天皇杯準決勝鹿島-FC東京(国立)観戦メモ
久しぶりにサッカー観戦を楽しみました。
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12月29日(水) 第90回天皇杯準決勝
鹿島 2 - 1 F東京 (15:00/国立/25,120人)
得点者:39' 平山相太(F東京)、67' 大迫勇也(鹿島)、120'+1 興梠慎三(鹿島)
【主審】佐藤 隆治 【副審】宮島 一代/中原 美智雄
【天候】曇のち晴 10.6℃ 20%
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4日前の準々決勝で死闘の末に福岡を寄り切り勝ち上がったFC東京と、元J王者の鹿島の対戦。
結果は延長戦後半アディショナルタイムに劇的なゴールで鹿島が勝利したのですが、非常に面白い試合でした。
戦前は圧倒的に鹿島が有利であろうと予想したうえで、東京が先制出来れば分からないなあなんて無責任に希望していたのですが、全くその通りの試合展開となり、しかも先制ゴールが平山の美しいバイシクルとなればもう何も言う事はありません(笑)
平山のバイシクルのシュートはクロスバーの下を叩き、辛うじてゴールラインを割って入ったものでしたが、その後にダメ押しで椋原が再度ゴールに押し込まなければ、平山のゴールその物が認められなかった可能性もあった訳で、椋原の隠れたファインプレーであったと思います。
その後、後半開始45分から60分ぐらいの時間帯は完全に東京のペースで、セカンドボールを支配して鹿島の選手を自陣に貼り付けにしてイケイケ状態で攻めていたのですが、結果的にこの時間帯で2点目を奪えなかった事がこの試合の勝敗を左右してしまいました。
さらに、この時間帯のハイテンションサッカーで体力を消耗し終盤の試合運びを難しくしてしまった訳ですが、それはもう仕方のない事で、チームとして2点目を取りにいって取れなかった事として諦めるしかないでしょう。
試合全体を通して印象的だったのは、東京の米本の存在でした。
とにかく危険の芽を摘み取る能力は抜群で、鹿島の選手としては最も嫌な存在だったことでしょう。ですので、延長前半に2枚目の警告で退場してしまったのは残念でした。
まあ、それまで試合を引き締めてくれた貢献度合いを考えると退場してもお釣りがくるくらいでしたので、米本不在のチームの方向性も「守りきる」と明確になったので逆に良かったのかなと。
ただ、惜しむらくは、東京の最後の交代カードが110分リカルジーニョ→大竹だったのですが、個人的に羽生が見たかったなあと。大竹がどのような指示を受けてピッチに入ったのか分かりませんが、一人少ない不利な状況でボールを持った時に何をすれば良いか理解してプレーしていたか、見ていてちょっと疑問だったもんでね。
羽生さんだったら、どのようにプレーしていただろうかとちょっと思ったので・・・
いずれにしても、私の腕時計の表示がちょうど延長後半16分00秒での劇的なゴールで幕を閉じた上質な試合を観戦する事が出来て満足しております。
両チームの皆さま、ありがとうございました。
さて、これでFC東京の2010年シーズンは終了して、来期からは我々とJ2の舞台で闘うこととなりました。
正直、東京とはJ2で対戦したくはありませんでしたが、J2で闘う現実をしっかりと受け入れて互いに頑張りたいと思います。
まあ、この「受け入れる」という事がもっとも難しい事なんですがね(笑)
で、リーグ戦終了後に東京は天皇杯で福岡と鹿島を相手に2試合闘ったわけですが、この2試合は来期のJ2関係者からは大注目を浴びたはず。今年我々がちばぎんカップで注目されたように、既にライバルクラブからの厳しいマークはされ始めているはずです。
確かにこれから多少の選手の入れ替えはあるでしょうけど、大熊監督の志向するサッカーは変わらないでしょうからね。
我々とすれば、J2の中で戦力もサポーターの数も巨大な東京に対して他のライバルチームが攻略にエネルギーを注いでくれれば、ジェフに対するマークが若干緩くなるかなあと希望的観測を持っている次第です(笑)
ということで、2011年も苦しいシーズンになるとは思いますが、ジェフも東京も来年の今頃は笑っていられるように互いに頑張りましょう!
お疲れさまでした。
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