2012J1昇格プレーオフ決勝 大分-千葉(国立)観戦メモ
昇格したかった・・・
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11月23日(金) 2012 J1昇格プレーオフ 決勝
大分 1 - 0 千葉 (13:05/国立/27,433人)
得点者:86' 林丈統(大分)
【主審】西村 雄一【副審】相樂 亨/山口 博司
【天候】曇のち雨 11.4℃ 70%
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西村主審が両腕を空に向けた次の瞬間、目の前が真っ白になり、気がつくとイスに座り込み雨空を見上げていました。
プレーオフ進出決定以降、国立での勝利・昇格を信じて疑わず、ここで敗れ散ることなど全く考えることなく雨の中であらん限りの声を振り絞りました。
基本的に私は用心深い方の性格で、今まで大事な試合の前はジェフの勝利を信じながらも、必要以上に自分が傷付かぬように頭の片隅には、負ける可能性も想定しながら応援していました。
でもなぜかこの試合では「絶対に昇格できる」と根拠のない確信を持ち続けてました。
あと90分で苦しかった3年間のJ2暮らしからやっと解放される。
その思いは用心深い私の性格を変質させ、異常な高揚感を生みだしていたのかもしれません。
でも現実は甘くはなかった。
幾度となく大分ゴール前まで攻め込み、決定的なシュートを何本も放ち続けながらゴールネットを揺さぶる事が出来ずもがき続けながらも、終盤に「このままでも昇格できる・・・」という微かな光が見えた瞬間、林のループシュートで地獄に突き落とされました。
長い期間、ジェフを見続けておりますが、悔しくて涙が出たのはこの試合が初めて。
試合が終わって、うなだれるジェフの選手に向かって泣きながらプライドを歌い、薄暗いコンコースで長い時間を掛けて身支度と気持ちを整えて、代々木門から国立を出たことは覚えてます。
その後は、もう誰にも会いたくなかったし、身も心もずぶ濡れの姿を誰にも見られたくはなかったので、一心不乱に代々木駅まで歩き、冷え切った身体に温かい物を入れたくて駅構内のそば屋に駆けこみました。
客は私一人の店内で、愛想の無い店員のオヤジから天ぷらそばを受け取り、熱いそばを口の中に突っ込むと、なぜか鼻水と涙が一気にどばぁと溢れだし、悔しさがぶり返してもう情けないやら恥ずかしいやら。
昼下がりの駅のそば屋で一人で泣きながらそばを食うおっさんの姿は、なんと不気味な光景か。
三連休は家族から腫物を触るように気を使われ、週明けの月曜火曜も会社内では誰も私にサッカーの話題を振ってこないので、ここでも気を使われているんでしょう。
でも、未だ気持ちがへし折れたままで前を向ける状況になれそうもありません。
すいません。
カラ元気でも威勢の良い言葉を発信できるようになるまで、もうちょっと時間をください。
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コメント
全く同感です。家人に腫れもの扱いされました。3度目の正直という格言だってあるもん。ループが林だったのも辛い。林どうして去年迄の2年間でやってくれなかったのよお~村井だってそう。試合前村井に拍手する訳にもいかないから↓向いてたよ。
投稿: matti | 2012/11/28 19:40
>mattiさま
コメントありがとうございます。
昨年の西京極での京都戦で、敵も味方も欺く自身のFKがトリガーとなって敗戦して試合後号泣していた林に決められて負けたのも、その試合の主審が西村さんだったのも、すべて運命ですね・・・
投稿: speedster | 2012/11/29 06:56
コメ返しありがとうございます。そう敗戦時は神の見えざる手?って思ったもの。ちょっと衝撃的敗戦で6日経ってどうにかこうにかやってます(正気にもどった感じ)
投稿: matti | 2012/11/29 18:22