2010/01/13

高校選手権観戦記まとめてドン

年末から先週末にかけて観戦した高校選手権の観戦記をまとめてアップします。
とは言っても、記憶があいまいな部分が多いので、細かい事は抜きで大まかな感想と言う事で。


まずは開会式直後の開幕戦から
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12月30日(水)全国高校サッカー選手権1回戦
帝京(東京都B) 1 - 3 ルーテル学院(熊本県) (13:10/国立/12,394人)
得点者:前半32' 小牧成亘(ルーテル学院)、後半16' 稲垣祥(帝京)、後半28' 山本大貴(ルーテル学院)
【主審】東城 穣  【副審】上荒 敬司/小椋 剛
【天候】晴 12.7℃ 57%
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今から10年ほど前に帝京高校のすぐそばに住んでいて、うちの二人の息子は帝京病院生まれという事もあって、完全に帝京応援モードで観戦。
今年の帝京については、東京都B予選決勝でジェフに内定している戸島君の成立高との対戦をテレビで見ていましたので、どんなチームかイメージはありました。
しかし、この開幕戦で帝京が見せたパフォーマンスはそれとは全く違いガチガチのバタバタでミスのオンパレード。フィジカルでもルーテル学院に圧倒され、やりたいサッカーが全く出来ず、終始ルーテル学院に主導権を握られたまま試合が展開。
後半、何とか同点に追いつくものの、ルーテル学院の長身FWの山本君に2発叩き込まれ試合終了。
正直、前日に同じ国立で見た高円宮杯U15決勝の方がサッカーのレベルが高いのではと感じるような内容でしたが、聖地国立での試合ですからね。高い緊張感の中で試合でしょうから、選手のメンタルコントロールの差が試合に結果として出たのかなという印象でした。


翌日の大晦日は駒沢へ。
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12月31日(木)全国高校サッカー選手権1回戦
藤枝明誠(静岡県) 1 - 1(PK3-2) 徳島商(徳島県) (12:05/駒沢陸/5,122人)
得点者:前半2' 安東大介(藤枝明誠)、後半21' 小牧友希(徳島商)
【主審】村上 伸次  【副審】日高 晴樹/本橋 巧
【天候】曇 9.6℃ 39%
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この日はどこの会場に行こうか迷いに迷って、結局自宅から最も近くアクセスも楽な駒沢陸上競技場に。正直対戦カードはよく確認しないままこの試合を見始めたのですが、非常に面白く良質な試合だったと思います。
試合開始直後に藤枝明誠が先制し、その後もペースを握りながら試合を進めましたが、徳島商が美しいパスワークで同点ゴールを奪い、その後は一進一退のままPK戦へ。
PK戦は両チームのGKが奮闘しあうものの、結局は藤枝明誠の勝利で決着。
実は1年前に同じ会場で徳島商を見ているのですが、その試合も優勝した広島皆実に惜敗していたのですね。来年こそは選手権での躍進が出来るよう徳島商の選手・関係者には頑張ってもらいたいと思います。


続いて、第2試合。
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12月31日(木)全国高校サッカー選手権1回戦
北越(新潟県) 0 - 5 国見(長崎県) (14:10/駒沢陸/6,147人)
得点者:前半1' 大町将梧(国見)、前半8' 須郷智広(国見)、前半25' 布志木拓名(国見)、後半1' 松田有騎(国見)、後半37' 井福晃紀(国見)
【主審】大川 直也  【副審】河合 英治/新井 裕介
【天候】晴 11.0℃ 24%
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高校選手権ではお馴染みの名門校、国見ですが、ここ数年は県予選も勝ち上がれず久しぶりの登場。
1回戦の相手は新潟の北越でしたが、もう何もかもが違い過ぎると言うくらいの圧倒的な差を感じるような試合内容で国見が得点を重ね、5ゴールの大勝という結果でした。
ただ、北越もこのままでは終われないと後半開始直後には国見ゴール前まで迫りましたが得点ならず。
ちなみに、北越の嵯峨谷監督は今年が教員生活最後の年と言う事だそうで。
今ではアルビレックスのおかげで新潟でもサッカー文化が根付いていますが、嵯峨谷氏の地道なご努力と情熱も無視出来ないのだろうなと思います。
今後、嵯峨谷氏の教え子が意志を受け継いで立派な指導者となって選手権に出場する事をお祈りしております。


年が明けてからは、ちょっと間が空いて準決勝から観戦。
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1月9日(土)全国高校サッカー選手権準決勝
矢板中央(栃木県) 0 - 2 山梨学院(山梨県) (12:05/国立/17,888人)
得点者:34' 高橋峻太(山梨学院)、85' 碓井鉄平(山梨学院)
【主審】今村 義朗  【副審】大川 直也/田中 利幸
【天候】晴 12.0℃ 23%
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アクションサッカーの矢板中央と、リアクションサッカーの山梨学院という印象でした。
どちらを応援することもなくニュートラルに見ていて、何となく矢板中央が押している感じがしたのですが、先制ゴールは山梨学院。右サイドから見事な崩しでした。
その後は矢板中央の反撃が続きましたが、山梨学院が堅い守備からのカウンターでとどめの2点目で勝負あり。
矢板中央はなかなか前線にボールが納まらなかったのが痛かったのですが、最後まで諦めない迫力ある攻撃は素晴らしかったと思います。


続いて準決勝第2試合。
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1月9日(土)全国高校サッカー選手権準決勝
関西大学第一(大阪府) 2 - 2(PK2-3) 青森山田(青森県) (14:25/国立/21,739人)
得点者:31' 野間涼太(青森山田)、39' 椎名伸志(青森山田)、89' 久保綾祐(関大第一)、89' 井村一貴(関大第一)
【主審】岡部 拓人  【副審】前田 敦/今岡 洋二
【天候】晴 12.0℃ 23%
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高校選手権は準々決勝まで40分ハーフで、この準決勝から45分ハーフになります。やはり、サッカーは90分だから面白いと言う事なんですね。
後半44分に関西大学第一が1点を返して、「ああ、1点入れたか、良かったねえ」などと思いながら、帰り支度を始めると、すかさず同点ゴール。
それまでの試合展開から、まさか関西大学第一が同点に追いつくなどと予想も出来ないほど、青森山田が圧倒していた試合でしたので、この展開には本当に驚きました。
確かに、青森山田にとって何度もあった3点目のチャンスを決める事が出来なかった事が仇になってしまいました。
ただ、最終的にGKの活躍と、今大会屈指のタレントである柴崎君の落ち着いたPKで青森山田の勝利となり、何となくホッとしたような気持ちで国立を後にしました。
いずれにしましても、関西大学第一の頑張りはこの大会に大きな足跡を残しましたよ。


そして最後は、成人の日の決勝戦。
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1月11日(月)全国高校サッカー選手権決勝
山梨学院(山梨県) 1 - 0 青森山田(青森県) (14:10/国立/43,635人)
得点者:11' 碓井鉄平(山梨学院)
【主審】村上 伸次  【副審】/
【天候】曇 .0℃ %
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準決勝で見た素晴らしい2試合から、この日の決勝戦も素晴らしい試合を大いに期待しながら大混雑の国立に向ったのですが、結果としてはちょっと残念な内容でした。
と言うのも、伸び伸びとプレーする山梨学院に対して、青森山田はボールが繋がらず、焦りからかミスも連発するなど、準決勝と比べると明らかにパフォーマンスが落ちていました。
3年生にとって高校生活最後の試合ですので、悔いの無い試合としなければならないのに、これでは悔いが残りまくりでしょう。何が原因でこの様になってしまったのか、全く分かりませんが、晴れの決勝の舞台ですからね、もっと頑張って欲しかったので、非常に残念でした。
優勝した山梨学院は最後まで自分達のサッカーを貫き、見事な優勝だったと思います。

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2009/12/30

年末の国立で2試合観戦

本日は年末年始休暇初日という事で、国立競技場へお散歩に行ってきました。
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12月29日(火)高円宮杯第21回全日本ユース(U-15)選手権決勝
コンサドーレ札幌ユースU-15 1 - 2 ヴィッセル神戸ジュニアユース
(11:30/国立/7,513人)
得点者:53' 松田猛(神戸)、64' 神田夢実(札幌)、69' 小西智貴(札幌)
【主審】山本 雄大  【副審】金田 大吉/聳城(タカギ) 巧
【天候】晴 9.7℃ 29%
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1試合目は高円宮杯U-15の決勝戦。札幌と神戸の一戦。
序盤から、神戸が高い個人技と豊富な運動量、更に鍛え抜かれたパスワークで札幌を圧倒するも、肝心のゴールを決められないまま40分ハーフの前半終了。
後半も同じ状況で試合が進み、神戸が札幌の守備を崩しきりやっと先制。
ところが、ここで神戸の運動量が一気に落ち始め札幌が反撃開始。見事なシュートが決まって同点。
これで勝負の行方が分からなくなったと思いきや、5分後に神戸が勝ち越して勝負あり。

この年代の公式戦をはじめて見ましたが、そのレベルの高さに驚きました。
仮に、今日の2チームが明日からの高校選手権に参加したとしても、いい所まで勝ち進みそうな気がするくらい。
特に神戸のサッカーは思わず何度も「すげー!」と呟いてしまうほど、非常に楽しませていただきました。
逆に札幌の選手の判断やプレースピードの遅さが目立ってしまいましたが、この年代の選手としては札幌の選手達も素晴らしいプレーヤーばかりなんだと思います。
あと数年後に彼らの中から素晴らしいJリーガーが誕生していることを願うばかりです。


余談ですが試合後、ホーム側で応援していた札幌サポから次の試合に待機していたガンバサポに対して熱いメッセージとコールが贈られる素晴らしい光景がありましたが、残念ながらガンバサポから札幌サポへは返礼の拍手のみでコールなどが無かったのはちょっと残念でした。
ちなみにアウェイ側では神戸サポと仙台サポが双方向でコールしていた様子でしたのでね。

という事もあって、ホーム側自由席の端に座っていたのですが、次の試合はアウェイ側の仙台への応援モードで観戦することになりました。
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12月29日(火) 第89回天皇杯準決勝
G大阪 2 - 1 仙台 (15:03/国立/25,878人)
得点者:3' ルーカス(G大阪)、58' 中原 貴之(仙台)、65' ルーカス(G大阪)
【主審】高山 啓義  【副審】相楽 亨/大塚 晴弘
【天候】晴 9.3℃ 36%
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試合結果としては、非常に真っ当なもので、ガンバはJ1第3位の実力をしっかり見せてくれたと思います。
特に試合開始直後から先制ゴールが決まるまでの3分間、ガンバの大迫力の攻撃は格の違いを見せつけるかのようでした。
ただ、国立競技場の約半分を埋め尽くした仙台サポの素晴らしい応援と、それに後押しされた仙台の選手達の必死のプレーで、この試合の質を上げてくれたのも事実。
仙台の同点ゴールの美しさは、来期J1で闘う仙台の関係者全員に勇気を与えたことでしょう。
来期J1でのご健闘をお祈りしていますよ。
そして、2011年には是非ユアスタで対戦させてください。もちろんJ1の舞台でね。

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2009/12/07

2009J1第34節G大阪-千葉(万博)観戦メモ

2009シーズン。J1ラストゲーム。
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12月5日(土) 2009 J1リーグ戦 第34節
G大阪 2 - 0 千葉 (15:33/万博/20,031人)
得点者:28' 遠藤保仁(G大阪)、58' 遠藤保仁(G大阪)
【主審】佐藤 隆治  【副審】二俣 敏明/中込 均
【天候】晴 14.4℃ 69%
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試合前日、どうしても外せない飲み会があって深夜の自家用車遠征は諦め。
その結果、急きょ10日前に1泊2日の旅行商品を購入して予定外に観光気分満載な大阪遠征となってしまいました。まあ最終節だし2009年ラストゲームだしJ1も最後だし、まあいいかと5日早朝に次男と二人旅に出発。
前日の天気予報通り東京の天候は曇りで、新幹線で西に進むにつれ雲が暗くなり、名古屋と京都の間で本降り。ところが11時の新大阪到着時には雨上がりで万博到着時には青空ものぞき見えて雨の気配はゼロ。二人分の雨具がバックの重りとなってしまいましたが、雨が降るよりずっとマシ。

万博は昨年の開幕戦以来ですからほぼ2年ぶり。
汚れきったゴールネットもすっかりカラフルになり、作り置きで冷え切った不味い焼そばやたこ焼きなどのスタ飯は健在でしたが、それを食さなくとも再入場システムにより場外の屋台での買い物が可能になって、この2シーズンですっかり様変わりしておりました。しかし、再入場が出来るなんて知らなかったので食事関係は全て事前に準備してたので利用しませんでしたが。

ただ、ゴール裏から試合の見難さは相変わらず。
なんか中後が一人空回りして簡単に攻め込まれてるなと思ったら、4‐1‐4‐1だったんですね。全然気が付かなかったよ。
1失点目の遠藤のコロコロFKは敵ながらあっぱれ。その前のCK?からチョジェジンのヘッドでバー直撃なんてプレーがあったので伏線になっちゃいましたね。
失点後、反撃を期待しましたが中盤から前線になかなかボールを進められず、サイドチェンジをするうちにミスで自滅の繰り返し。
まあ今シーズンはこんなシーンばかりでしたので、もう慣れちゃいましたが(苦笑)

後半はいつもの4‐4‐2に変更したとの事で、ゴール前まで攻め上がる機会もちょっとだけ増えたような気がしましたが、主審が空気を読まずにガンバにPKを付与。
後で映像で見るとシミュレーションでもおかしくないプレーに見えましたが、こんな運の無さも今シーズンを象徴するような試合だったということか。

その後、ガンバは退団が決定している播戸を投入し、終盤にはGKを交代させる余裕の采配。
ジェフにとっては全くもって屈辱的な選手交代ではありましたが、それでも反撃のゴールを決めれるほどの意地はこのチームにはありませんでした。
と、現場では考えておりましたが、今となってはGK交代と同時刻に投入された東美も同じ意味を持っていたなんて全く分からず。枠を大きく外すミドルに「ああ、やっぱ東美だわ」と嘆いた翌日に衝撃のニュースを知る事になろうとは。
まあ、この件については別エントリーで。

結局、ジェフ的に何の盛り上がりもなく無抵抗のまま試合終了。
2009年シーズンがあっけなく終わってしまいました。

その後、大さんにしっかりと感謝のコールをして、ガンバの粋な計らいによるセレモニーに驚きながらも心から感謝しつつ、黄色い背番号3の雄姿を脳裏に焼き付けてきました。
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大さん。おつかれさま。
ジェフに来てくれて本当にありがとう。

スタジアムを出て万博記念公園駅まで次男と二人歩きながら「また負けちゃったな」といつもの会話をしながらも、来年のアウェイはどこに行こうかと無理やり前向きに考えながら2009年シーズンを締めくくり。

そのまま新大阪駅近くのホテルに泊まり、翌日は半日だけ大阪観光を楽しみ東京に帰って参りました。

ジェフサポーターの皆さま。2009年シーズンたいへんお疲れさまでした。
降格も決まり消化試合となった万博に、ゴール裏の緩衝地帯を狭めさせるくらい多くのジェフサポが集結した事に本当に驚き感動しました。
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リーグ戦は非常に残念な結果となってしまいましたが、これだけ熱い気持ちと深い愛を持ったサポーターがこれだけ居れば大丈夫。
来る2010年シーズンも黄色いユニの選手を共に全力で後押しして、1年限りのJ2を思う存分楽しみましょう。

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2009/12/01

2009J1第33節千葉-大分(フクアリ)観戦メモ

2009年シーズン。ホーム最終戦です。
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11月29日(日) 2009 J1リーグ戦 第33節
千葉 0 - 2 大分 (16:03/フクアリ/13,642人)
得点者:16' 清武弘嗣(大分)、65' フェルナンジーニョ(大分)
【主審】扇谷 健司【副審】山口 博司/田尻 智計
【天候】曇 11.6℃ 47%
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ここ数年、ジェフは開幕戦はアウェイ、最終節はホームの開催が続いており、最終節の前にホーム最終戦を迎えたのは2003年シーズン以来6年ぶり。
で、実は2003年シーズンのホーム最終戦の対戦相手も大分でした。
当時は、この試合に勝てば2ndステージ優勝に王手がかかるジェフと、J1昇格1年目で残留争い中の大分の試合とあって、最後は激しいカウンターの応酬となりましたが、結果は1-1のドロー。
直後のホーム最終戦イベントで阿部キャプテンの悲痛な挨拶と、1stステージに続いてまたしてもステージ優勝を逃してしまうのかという悔しい気持ちは未だに忘れられず、その後は大分と対戦する際は、いつもその時の気持ちを思い出します。

今回もいつもと同じように、2003年2ndステージ大分戦の悔しさを思い出しながら試合に臨んだのですが、残念な結果となってしまいました。

試合全体を振り返ると、徹底的にジェフのサイド攻撃を封じる大分の守備を崩せなかったのと、1対1の局地戦でことごとく大分の選手の粘り勝ちで、内容的にも完敗という試合でしたが、何と言っても前半立て続けに新居やネットの決定的なシュートを西川にファインセーブされてしまった事が試合を決定付けてしまったと思います。
ただ、この試合での一番の収穫は、終盤に金沢が良い動きを見せてくれた事。
蒲田さんの選手紹介ではありませんが「君が大暴れしないと困る」と言う事で、最終節も期待したい所です。

これでジェフはついに最下位転落。
まあ今更どんなに勝ち点を上積みしてもJ2降格は覆す事は出来ないので、順位なんて関係無いのですが・・・
でもやっぱり悔しいです。

そんな試合結果で、ホーム最終戦のイベントはどうなることかとヒヤヒヤしましてね。
市原市の佐久間市長の挨拶でフクアリの空気が殺伐としかけるし、三木社長や江尻監督の悲痛な挨拶でテンションが上がる訳もなく。

そういう意味で、大さんの引退セレモニーで救われました。
大さん。本当に申し訳ない。
あなたのいつも通りの笑顔が見れて、気持ちよくフクアリから帰る事が出来ました。

今までのジェフはこのような引退セレモニーが出来ないクラブでしたが、立さんの引退セレモニーに続きこのような素晴らしい雰囲気で選手を送り出せるようになった事は、本当に嬉しく思っております。
現役の選手も是非、この引退セレモニーを目標に頑張って欲しいと思うし、今後もクラブスタッフにはこのようなセレモニーが継続できるように頑張って欲しいと思います。

最終節は万博に行ってきます。
大さんに対する思いは、最終節のあとにでも。

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2009/11/29

2009J1第33節FC東京-神戸(味スタ)観戦メモ

今シーズン最後の味スタに行ってきました。
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11月28日(土) 2009 J1リーグ戦 第33節
FC東京 1 - 0 神戸 (17:00/味スタ/28,664人)
得点者:87' 平松大志(F東京)
【主審】家本 政明  【副審】八木 あかね/中込 均
【天候】曇 15.3℃ 35%
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この試合前の両チームの状況として、東京は勝ち点49で8位。ACL出場圏内の3位までは届かないものの、4位に着けとけば天皇杯の結果次第でACL出場の可能性もあり、また賞金圏内である7位はすぐ目の前ですのでモチベーションは十分といったところでしょう。
対する神戸は勝ち点38の13位。まずは残留を確定させるためにもこの試合で勝ち点を1でも伸ばしたいところ。

そんな両チームの熱い戦いを期待して臨んだのですが、残念ながら試合内容は何とも緊張感に欠ける寂しいものでした。
特に神戸は、同時刻で行われている大宮-柏の経過を知ってか知らずか、個々の選手から「絶対に勝ちたい」という気迫は全く感じられなかったし、神戸サポも味スタでは極小のアウェイエリアにもかかわらずそれを大いに持余すほどの数で、本当にこのクラブは残留したいのかと疑ってしまうほどの雰囲気で憤りさえ感じるほど。
まあ、降格が確定したクラブのサポのひがみでしかありませんが(苦笑)

ですので、そんな神戸に絶対に勝ち点を与えてはならぬと、完全に東京応援モードで観戦していたのですが、その東京もメンバーが満足に揃わない状況下でどうにも効果的な攻撃を仕掛けられないまま時間だけが過ぎるようで、「なんとかスコアレスドローで終わらないで・・・」と思い続けた87分、CKからニアに走りこんだ平松の見事なヘッドでやっとゴール。
今日の神戸を沈めるにはこの1点で十分で、ロスタイム4分も難なくやり過ごして試合終了、東京のホーム最終戦は見事勝利で締めくくりとなりました。

仮に私が神戸サポであれば、この状況でこんな試合しか出来ないチームに激しく怒ると思いますが、同時刻の大宮-柏は1-1のドローに終わり柏の降格が確定した為か、神戸のゴール裏からは激しいブーイングも無く淡々と選手を迎えていつも通りの敗戦後という感じでした。こういうのも、何か腹が立つのですが、これも降格確定クラブサポのひがみな訳で(笑)

東京はホーム最終戦という事で、城福監督の挨拶に続き、藤山選手の退団セレモニーと、浅利選手の引退セレモニーが行われ、その中で藤山選手はらいシーズンは札幌に行かれることを自身の挨拶の中で発表されました。という事で、来年もよろしくお願いしますね。藤山選手。

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2009/11/23

2009J1第32節千葉-FC東京(フクアリ)観戦メモ

やっと勝ちました。
せめてあと3ヶ月、この1勝が早ければと悔やんでも悔やみきれません。
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11月22日(日) 2009 J1リーグ戦 第32節
千葉 2 - 1 FC東京 (13:03/フクアリ/14,247人)
得点者:25' 新居辰基(千葉)、30' 赤嶺真吾(F東京)、46' ネットバイアーノ(千葉)
【主審】岡田 正義  【副審】岡野 宇広/村上 孝治
【天候】曇時々雨 9.2℃ 72%
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まずは、試合前の社長挨拶。
前節等々力での川崎の社長の挨拶に引き続き、2節続けて悲痛な社長挨拶を聞かされるとは。
ただ、等々力と今日の最大の違いは聞く立場が全く逆という事なんだけど、川崎サポのblogで多々書かれていた「ジェフサポの拍手に救われた」という気持ちが初めて理解できました。
今日は東京サポの皆様の拍手に救われました。
ただね、あの場の空気からしてアウェイサポとして拍手をするくらいしか間が持たないってな感じだったと思うのですが、でも拍手をしていただいたご厚意は励みになりました。
東京サポの皆様、ありがとうございました。

試合は、純粋にジェフにとって良い試合だったと思います。
あれだけ90分間を通してチームの意志が具現化されてやり抜いた試合は本当に久しぶりに見たような気がします。
やっぱり、やれば出来るんですよ。このチームでも。
でもね、32節では遅すぎる。全てが決まった後では遅すぎるよね。

まあ後悔先に立たず・・・ですので、先を見て残り2試合への希望を持つために今日の試合の内容を書かせていただくと、最大のポイントは巻→ネットバイアーノの交代でしょうね。
この2人の最大の違いはボールの納まり方。最初はDFとの競り合いでファールばかり取られていましたが、少しずつ上手く対応することで周りを活かすプレーが出来てきたのは見事でした。
1点目なんかは、谷澤からのクサビのパスをしっかりキープしてDF3人くらいを引き付けて左サイドに展開した素晴らしいプレーでした。
後半も彼にボールが納まることで確実にチャンスが拡大していましたので、後は米倉、アレックス、新居などの周りがしっかりとチャンスを活かす事が大事ですね。

それから2点目。しっかり決めたネットと共に、クロスを上げた坂本も褒めるべきでしょう。
久しぶりに坂本の左足の素晴らしいクロスが見られて非常に嬉しかった。
今シーズン、こんなクロスをもっと見たかったぞ。

さて残り2試合で次節は大分戦。
奇しくも最下位決定戦となってしまいましたが、当然負ける訳には行きません。
しっかりとモチベーションを持って、今日のような笑顔でホーム最終戦を終えたいものです。

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2009/11/16

第89回天皇杯4回戦FC岐阜-千葉(熊谷)観戦メモ

一週間前のJ2降格確定後に感じたこの不安。

「残り3試合と天皇杯。
 選手はしっかりとモチベーションを持って闘ってくれるでしょうか。」

見事的中!て感じですかね。
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11月15日(日) 第89回天皇杯4回戦
岐阜 1 - 0 千葉 (13:00/熊谷陸/3,569人)
得点者:44' 吉本 一謙(岐阜)
【主審】岡部 拓人 【副審】犬飼 一郎/前島 和彦
【天候】晴 25.6℃ 22%
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非常に残念な結果でした。
キックオフ直後の米倉→深井で作った絶好機と、7分の深井→(巻スルー)→米倉の絶好機。
これを「決めなかった」事が90分の試合を決定付けたと思います。

失点場面のミスは、もうしょうがない。
あのような事が1試合に1度は必ずあるのはこのチームを1年間見てきて良く理解できているし、今更嘆いたところで次にノーミスの試合が出来るとは思っておりません。
重要なのはあのようなミスをチームの中でどうやってカバーするかですよ。残念ながら、昨日の試合では味方のミスをカバーし合うようなチームではありませんでしたが・・・

唯一良かったと思える事は、この試合が2010年の開幕戦じゃなかった事かな。
おかげで、J2は簡単に勝てないという意識が私の中で明確になったのとFC岐阜への借りが出来たので、来シーズンの応援モチベーションは上がりましたよ(笑)

ただね、本当に残念な事が一つだけ。
私の場合、基本的に次男と2人で観戦しているのですが、今回一緒に行ってくれるかどうかちょっと不安だったんですよ。
と言うのも、一週間前の等々力は当日になって次男が「降格するかもしれないから行かない」と言うので私一人で行ったもんですからね。
で、今回どうするか朝に本人に確認したら「今日は行く」と。
恐らく子供ながらに「さすがに今回は勝つだろう」と思ったのでしょう。
実は今シーズン次男がジェフの試合を観戦したのが15試合。1試合も勝利がありません。
ですので、1試合だけで良いのでこいつにジェフが勝利する試合を何とか見せたいと思ってたんですよね。

でも、また負けちゃった。

こいつは10歳にして「人生は上手く行く事ばかりではない」ということを学んでいるんだろうなと考えながら熊谷から帰ってきました。

いろんな所に連れまわしておいて、怒ったり、呆れたり、悲しんでいる親父の姿しか見せられなくてごめんな。

2009年は残り3試合。
一応、チケットは全て二人分手元にあります。

ジェフの皆さま。
何とかうちの次男坊に2009年シーズンの勝ち試合を見せていただけないでしょうか。

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2009/11/08

2009J1第31節川崎-千葉(等々力)観戦メモ

2009年11月8日は生涯忘れる事が出来ない日になってしまいました。
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11月8日(日) 2009 J1リーグ戦 第31節
川崎F 3 - 2 千葉 (15:03/等々力/18,470人)
得点者:35' 工藤浩平(千葉)、55' レナチーニョ(川崎F)、70' レナチーニョ(川崎F)、88' 和田拓三(千葉)、89' レナチーニョ(川崎F)
【主審】松村 和彦  【副審】江角 直樹/五十嵐 泰之
【天候】曇のち晴 19.5℃ 58%
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試合の事はもういいでしょう。
力が無く、負けてしまった。ただそれだけです。

実は、降格が決まったらきっと涙が止まらないだろうなんて思って、タオルとかハンカチとか多めにバックに詰め込んできました。
でも、不思議と涙は出なかったですね。
心の底から悔しい気持ちでいっぱいなのに。
試合終了直後にヘタヘタと座り込んで、天を仰いで溜息をひとつして、「そうだ選手を迎えなければ」と千葉コールをして。
なんか淡々と時間が流れて行った感じで、不思議と冷静に「その時」を向かえておりました。
憤りとか、怒りとか、そんな感情が出てきても良さそうなのに、不思議なくらい何の感情も出てこない。
まあ、これから時間が経つにつれいろいろ出てくるとは思いますけどね。


リーグ戦3試合を残してJ2降格決定。


2009年がこんな酷いシーズンになるとは思ってもいなかった。
もっと出来ると思ってたけど、これが現実。

残り3試合と天皇杯。
選手はしっかりとモチベーションを持って闘ってくれるでしょうか。

とりあえず、今はそれだけが不安です。

今日はこの辺でご勘弁を。

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2009/10/25

2009J1第30節鹿島-千葉(カシマ)観戦メモ

どこの会社の誰の質問か知りませんが、質問にずいぶんトゲがあるねえ。
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10月24日(土) 2009 J1リーグ戦 第30節
鹿島 3 - 0 千葉 (16:04/カシマ/18,887人)
得点者:8' 興梠慎三(鹿島)、18' マルキーニョス(鹿島)、77' 田代有三(鹿島)
【主審】西村 雄一  【副審】相樂 亨/二俣 敏明
【天候】曇のち雨 17.4℃ 72%
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カシマに行ったの何回目だろうか。えーと4回目か。もう毎回感じるのですが、鹿島は本当に遠い。
自宅からの距離はフクアリまでのほぼ2倍で、同じ茨城県の水戸と同じ。でも、所要時間が全く違う。
特に帰りは最悪。今回はナビを駆使して何とか90分(うち、駐車場脱出に30分)で潮来ICまで辿り着いたけど、ヘタすりゃもっと時間が掛かるはず。
まあ、これがアウェイってやつなんだろうけど。
で、結局帰宅したのは23時。途中、酒々井PAで食事したり、首都高が事故渋滞だらけだったりと、いろいろ原因はあるけど時間が掛かりすぎ。
本当に疲れた。

試合は、もう毎度毎度同じ。
決めなければならない所で決めきれず、自分らのミスで失点。
ボール持ってから「どこにパスしようかな?」なんて考えているようじゃ、ボールを前に運べないし、鹿島のようにシンプルにDFの裏のスペースを突く攻撃なんて出来るわけが無い。
1失点目なんて「東美!後ろ後ろ!」と叫びたくなるようなドリフ状態。試合序盤であれだけ狭いスペースの中で緩いパスを自分に届くまでじっと待ってると、小笠原でなくても後ろから奪われるでしょ。そもそも緩いパスを出したエドも悪い。
それから、敵のパスを頭で弾き返すのは良いけど、何で狙ったかのようにドフリーの敵選手にキレイに返すかね。あまりにもそんなシーンが多いから、鹿島の選手がジェフのDFを楔として利用してるのか?と思ってしまったよ。必死にプレーしているのは解るけど、もっとクレバーに、したたかに、嫌らしく、プレーしないと、勝負になりません。

でも、後半鹿島に3点目が入って、鹿島のコーチ陣がもの凄いアクションで喜んでいる姿を見たとき、ちょっと意外な気分でしたね。17位のチーム相手にダメ押しの3点目を入れただけなのにあんなに喜んじゃって。まあ、しばらく勝てていなかったという事で、彼らも必死だったんでしょう。きっと。

翻ってジェフは彼らを更に上回る必死さを出さなければならなかったのに、空回り気味で前に進めない。

残り4試合。
このまま無抵抗で終わってまうことの無いように、もう一度気持ちを立て直してがんばりますかね。

ああ、次は天皇杯か。しかも相手は大分と、これまた絶妙な組み合わせですな。

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2009/10/19

2009J1第29節千葉-京都(フクアリ)観戦メモ

毎度お馴染み、追いつかれての1-1ドローでしたと。
Dsc02052
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10月18日(日) 2009 J1リーグ戦 第29節
千葉 1 - 1 京都 (16:04/フクアリ/13,389人)
得点者:34' 新居辰基(千葉)、86' ディエゴ(京都)
【主審】高山 啓義  【副審】抱山 公彦/竹内 元人
【天候】晴 22.1℃ 50%
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もう何度同じ事を繰り返すのだろうか。
追いつかれての1-1ドロー。

失礼ながら今日の対戦相手である京都の選手からは、全く気迫を感じる事は無かったし、ジェフに負けないくらいミスを繰り返してくれている。
新居のゴール後は「今日は絶対に勝てる」と確信するくらい、今日は俺達の日だ!と思ったのですが・・・
もう、数え切れないくらいの決定的チャンスを逃し続けると、勝利の女神も待ってくれませんね。
工藤も巻も新居も、決める時に決めないと勝てる試合も勝てません。
2点目を決められないばっかりに勝ち点2を逃した試合は今シーズン何試合あるだろうか。そのうちの半分でも勝ってれば・・・

ただ、今日は天皇杯の勝利の成果が感じられる試合でした。
以前は全く合っていなかった巻と新居の2トップも、かなり可能性を感じるようになりましたし、江尻監督がやりたいサッカーがいい方向に向いているのだと思いたい。
結果はなかなか出ないけど、江尻監督の熱い思いと心中するしかないと覚悟を決めました。
もうこうなったら、とことん江尻監督に付いて行くよ。

そして新居。
現地では全く気が付かなかったけど、帰宅後に見たビデオで君が涙を流す姿を拝見してグッときました。
これまでなかなか試合で出れなかったし、出たとしてもほんの僅かな時間ばかり。これまでリーグ戦で無得点というのは、ストライカーにこだわる君にとってどんなに辛かったことか。
2007年にジェフに来てからずっとクールな新居でしたが、今日は熱い一面が見れて嬉しいです。

J1残留に向けて、残された時間は5試合、450分。
残り全て決勝戦。
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり
この精神で全力で行きましょう!

【業務連絡】
Nさんへ
本日は本当にお世話になりました。
また、フクアリでお会いしましょう!

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