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2014/03/16

2014J2第3節東京V-千葉(味スタ)観戦メモ

負けなくて良かったと思うより、勝ち点1をもぎ取り、相手から勝ち点2を奪った、と思いたい。
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3月16日(日) 2014 J2リーグ戦 第3節
東京V 1 - 1 千葉 (16:03/味スタ/5,136人)
得点者:53' 吉野恭平(東京V)、90' 山口智(千葉)
【主審】池内 明彦【副審】堀越 雅弘/塚越 由貴
【天候】晴 17.7℃ 20%
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苦しい試合でしたねえ。
キックオフから約10分間、ほぼ相手陣内でのハーフコートでセカンドボールを支配して攻撃できていましたが、ここで決定的な場面も作れず、恐らくシュートゼロで終えてしまった事が、この試合の終盤まで響いてしまった感じでした。

ボールは回るけど相手守備陣は崩す事が出来ない。

要するに、ボールだけが動いて選手の動きが足りないという事かなと。
1トップの森本選手の所でボールが納まる事が少なく、さらに縦パスが入っても2〜3人のDFに囲まれてボールを失う事も多かったと思います。
前節から町田選手が森本選手の距離感をもっと縮めたいと話していましたが、この試合でもその距離感は改善できていませんでした。森本選手がDF2〜3人も引き付けてボールを繋げれば、大チャンスになる事は確実ですから、相手も必死で潰しにかかって来ますが、ここは何とか乗り越えたい課題でしょう。

前半は、特に決定的な場面を作れないまま終わってしまった感じでした。
で、後半早々の53分にセットプレーで失点。
前半は平本選手に2度ほどヒヤッとさせらましたが、ほぼ上手く守れていたので、この失点は本当に痛かったし、東京Vにとってはチームを勢い付かせる大きなゴールとなってしまいました。

61分にケンペス選手と谷澤選手の2枚投入で、是が非でも点を取るパワープレーモードに突入。
谷澤選手が左に入って、そこを起点にチャンスを増やしますが、決めきれず。
東京Vも数少ないカウンターチャンスで反撃するも、あわや追加点という場面は岡本選手がファインセーブで凌ぎ、チームを鼓舞。
79分、3人目の交代で兵働選手の投入でさらにボールが回りだし、アディショナルタイム突入寸前の90分、左から中村選手が右足で上げたクロスにニアに入った山口智選手が頭で合わせて同点ゴール!

ファーサイドでケンペス選手が張っていたので、DFも山口智選手へのマークが甘くなった感じでしたが、それにしても利き足ではない右で素晴らしいクロスを上げた中村選手に脱帽です。

このゴールで味スタの空気が一気に変わりました。

もう少しでシーズン初勝利となるはずだった東京V。もう少しで負けそうだった所から蘇ったジェフ。
アディショナルタイムの4分間は、まさにその勢いの差は歴然と現れ、逆転のチャンスもありましたが残念ながら叶わず。
最後の最後での絶体絶命のピンチは、またもや岡本選手のファインセーブでゴールを死守。
結局1−1のドローと相成りました。

ジェフにとっては決して良い試合ではありませんでしたが、最後に追いついて負けずに勝ち点1を取れたことを前向きに捉えたいと思います。

そしてこの日一番良かったのは、同点ゴールから試合終了までの4分間、味スタのアウェイ側の一体感が半端なかったこと。
ゴール裏の端で試合を90分間静かに見ていた方々も、この4分間は立ち上がり大きな声と拍手でジェフの逆転ゴールを呼び込もうと必死に闘っている姿を見て、涙が出そうになりました。

たった4分間でしたが、幸せな時間を過ごせた感じがして、勝てなかった試合でしたが満足して帰途につく事ができました。
開幕戦と2節と、フクアリのゴール裏を起点とした嫌なニュースが有りましたが、今日のジェフサポの一体感は今シーズンを闘い抜くうえでの重要な戦力だと思ったし、これからも続けていけるよう自分も頑張らなければと思ったり。
まあ、これからも前を向いて、1試合づつ全力を尽くしましょう。

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2014/03/09

2014J2第2節千葉-岡山(フクアリ)観戦メモ

何とか初勝利!
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3月9日(日) 2014 J2リーグ戦 第2節
千葉 1 - 0 岡山 (17:03/フクアリ/7,412人)
得点者:79' 山中亮輔(千葉)
【主審】廣瀬 格【副審】越智 新次/作本 貴典
【天候】晴 7.9℃ 57%
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前節のほぼ希望が見えなかったチームと比較して、今日のチームは闘う姿勢が全面に出て非常に良いじゃないの。試合が始まって最初に感じた感想でした。

スタメンは、ケンペス選手がベンチからも外れ、1トップに森本選手、トップ下には谷澤選手に代わり町田選手が入る布陣。
前半から目立ったのが前線守備。
森本選手がパスコースを消して、町田選手とボランチの山口慶選手がボールホルダーを追い込み、何度もボール奪取に成功。
この守備が後半の終盤まで効いていたので、岡山側から見ると相当うざかったことでしょう。

これで前半から主導権を握りジェフペースで試合を進める事は出来ました。でも、ゴールを決めなければ敵にダメージを与えられません。
左サイドから何度か決定的なチャンスが作れていましたが、中央で待ち構えるジェフの選手が足らず、いい守備が出来ていただけにもったいない前半となってしまいました。

後半に入っても流れは変わらず、前線守備で岡山を苦しめ続け主導権を握り続けましたが、ゴールが奪えない。
ここで悪い方に目立ってしまったのが健太郎選手のボール捌き。
小気味良くパスが回っても、健太郎選手の所でスローダウン、という場面が相次ぎ、スタンドの溜め息が徐々に大きくなっていきます。ボールの出し所を探してフラフラとドリブルしている間に相手に間合いを詰められ苦し紛れのパスしか出来ない姿はかなり残念でした。
前線の選手の動き出しが非常にいい感じな所が多かったので、一本だけでもパスを通せていれば良かったのですが…
まあ、今日は健太郎選手の日ではなかったという事でしょう。

選手交代1枚目は69分、天野選手→竹内選手の右SBの交代。
これはちょっと意外でしたが、結果的にこの交代が非常に効果的なものになりました。
右サイドでのボール奪取はもちろん、そこからの攻撃が一気に活性化してチャンスの数も増えてきました。
鈴木監督も「これは攻撃的な交代」と言い切ってますからね。してやったりな采配ってことでしょう。

続けて77分、健太郎選手→兵働選手で攻撃力をアップ。
直後の79分、竹内選手のボール奪取を起点にカウンター。中央でパスを受けた山中選手が、複数のパスコースに目もくれず、遠目の位置から左足一閃。
ボールはクロスバーの下側を叩きゴールに吸い込まれるゴラッソ!
前半から積極的にシュートを打ちまくっていたので、決めてくれる予感はありましたが、見事なミドルを決めてくれました。これが自身プロ初ゴールだそうで、一生忘れられないゴールになることでしょう。

今日の試合はこの1点があれば十分。という安心感はありませんでしたが、何とか岡山の反撃を抑え込み、2014年の初勝利となりました。

色々な見方があると思いますが、このチームは守備が安定して力を発揮するチームなのでは…と思いたくなるような試合でした。
逆に攻撃においての不安要素が拭いきれない中で、今日のヒーローになった山中選手のように積極的にシュートを打てる選手の存在が頼もしく感じました。
やっぱりシュートは迷わず打たないと、何も起きませんからね。

兎にも角にも、今日は勝ててホッと一安心。
良かった。良かった。

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2014/03/02

2014J2第1節千葉-栃木(フクアリ)観戦メモ

何もかもが寒かった…
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3月2日(日) 2014 J2リーグ戦 第1節
千葉 0 - 2 栃木 (16:03/フクアリ/8,395人)
得点者:32' 瀬沼優司(栃木)、90'+3 湯澤洋介(栃木)
【主審】岡部 拓人【副審】穴井 千雅/竹田 和雄
【天候】雨 6.4℃ 84%
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実に何年かぶりでの2シーズン目の監督で、チームスタイルを継続して成績を上積みする2014年。
となるはずが、開幕戦の成績まで継続してしまった。てか、昨年の開幕戦より内容は酷かったなあ。

まずはスタメン。
ちばぎんカップではトップ下でチームの要となっていた町田選手が、怪我なのかベンチにすら居らず、代わりに谷澤選手がトップ下。
で、右サイドには兵働選手かと思いきや田中選手かスタメン 。
この布陣、誰が攻撃を組み立てるのかが非常に不安でしたが、それが見事に的中。
結果的にボランチの佐藤健太郎選手がボールを捌く仕事を引き受けてましたが、栃木のプレスにどうにも手を焼き続ける始末。
もう少し高い位置でボールを置いて試合をしたかった感じでしたが、前線までボールを運べなければ、攻撃の形も見出せない前半でした。

ここは早い段階で谷澤選手の位置に兵働選手を入れるべきだろうと思っていたら、後半最初の交代は62分の谷澤選手→森本選手。
しかし効果的なパスを出せる選手が少ない中で、ケンペス選手と森本選手の2トップにしても守備側にとって脅威的でもなんでもなく、ボールを両サイドの外側に追い込んでおけば勝手にミスってくれるという楽な展開。

74分、やっと佐藤健太郎選手との交代で兵働選手の投入。
これで何とか攻撃の形が見え始めましたが、時間的に選手の焦りが表れはじめ、徐々に大雑把なクロスとロングボールが多くなり、兵働選手が活きる場面はそれほど多くはありませんでした。

結局、アディショナルタイムにカウンター被弾で万事休す。
大ブーイングの中で開幕戦は終了となりました。

私自身、スタメンに大変違和感を覚えたので、こんな見方になってしまったのですが、それ以外で感じたのは、ジェフの選手がキレイなサッカーをやろうとしすぎているところ。
キレイにパスを繋いで相手を崩す攻撃は理想ですが、それ以前に球際とか1対1で負けてしまっては勝負になりません。
前半の失点場面はその典型例でしょう。
ここの部分は過去4年間のJ2生活とまるで同じでは困る訳で、チーム全体で気持ちを入れ替えて次の試合に臨むことを期待しています。

と、2014年1試合目から憤ってみても、負ける時はいつもこんなもの。
1週間後の次節もホームで闘える幸運を見方にして、しっかりと勝利をつかみ取りましょう。

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