2013J2第38節横浜FC-千葉(ニッパツ)観戦メモ
オブリガード!ケンペス!
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10月27日(日) 2013 J2リーグ戦 第38節
横浜FC 1 - 2 千葉 (13:03/ニッパ球/10,507人)
得点者:33' 田中佑昌(千葉)、54' 黒津勝(横浜FC)、87' ケンペス(千葉)
【主審】井上 知大【副審】藤井 陽一/堀越 雅弘
【天候】晴 20.9℃ 23%
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三ツ沢に来るのは、あの日以来ちょうど一年ぶり。
天候もあの日を再現するかのような突き抜けるような青空快晴。
試合の方も、あの日の再現を期待したのですが、やっぱり簡単には勝たせてくれませんでした。
横浜FCはジェフの高いDFラインの裏を狙って実にシンプルなロングボールを入れる攻撃でしたが、それに意外と手を焼いてしまうのがジェフらしいと言いますか。
黒津選手、野崎選手といった快足自慢の選手が次々と飛び出して来るのは想定内としても、キングカズにまで裏に抜けられてシュートを打たれたシーンには思わず脂汗、もとい冷汗が。
あれがもし入ってしまったものなら、この試合の勝敗に関係なく、今日月曜日の朝から夜中までのニュースに晒されまくりますからね。危ない危ない。
しかし、やられたらやり返すで健太郎選手がポーンと蹴った前線へのボールに猛ダッシュでユースケ選手が食らいつき、慌てるCB2人をサクッとかわして右足で先制ゴール。
ビデオで見返すと、対応した2人のDFはボールに触ってないですね。なるほど、だから「プロとしてあり得ない失点」とシュナイダー選手に言われたのか。
かなり運に恵まれたような先制ゴールでしたが、健太郎→ユースケへのパス、実はその前にも似たような形でチャレンジされていて、その時はDFが辛うじてボールを引っ掛けてパスミスになってしまいました。
ですので、狙い通りとも言えるゴールでしょう。
負けるとプレーオフ進出の可能性が限りなく低くなる横浜FCから先制点を取れた事で、試合を優位に進められると思ったら、後半早々にCK崩れから失点。
ゴール裏から見た限り、頭で合わせられたシュートは枠の上を通過したと思ってホッとした矢先に、対面のスタンドからドッと歓声が起こり、何が起こったのか理解出来ませんでした。
後で映像を見ると見事なゴールを決められちゃいましたな。
反省するならば、寺田選手にクロスを入れられる前の場面で、クリアミスを拾われてしまっていることかな。このようなセットプレー崩れの失点は何気に多い気がするのですが・・・
で、ここからは次の勝越し点をかけて、互いに死力を尽くす展開となるのですが、どちらかと言えばジェフの方がボールを多く支配してチャンスを作っていた様な気がします。錯覚かもしれませんが・・・
なかなかゴールまで至りませんでしたが、相手選手の体力を奪い取るかのようにボールを左右に大きく動かす攻撃が良かったと思います。
そんなサイド攻撃で最後の刺客とばかりにトドメを刺したのがCBの竹内選手。
セカンドボールを拾い、ヤザにボールを預けると「ヨネ、ちょっと休んどけ」と言わんばかりに右サイドに開いた広大なスペース目がけて駆け上がり、ヤザからリターンパスをもらってダイレクトでマイナスのクロスを上げた竹内選手に、ホント惚れました。
そんな男気たっぷりクロスに対して、ファーからケンペス選手が突っ込み、DFの体に巻き付かせるように出した右足にボールがヒットしてゴール。
こんな土壇場での勝ち越しゴールなんて何年ぶりだろうか、などと思いながら歓喜でアホになりましたよ。
この直後にクローザーとして大岩選手を投入して、相手FWの高さに対抗する手を打つ小憎らしい采配などもあり、AT4分も落ち着いて対応して試合終了。
かなり苦しみましたが、何とか勝ち点3を得る事ができました。
リーグ終盤を向かえて、チーム力が上がってきている事が実感できる勝ち方は、単純に嬉しい限り。
一方で1位の神戸、2位のガンバが勝利してしまったので、自動昇格の可能性が無くなってしまったのは非常に残念でした。
でも、こうなれば開き直ってシンプルにプレーオフを最も好条件で闘える3位を目標に残り4試合に挑むしかありません。
そういう意味では、次節の相手が難敵札幌である事は好都合。しかも会場は札幌ドーム。
今まで何度もやられた札幌に、今こそやり返すしかないでしょう。
開幕戦の雪辱を果たしましょう。
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