2011J2第14節千葉-大分(フクアリ)観戦メモ
台風2号接近による大雨の中、フクアリに馳せ参じた7,216人は本物のサッカー好きか、ただのもの好きか。
ただ、一つだけ確実に言えることは、この日フクアリに居たジェフサポは勝ち組です。
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5月29日(日) 2011 J2リーグ戦 第14節
千葉 3 - 2 大分 (16:03/フクアリ/7,216人)
得点者:9' 前田俊介(大分)、42' 森島康仁(大分)、68' 竹内彬(千葉)、73' 深井正樹(千葉)、82' 竹内彬(千葉)
【主審】飯田 淳平【副審】抱山 公彦/木川田 博信
【天候】雨 18.9℃ 89%
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サッカーで2点差は危険な点差とは定説中の定説、キングオブ定説。
1点差に縮められただけで、心理的不利な状況に陥るという誰でもハマる落とし穴。
これまでジェフの試合を多く見ていますが、2点差を追いついたり逆転した試合を何度も見てきたし、それと同じくらい2点差を守り切れず追いつかれたり逆転された試合も見てきました。
でも、この試合はこれまでの定説2点差ゲームとはちょっと違った印象がありました。
定説2点差ゲームでは1点差に縮まってスタジアムの空気が変わるのに対して、この試合は0-2でスタートしたハーフタイム直後から追い上げムードたっぷり、空気が明らかに違いました。
いつもはハーフタイムをフルに使ってからジェフの選手がピッチに現れるのに、早々とキックオフから57分でぞろぞろと登場する選手たちを見て後半の猛攻を予感できました。
試合序盤は決して悪い入り方では無かったと思いましたが、大分の最初のチャンスであっさりと前田にやられて失点。ジェフの左サイドの裏側を取られた時点で守備がバタついてしまったことと、左利きの前田に対してシュートコースを開けてしまった事が悔やまれます。バクスタから見ていて「あ、やばい」と思った瞬間鮮やかなシュートを打たれちゃいました。
それにしてもマエシュン、見た目も動きも以前とは見違えるようなシャープさでちょっとびっくり。
失点後の反撃も効果的なシュートが打てず苦しんでると42分、カウンターで2失点目。
これは精神的にダメージを受けました。今シーズン初の2失点目、しかもそれ程やられてる感が無いままで0-2となってしまった。
ただ、この2失点目がある意味この試合のポイントだったのかなあと。
このゴールで、大分は「これで行ける」と思っただろうし、ジェフは「攻撃するしかない」と割り切れる事ができた。と思っています。
攻撃にシフトした後半は、オーロイへのロングボールを増やし、ジェフのストロングポイントをフル活用。
前半は高く保たれ続けた大分のDFラインを強引に押し下げるが如くにジェフの攻撃の圧力が増していきます。しかし、なかなかゴールを割れない。
そこでドワイト監督が更に燃料投下。左SBの青木良太を下げてFWの久保を投入。
久保はオーロイの隣に陣取り、米倉が右ワイド、右ワイドだった伊藤大介が1列下がり、3-3-4のような超攻撃的布陣にシステムチェンジ。
この交代は驚きました。
ドワイト監督は守備的というイメージがあったので、こんな采配が出来るんだ、と。
これで大分は自陣から出られなくなりセカンドボールもジェフが制圧。
68分、CKから竹内が1点返すと、抵抗を続ける大分のガードの上から強烈パンチを浴びせるが如く、強引にゴールをこじ開け、73分深井の痛快ミドル、82分に再び竹内のボレーが決まり逆転成功。
愉快痛快、ベタなドラマのような逆転劇。
もし42分大分の2点目が無かったら、もっと難しい試合となっていたことでしょう。
でも、結局最後はジェフが勝っていたと思いますがね。
だけど、そろそろ普通に勝ってくれよな。
贅沢な要求だけど・・・
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