Jリーグ第12節千葉-京都(フクアリ)観戦メモ
2008年シーズンJリーグ、いよいよ開幕です(苦笑)
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5月10日(土) 2008 J1リーグ戦 第12節
千葉 1 - 0 京都 (16:03/フクアリ/10,178人)
得点者:68' 工藤浩平(千葉)
【主審】前田 拓哉 【副審】前島 和彦/抱山 公彦
【天候】雨 13.3℃ 76%
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首からぶら下げているストップウォッチが48分代を表示。思わず、
「レフリー!時計を見ろ!」
その必死の叫び声に応えるように、前田主審の両腕がフクアリ上空の雨雲を指して長いホイッスル。
「やったあああ!!!」と言葉にならない叫びと共に涙が溢れ出し、もうぐしゃぐしゃな顔で久しぶりの勝利の味を噛みしめました。
サッカーの試合を見て本気で泣いたのは、2005年のナビスコFINAL以来2度目だな。
もうそれくらい、嬉しかった。てゆうか、安心しました。
この日のフクアリは開場前から妙な雰囲気でした。
選手のバス到着をコールで出迎え、ピッチ練習時にはジェフのビックフラッグがホームゴール裏からバクスタ中央まで移動。(昨年のストやん騒動を思い出しましたよ)
試合前のジェットスフィーンのパフォーマンスにはゴール裏から手拍子が発生して、キックオフ直前の円陣ダッシュには「おーおい!」のコール。
こんなのは、長年ジェフを見てきて初めて。
とにかくやれることは全部やる、という意気込みが伝播して自然にフクアリが一体になり良い雰囲気になったと思います。
しかも選手入場の前に、左手で胸のエンブレムを掴み目を閉じて何かを祈るように集中力を高める坂本の姿がビジョンに映った時は、もう涙腺が崩壊寸前。痺れました。
試合の方も、スタメンを見てビックリ。
直近2試合でSB起用され物議を醸し出した斎藤ですが、澤入新ヘッドコーチはその斎藤をボランチで起用。
「おいおい、大丈夫か」という不安は試合が進むにつれて、「これは良いんじゃないの」という思いに変わりました。京都の3トップに入るパスや、2列目から飛び出そうとする某S選手をガッチリ抑えて仕事をさせず。攻撃でもボールを持ったらとにかく誰かに預けるという玉離れの良さがリズムを生んでいました。斎藤のボランチ起用は今までのジェフには絶対に無かった発想なだけに、いきなり澤入効果が出たと言うべきかも知れません。
それから、前半で特筆すべきは良太とバクスタの皆さんのやり取り。
京都の守備の特性なのか、両SBには全くプレスがかからずほとんどフリーでボールが持てていましたが、それでも横パス、バックパスをしようとする左SBの良太に対してバクスタからは「後ろじゃない!前!前!」「フリーなんだから勝負しろ!」という暖かい声が多数発生。その声に応えようと必死に前を向こうとする良太は素敵でした(笑)
スコアレスで迎えた後半は、運動量が落ちるんじゃないかという不安が吹っ飛ぶほど押せ押せの展開。
68分、新居のスルーパスに飛び出したレイナウドがGKと1対1に。浮かしたシュートはそのままゴールに入るかと思いきやポスト。しかしそこに詰めていたのは工藤。瞬間的に「ふかすなよ」と思ったものの(苦笑)、無事にボールを黄色いネットに押し込み先制。
この試合、今までと全く違ったのは実はここから。
今まではリードしてもラインがずるずる下がり防戦一方となっていましたが、2点目を取る意識がビンビンに伝わってきました。とにかく選手全員が闘っていました。この選手の意識こそが監督交代効果といえるのかもしれません。
ただ、もう2点か3点ぐらい入っても・・・・まあ、次は決めてくれよレイナウド(苦笑)
試合終了後はまるで優勝でもしたかのような盛り上がりのフクアリでしたが、残念ながらまだリーグ戦で1勝しただけです。まだまだダントツの最下位です。
だけど、監督も変わった、ヘッドコーチも変わった、そしてジェフサポの悲願だった社長も変わりフロントも変わろうとしている。
この試合からリスタート、2008年シーズンのスタートとして「J1残留」の目標に向かって選手、サポ、クラブスタッフ一丸となって闘い続けましょう。
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コメント
観戦応援お疲れ様!オヤジは試合開始まえあっこちゃんでお疲れ状態になってしまった~絶対に聖地フクアリはJ1カテゴリーだすよJ2は似合わないし~してはいげない!!
ミラクルジェフ再来だ~俺たちJEF!
投稿: hakonenogeta | 2008/05/12 05:50
観戦応援お疲れ様です。とにかくよかった。
この試合に集まったサポは、臨海時代のようにサポートの意味を分かっている人達が多かったですね。
自由席の2階端っこに座っていると良くわかるのですが、ただやって来て応援もせずに試合を見ているだけのお客さんが、自由席の2階端とSA自由の2階には多い。フクアリになって気になっていたのはこの客層でして、スタジアムがすごくぬるくなる。臨海時代、人が入らないとかほのぼのとか言われていたけど、見ている人達は試合に比較的集中していて、応援もしっかりしていました。
たんなるお客様がこういうサポに変われば、「フクアリの呪い」ってなくなるのではと思います。臨海からフクアリに移って、更に、2005年のナビ決勝を観戦した際に改めてサポの力が選手に与える影響もあるのだと感じた次第でした。
バクスタと青木良太とのやりとりは、暖かいというより、「あーーーーっ、もう!!」という感じと「どうしろっつんだよう(泣)!!」という感じのぶつかり合いで、ちょっと心配しちゃいました。1階からはブーイングもでてませんでした?私も2階席から野次ってたんで、心配するなんてお門違いだったのですが。
大分戦も気合入れて参戦します。
投稿: 愛知犬 | 2008/05/12 06:48
JEFホームページのニュースUPも早くなったような気がします。新しい血の導入で一丸となって勝利をつかみましょうね。
投稿: matti | 2008/05/12 07:41
speedsterさん、こんばんは。
観戦記&今日のガマちゃん、いつも楽しく拝読しています。
しかし、これだけ勝利から遠ざかると、選手のモチベーションが下がるのではないかと心配しておりましたが、たったひとつの勝ちで、選手が自信を取り戻し、チーム一丸となり、さらなる勝利へ歩み続ける雄姿がまた見られると期待したいと思います。
繁忙期も過ぎ、僕もそろそろフクアリ参戦できそうです。
投稿: 武千代 | 2008/05/12 21:11
>hakonenogetaさま
コメントありがとうございます。
ちょっと前まで、来年のアウェイはキツイ・・・と諦めていたのは内緒です(笑)
不思議なものでたった1勝しただけでもの凄い気持ちが変わるもんですね。
>愛知犬さま
コメントありがとうございます。
仰る通り、スタジアムの雰囲気って凄く大事ですよね。声は出さなくても手拍子だけでも雰囲気は変わりますし。そういう意味でフクアリ常連である我々の行動が非常に大事だと思うし「模範」にならなければと思ったり(笑)
でもこの試合のスカパー録画を見直したら、倉敷さんもハラヒロミも「ジェフサポの応援が素晴らしかった、勝因は応援だ」と仰ってました。ちょっとてれくさいですけどね。
良太とバクスタの関係は、心配ないっすよ。本当に暖かい声援だったと思います(笑)
1年前に当blogで書きましたが、SA自由下段中央側の野次が一時期酷い時があってしばらく避難しておりましたが、この試合は選手を鼓舞するような声援が多く、本当に素晴らしかったと思います。まあ時々感情的な声も混じってましたが・・・
明らかに臨海時代のタッキーや楽山への「暖かい声援」とはちょっと違いましたよ(苦笑)
>mattiさま
コメントありがとうございます。
仰る通り、フロントは確実に変わってきていると思います。こんなフロントの努力と共に我々もがんばらないと、思ってみたりしています。
>武千代さま
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。武千代さんのご活躍、陰ながら応援させていただいておりました。
選手のメンタルは本当に重要ですね。今回の一件で痛感しました。
新監督で良い雰囲気で練習も出来ているようですので、諦めずに勝利を期待して応援しましょう。
投稿: speedster | 2008/05/13 00:44