2010J2第9節栃木-千葉(グリスタ)観戦メモ
曇ったり、雨が降ったり、強い日差しの快晴になったりと、どっかのサッカークラブの状況と同じような宇都宮の天気でした。
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4月29日(木) 2010 J2リーグ戦 第9節
栃木 2 - 2 千葉 (13:03/栃木グ/6,933人)
得点者:38' 崔根植(栃木)、60' 茶野隆行(千葉)、65' 倉田秋(千葉)、82' 崔根植(栃木)
【主審】木村 博之 【副審】浅野 正樹/藤井 陽一
【天候】曇のち晴 21.3℃ 66%
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今年初めての関東アウェイ。
関東とは言っても、ホリデーパスエリアをはるかに超えた宇都宮。
宇都宮と言えば餃子。餃子と言えばビールでしょうと、交通手段の選択肢に自家用車は初めから含まれず新幹線で小旅行気分の遠征となりました。
グリーンスタジアムは初めて行きましたが、近代的な大規模工業団地の一角にある不思議な雰囲気のスタジアムで、宇都宮駅東口から無料シャトルバスで約30分のアクセス。今日はジェフサポが大挙して駆けつけたため、帰りのバスの行列は凄いことになっておりましたが、13時キックオフの試合でしたので終了時間も早いので特に慌てることもなく、ほぼ予定通り行動することが出来ました。
スタジアム内の飲食売店はホームもアウェイも区別が無い形で、アウェイサポとしては十分堪能させていただきました。とは言うものの、一枚岩チキンの一品だけにやっつけられたというか、そのボリュームに完敗でした。味的には揚げたてなので衣はサクサクでチキンも柔らかくホントに美味しかったのですが、あまりのデカさにそれだけで満腹で、他のものは全然食べられず。
肝心の試合の方は、非常に悔しい結果となってしまいました。
確かに木村主審の判定が今日の天候のように不安定で、栃木の先制点となったPK判定も怪しいものでしたし、茶野が負傷退場となったラフプレーにカードが出されなかった事など、本当に腹立たしい事実はありました。
しかし、これらはJ2で闘う以上想定しておかなければならない事であり、そんな不条理な事があっても相手を圧倒するパフォーマンスを見せなければならない訳で、そういう意味では今日は負けなくて良かったとも言える試合だったかもしれません。
そんな中で、同点ゴールを決めた茶野とアシストした中後、勝ち越しゴールを決めたネットと倉田のコンビネーションは素晴らしいプレーでした。
1点目は中後がFKを蹴った瞬間から茶野がフリーでしたし、ネットがDFとGKを完全に引き付けてコースを空けてくれてましたね。
こんなセットプレーを今後もたくさん出来るようもっと磨きをかけて欲しいと思いますよ。特にCKね。ここで得点出来るか否かに勝負の分かれ目があるような気がしてならないのですよ。
どんなにグダグダな内容の試合でも、セットプレー一つで勝っちゃうくらいの勝負強さを持つチームが目指すべき姿なんじゃないかなとも思っています。
なので、残り10分の時間帯に同点ゴールを許してしまうのは言語道断。熊本戦や岡山戦の反省が生かされなかった事が残念でした。
それにしても、良し悪しは別にして巻の投入のタイミングがねえ。結果論なので何とも言えませんが・・・
最後、巻の勝ち越しゴール取り消しの場面について。
現地ではオフサイドか否かはよく解りませんでしたが、アフターゲームショーの映像を確認する限り、オフサイド判定されてもしょうがないかなと。
アレックスがクロスを上げた瞬間に巻がラインを出ていたかどうかは映像を見ても厳密には解らないのですが、そこまでに至る巻の動き出しが絶妙すぎですので、J2レベルの副審に旗を上げられる可能性は十分にあるでしょう。まあJ1レベルならどうかと言われても解らないのですが・・・
ただ、あのような巻の頭にピタリと合わせる場面はもっと増やさないとダメですね。
どんなに解りきっていたとしても、やっぱりジェフのストロングポイントの一つは巻の頭ですからね。先のセットプレーと同様に巻の頭を生かすクロスをもっと磨いて欲しいし、巻もどんどんゴールに向かって欲しいと思います。
あと、これは今日に限らず以前から感じていたし誰でも簡単に感じる事だと思うのですが、今年のJ2においてジェフと対戦するクラブの気合いが想像以上に凄いという事。
これは我々が昨年まで浦和と対戦してた時と同じ気持ちだと思うし、きっと試合後の燃え尽き感も同じなんだろうなと。前節の岡山の敗戦を見ると余計にそんな事を考えてしまいます。
これは決して強豪クラブに対するチャレンジスピリッツとかではなくて、決して強豪ではないけど自分のクラブと比べて運営費がはるかに大きく、その金の力で選手を掻き集めるようなクラブに一泡吹かせてやろうと言う気持ちの方が近いのかなと。
なので今更ながら浦和側関係者の気持ちが理解出来たような気がしています。
あ、浦和が強豪ではないという意味ではありませんよ。
ようするに、今のジェフの立場でJ2で闘い抜くためには、本当に強い気持ちが必要であるという事。
私自身、決してJ2を舐めていた訳でもありませんし、簡単に勝たせてくれない事ぐらいは解っていたつもりでした。でも、ジェフと対戦する他のJ2クラブがその試合に掛ける思いがどれほど強く、試合に向けてどれほど周到な準備をして臨んでいるのかという事が本当の意味で解っていなかったのではないかと。
今日の栃木戦では「絶対に今日は勝てる」なんてこれっぽっちも考えていなかったけど、でも心のどっかでは「こんなチームに負けるわけがない」なんて油断がチラついていたことも正直ありました。
こんな気持ちでは勝てる試合をひっくり返されても仕方がない。
今年は初めて対戦するクラブばかりで大変ですけど、どんな相手であっても力を抜かず常に最後まで全力で闘う事が本当に大事なのだという事を痛感しています。
次節大分戦は中二日で直ぐにやってきます。
私は大分に行けませんが、心の中の油断や慢心を完全に排除して気合いを入れて大分に向けて念を送ることとします。
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