2011J2第38節千葉-水戸(フクアリ)観戦メモ
最終節の勝利は2008年以来3年ぶり。
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12月3日(土) 2011 J2リーグ戦 第38節
千葉 2 - 1 水戸 (12:34/フクアリ/7,463人)
得点者:4' 深井正樹(千葉)、30' 米倉恒貴(千葉)、70' 鈴木隆行(水戸)
【主審】山本 雄大【副審】間島 宗一/平間 亮
【天候】曇 12.8℃ 82%
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いろいろあった2011年シーズンも最終節。
4月のホーム開幕戦では晴天の中で明日への希望が充ち溢れる試合だったのに、約8か月後の最終節は寒い寒い雨の中、閑散としたスタンドをバックに殺伐とした雰囲気での試合となり、同じスタジアムとは思えない状況での消化試合となってしまいました。
試合は前半早々からジェフが攻めまくり、深井と米倉がゴールを決めて前半で2-0と一見すると楽勝ムードだったのですが、水戸の柱谷監督曰く「前半は寝ていた」そうで、後半はまるで違うチームになったかのように水戸の選手が眠りから目覚めて、最近ではお馴染みとなった後半あたふたするジェフとなってしまいましたが、フラフラながら逃げ切り成功。
最終節は勝利で締めくるる結果を残すことができました。
前半のジェフは水戸のやる気の無さを差し引いても、こういうサッカーがやりたかったという思いが形になった感じで非常に良かったと思います。
しかし、このチームの最大の問題はやりたいサッカーが90分間持続できないということ。
恐らく世界中でも、やりたいサッカーを90分間持続できるチームは無いと思いますが、90分という時間軸の中で行く時と行かない時、攻める時と我慢する時と、メリハリをつけながら闘わなければなりません。
それをやらなければならないと選手も監督も頭では理解しているのでしょうが、試合の中でピッチ内の選手同士の意志統一が全く出来ていないのが今のジェフでしょう。
例えばこの水戸戦でも、試合終盤に水戸に攻め立てられながらもボールを奪い、米倉が前線でボールを受けて右サイドをエンドラインギリギリまでドリブルで持ち込み、そこからゴール前にクロスを入れたらジェフの選手が誰も居ないという場面がありました。
恐らく米倉は3点目を決めて楽になりたいと考えて頑張ったのでしょうけど、他の選手は前線キープで時間を使い2-1のまま終わらせる事を望んで、チグハグな状態になってしまった。
最終節でこんなチームを見るのは正直辛いのですが、これが現実。
UNITED誌の2011年12月号で、勇人が選手目線でこの2年間のチーム状況を選手目線で振り返っていますが、選手として何が出来て何が出来なかったのか、チームづくりの中で出来た事と出来なかった事、「勝負強いチーム」となる為に必要な事は何か、選手同士でしっかりと話し合うなり語り合うなり、選手が自ら考えて認識することが必要だと思います。
昨日(12/4)に契約満了選手が発表され、すっかりシーズンオフモードに突入しておりますが、2011年シーズンはまだ終わらず2週間後に天皇杯4回戦があります。
「めざせ国立」とは言いません。
J2で過ごした2年間の選手達の悔しさを、12月17日の1試合で燃やし尽くして欲しい。
「俺たちはここに居る」と胸を張って言えるサッカーを見せて欲しい。
と願っております。
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コメント
家を出た時は裏見の滝状態で観戦か、と思いましたがどうにかやみました。よかった。試合は後半防戦一方。なんか辛かったですね。
家をでたときUNITEDが着いていたので電車内で読みました。勇人が背負うものが多くて不憫。(ピッチ内以外にも)ただ読んでいたため最終節の挨拶と連動しているのだ、としみじみ。
投稿: matti | 2011/12/05 22:23
観戦応援お疲れ様でした。親父自身はこの試合よりも昨日のリザーブズ最終戦の安川キャプテン挨拶での悔しさが未だに脳裏に!!
マジにジェフ関係者全てへの反省であり宿題ですね!
投稿: 下駄の親父 | 2011/12/05 22:42
>mattiさま
コメントありがとうございます。
UNITEDを読んだ最初の感想は「勇人も大人になったんだな・・・」でした(笑)
やっぱり試合をするのは選手ですし、最終的に選手が踏ん張らないと結果は出ませんからね。私たちはその選手を応援するという事で、天皇杯。天皇杯。
>下駄の親父さま
コメントありがとうございます。
リザの応援お疲れさまでした。
投稿: speedster | 2011/12/07 06:54