの試合のモチベーションは若い選手の経験値を上げる事に切り替えて、1点でも返して欲しいと応援を継続。。。

70分、山口慶選手→阿道選手の交代で更に平均年齢が下がり、勝負とは別の楽しさが倍増(苦笑)
オフサイドでのゴール取り消しの苦難を乗り越えて、不格好ながら阿道選手がJ初ゴールを決めてやっとフクアリを盛り上げる事が出来ました。

結局、1−3で敗戦。順位が上のライバルにまたしても負けてしまいました。
昇格という目標にとってこの敗戦は非常に痛過ぎる物ですが、今後のチーム作りを考慮すると必ずしも悲観する事も無いかなと思っております。
これまでベテランの力に依存してJ2を闘って昇格出来ないまま5年目を過ごしている中で、少しずつながら若い選手が躍動出来るチームに変化しつつある事が、長年ジェフを見ている者にとって小さな喜びだったりします。

別に今シーズンの昇格を諦めた訳ではありませんが、これまで全く出来なかった長期的な視点でのチーム作りを継続しながら選手もチームも育てていきたいと、帰りの電車で思った次第です。

てことで、次節もホームフクアリ。
みんなで頑張りましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/08/05

2014J2第25節湘南-千葉(BMW)観戦メモ

勝ちたかったなあ。
Dsc02089
-----------------------------------
8月3日(日) 2014 J2リーグ戦 第25節
湘南 1 - 1 千葉 (19:04/BMWス/8,637人)
得点者:61' 岡田翔平(湘南)、72' 井出遥也(千葉)
【主審】西村 雄一【副審】竹田 明弘/桜井 大介
【天候】晴 29.3℃ 63%
-----------------------------------
フクアリの敵はBMWで。蘇我の敵は平塚で。
4ヶ月前の屈辱を真夏のアウェイ平塚で勝利という形で昇華させる事だけを考えて行ってきました。
けど、結果はドロー。
ホントに悔しくて残念な結果です。

正直、ダントツ首位相手に選手もサポも最後までファイトしていたし、厳しい暑さの中でも最後まで走り負けなかった事は評価すべき内容だと思います。
でも、この試合で目指した物は勝ち点1ではなく勝ち点3。内容が良かったからとマイナス2の結果で良しとする事は、J1に上がれずに苦しんだ過去4シーズンと何も変わらないやね。
2014シーズンの前半に失った勝ち点を、どんな相手からでも奪い返すために、些細な事にも拘って、一切の妥協を許さず一戦一戦大事に闘いたいと改めて思いました。

試合内容ついては、今回非常に見辛いゴール裏で応援していたので、複雑で珍しい布陣だったらしフォーメーションや、選手交代による変化は全く分からなかったので、割愛させていただきます(苦笑)
ただ、井出選手のゴールはバッチリ見れたし、気が狂ったように喜びましたね。
ゴール中央でどフリーとなった井出選手にも、ゴール前で地味におとりの動きをしたケンペス選手にも、右足で正確なクロスを入れた中村選手にも、前線でタメを作って中村選手にスルーパスを出した森本選手にも、みんなに拍手を送りましたよ。

次節はホームで横浜FC戦。現在連勝中で好調らしい相手ですが、勝ち点3に拘り、またみんなで頑張りましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/07/27

2014J2第23節千葉-長崎(フクアリ)観戦メモ

勝ちたかったなあ。
Dsc01830
-----------------------------------
7月26日(土) 2014 J2リーグ戦 第23節
千葉 1 - 1 長崎 (19:03/フクアリ/11,458人)
得点者:55' 奥埜博亮(長崎)、59' 山中亮輔(千葉)
【主審】佐藤 隆治【副審】八木 あかね/聳城 巧
【天候】晴 29.2℃ 73%
-----------------------------------
何なんだろう。
高木琢也監督が率いるチームのコイントスの強さはホントに異常だわ。
熊本時代から含めて5年連続ですかね。
昨夜ツイッターでのやり取りでもあったのですが、彼がフクアリで徹底的にコートチェンジを選択し続けるのは、フクアリの雰囲気を恐れている現れなんでしょう。石崎監督が札幌の監督だった時にフクアリの後半の雰囲気を嫌がっていたコメントを記憶していますしね。

私がここまで高木監督のこの行為に嫌悪感を覚えるのには理由があります。
約10年間フクアリのホームゲームを見続けておりますが、フクアリの最大の魅力はスタンドの一体感が半端無いこと。それが存分に感じられるのは試合後半にホームチームがホームサポが陣取るサイドに攻め込む場面なんですよね。その時のサポの声や思いが選手の力になる瞬間、とんでもないプレーが飛び出したりする訳です。
ある意味、自分がシーズンシートを購入して片道2時間以上掛けて蘇我まで通っているのは、それが見たいからなんですよね。
なので、コイントスでコートチェンジしてしまうチームにはホント腹が立つんですわ。
ちなみに、フクアリでサポと選手の一体感を感じられるのはホームチームだけではなくアウェイチームも同じだったりします。なので、高木監督の行為は自分のチームを応援してくれるサポに対しても残念な事でもあるんだよね。

えーと、それで何でしたっけ。そうそう試合。
結果的に1対1のドローだったのですが、ジェフも長崎も勝てるチャンスは十分にあった試合だったし、どちらかというとジェフの方がそのチャンスがやや多かったような気がしています。
試合内容的には、長崎のいつものハイプレスがハマり、セカンドボールも試合され試合の主導権はずっと握られっ放しな感じでした。
でも、決定的な場面を作られたのは失点の場面以外では、それほど多くなく、最後の部分で大岩選手や竹内選手の急増DFラインが身体を張って危険の芽を潰していました。
それだけにゴールキックからの失点シーンのマーキングのズレは本当に残念でした。
攻撃に関してはボランチの兵働選手と佐藤選手が長崎のプレスの標的になっていたこともあって、ボールを納める所を失い、前線にボールを運ぶ事にかなり苦労していた印象でした。ただ、DFラインの裏に抜けると長崎の選手がバタバタしはじめてチャンスになっていたので、中盤をすっ飛ばしたロングボールをもっと多く蹴っても良かったのになと。例えば、FWの森本選手と大塚選手が互いにクロスするダイアゴナルランにロングボールを放り込む10年前の川崎チックな攻撃なんかは、長崎相手に非常に効果的なのにと思いながらイライラしておりました(笑)
同点ゴールは山中選手のゴラッソだったのですが、あの位置から思いっきりシュートを撃てる事が山中選手の強みです。これからも、もっともっと撃って欲しいと思います。

てことで、次節は平日ナイトゲームでホーム山形戦。
ですが、仕事の都合でフクアリには行けません。ちぇ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014/07/21

2014J2第22節栃木-千葉(グリスタ)観戦メモ

祝グリスタ初勝利!
Dsc01769
-----------------------------------
7月20日(日) 2014 J2リーグ戦 第22節
栃木 0 - 2 千葉 (18:03/栃木グ/6,325人)
得点者:2' 井出遥也(千葉)、32' ケンペス(千葉)
【主審】廣瀬 格【副審】中野 卓/金井 清一
【天候】晴 22.9℃ 88%
-----------------------------------
餃子を食べ続けて早5年。やっとこの日を向かえる事が出来ました。
思えば2010年、茶野選手へのバックチャージを木村主審に流され、巻選手の決勝ゴールもオフサイドで認められなかったことから長い月日が経って、いつしかグリスタは鬼門的な存在になってしまいました。。。

そんなこんなで、私的には4回目となった宇都宮遠征。
関塚監督リーグ戦初戦、公式戦2戦目の試合を後押しすべく、懲りもせず餃子を食してまいりました。

ジェフのスタメンは、先週の天皇杯から田中選手、大塚選手に代わり、井出選手、谷澤選手が両SHに入る4−4−2の布陣。心配された智選手は無事にスタメン出場。ただ、田中選手はベンチ外となったのはちょっと心配です。
レンタルから復帰したジャイール選手はベンチ外。

試合は開始直後いきなり動き出します。
中村選手が左サイドで粘った末に得たCK。中村選手の左足から放たれたボールはゴール中央付近で、どフリーの井出選手の頭にドンピシャヒットして、先制ゴール。
バックスタンドの私から見た限り、ゴール中央付近で2人ぐらいどフリーになってましたので、ネットが揺れる前にゴールを確信して両手を突き上げてました。帰宅後スカパーで確認しましたが、ニアで大岩選手がDFを2人も引き連れて潰れてくれていたのが功を奏していて、大岩選手の献身的なプレーもブラボーでした。

早い時間にあっさり先制したものの、先週の長野戦と同様に、相手のハイプレスで押し込まれる時間が長くなり、ヒヤッとする場面が連続しました。
特に一旦はボールを奪ったものの、そこからのボールの繋ぎにミスが発生して守備バランスを崩した所を再度攻め込まれる場面はホントに危なかった。何とか相手のシュートの精度に助けられたので失点することなく凌げましたが、守備から攻撃への切り返しはチーム全体で意思統一が必要です。

ただ、栃木のハイプレスも時間が経つと次第に慣れてきたのかCBやボランチから効果的な縦パスが入るようになってきて、そんな流れから追加点をゲット。
32分、兵働選手のロングフィードにケンペス選手が抜け出し、GKと1対1。後追いのDFとGKにサンドイッチにされるものの、ボールはコロコロとゴールに吸い込まれ2点目。
現場ではオフサイドか否かが全く分からない位置に居たのですが、スカパーで確認してもよく分からない感じでした(笑)
しかしながら、兵働選手がプレスを交わして縦パスを入れた瞬間は、栃木のDFにはギャップが出来ていて、オフサイドとセルフジャッジしたのか誰もケンペス選手をケアしなかった事が助かりました。
いずれにしてもジェフにとって大きな2点目であり、栃木に大きなダメージを与えたゴールでした。

後半は2点リードという事もあってか、無理に攻め上がることをせず、しっかりと引いて守ってカウンター狙いという戦略。
ピッチ中央にキレイな3ラインを保ち、栃木の最終ラインからのパスコースを限定させ、前線でのボール保持を許さない守備は見事でした。
栃木も前半に何度も繰り返した前線へのロングボールが封じ込まれるとサイド攻撃にシフトしてチャンスを作り出そうとするものの、クロスボールはキムヒョヌン選手を中心に全て弾き返し、そこからカウンターを仕掛けるような展開を繰り返して、チャンスらしいチャンスを与えないまま時計を進める事が出来ました。

ここで3点目を奪えればトドメを刺す事が出来たのですが、中村選手のポストを弾くシュートや、山中選手の1対1を決める事が出来ずに2−0のまま試合終了。
悲願のグリスタ初勝利となりました。

でも、ケンペス選手、キムヒョヌン選手、谷澤選手が警告をもらって、次節出場停止。ケンペス選手に至っては8枚目なので出場停止が2試合となります。
関塚監督としてはいきなりの試練となりますが、埋もれた選手を発掘出来る良い機会と捉えて前向きに頑張って欲しいところ。監督の腕と控え選手の底力に期待しましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)