サッカー観戦初めは西が丘
あけましておめでとうございます。
2005年1月1日の初エントリーからスタートした当blogも何とか3周年を迎えることができました。
と言いつつも最近更新頻度は徐々に落ちてきており、完全に息切れ失速状態なのですが、今後も無理せずマイペースでだらだらと駄文を垂れ流し続ける所存でございますので、今年もよろしくお願いいたします。
さて早速ではありますが、2008年1試合目のサッカー生観戦に行ってまいりました。例年、2月のちばぎんカップか代表戦が年間1試合目の観戦としておりましたので、1月2日からの観戦は私としては異例中の異例。まあこの年末年始の休みも全く予定も無いし天気も良かったので、自宅のご近所でもある三鷹高校の応援にでも・・・と思い立ち、西が丘サッカー場へ向かった次第。
10時に自宅を出発、埼京線板橋駅から三田線新板橋駅へと乗り継ぎ本蓮沼駅から徒歩5分程度で11:20頃到着。
入場ゲートは既に長蛇の列が出来ており、立ち見を覚悟して入場しましたが、なんとメインスタンド中央部分に若干空席があり迷わず確保。この席がテレビ実況席の真下で、試合中にアナウンサーの生声がもろに聞こえきて結構楽しめました。ちなみに第一試合の解説が武田氏、第二試合の解説が前園氏とイケメン揃い。周囲の女性の方々は必死に写真撮影しておりました。
それでは簡単に試合の感想でも
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1月2日(水)全国高校サッカー選手権2回戦
三鷹(東京B) 1 - 0 矢板中央(栃木) (12:10/西が丘/6,244人)
得点者:後半38' 繁澤健太(三鷹)
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実は事前にこの両校について全く予備知識を持たずに観戦したのですが、帰宅してから年末のエルゴラの選手名鑑を見ると、矢板中央には3人も年代代表がおり「隠れた優勝候補」なんて紹介されるほどの実力校だったんですね。
確かに、選手個々の技術なんかは矢板中央の方が上回っていたし、両サイドバックがガンガン攻め上がるスタイルは迫力がありました。
対する三鷹。第一印象はジェフっぽい(笑)と思ったら、どうやらマンマークディフェンスしていた模様。しかも運動量が凄い。特に右サイドの20番林選手は攻守の大事な場面に必ず現れるほど運動量が豊富で、個性的な見た目もあってか非常に目立っておりました。
そんな両チームの試合のポイントとなったのが、ホーム側からアウェイ側へ吹き続けた風でした。前半は三鷹が風上、後半は矢板中央が風上となり、その風向きの通りチャンスの数も前半は三鷹、後半は矢板中央の方が多かった試合でした。しかし、互いに必死の守備でピンチを凌ぎ、PK戦突入の予感が漂い始めた後半38分(40分ハーフ)、FKから頭で合わせて三鷹が先制。このゴールが決勝点となり、三鷹の勝利と相成りました。
ちなみに超満員となったスタンドのほとんどが三鷹高校の応援(FC東京のマフラー姿の方がチラホラ)で、矢板中央にとっては超アウェイ状態。これが主審のジャッジに多少は影響したのか、やや三鷹よりの笛が多かったかなと言う印象は拭えませんでしたね。非常に拮抗した良い試合だったのでちょっと残念でした。
続いて第二試合。
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1月2日(水)全国高校サッカー選手権2回戦
宮城工業(宮城) 3 - 0 鹿児島実業(鹿児島) (14:10/西が丘/7,666人)
得点者:前半29' 堀江俊介(宮城)、後半21'遊佐史彦(宮城)、後半39'中原健太(宮城)
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試合前の予想は鹿実の圧倒的有利・・・だったのですが、キックオフ直後からその予想は完全にハズレであることが明確となりました。
鹿実と言えば怒涛のプレスなのですが、それを完全に凌駕するほど宮城工のフィジカルはもの凄かった。私の後方でテレビ解説の前園氏(鹿実OB)がコメントしておりましたが「もう高校生の(身体の)当たりを超えている」と言うほど。しかもこれが試合終了までの80分間もやり通すのだから、本当に頭が下がります。表現を変えれば肉弾戦と言うのでしょうか、見ごたえのある試合でした。
勝敗を分けたポイントは後半21分の2点目だったのですが、その直前、鹿実は監督の指示で4バックから3バックにフォーメーション変更、攻撃の人数を増やして同点狙いに前掛かりとなったところに、宮城工のカウンターが見事に決まったゴールでした。
試合終了後、帰り際に見たテレビ中継席の前園氏の非常に悔しそうな表情が印象的でした。
以上2試合、純粋にサッカーを楽しませていただきました。
この2試合共通の感想としては、4チームとも攻守の切り替えが早く運動量が豊富であったこと。
これはきっとイビツァオシム氏がジェフと日本代表で示した日本的なサッカーが浸透した結果なんでしょう。
そういう意味で、Jリーグや日本代表が日本全国のサッカープレーヤーや指導者に与える影響は非常に大きく、大事なことなんだなあと思いながら十条駅まで歩いて帰途につきました。
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コメント
観戦応援お疲れ様ですね。オヤジも埼玉スタ観戦予定でしたけど子供が風邪症状の為断念でした。
投稿: hakonenogeta | 2008/01/03 16:30
あけましておめでとうございます。三鷹高校健闘してますね。帝京は敗退したそうです。三鷹高校がそんなに強いとは??不思議です。変哲もないフツーのグランドが普段の練習場なわけですしね。mattiも割りと御近所さん。
このあたりは、横河もあるし、地元の子も結構幼稚園くらいからボール蹴ってるし密かにサッカー処かも・・・
ちょっといけば、ベルディユース、FC東京のスクールもありますし。
応援しましょう!
投稿: matti | 2008/01/03 17:38
>hakonenogetaさま
コメントありがとうございます。
お子さんの風邪大丈夫ですか。寒い日が続いていますので、互いに気をつけましょう。
と、言っている私も同じ理由で今日の駒沢行きを断念しました。
>mattiさま
コメントありがとうございます。
高校選手権は初めて生で見ましたが、本当に楽しかったですよ。三鷹も旋風を起こしているし。
仰る通り、三鷹の登録選手の前所属を見ると実に様々なサッカークラブの名前が並んでいますね。横川武蔵野FC出身者も2名いますし、FC東京U15出身も1名と、実に地域選抜という感じでしょうか。ただ、代表選手もJ内定者も居ない中で良くがんばっていますね。次の準々決勝も思わず期待してしまいます。
投稿: speedster | 2008/01/04 01:14
やはり、2回戦も三鷹寄りのジャッジだったのですね!
3回戦を観戦したのですが完全に三鷹贔屓の判定で宮城が可哀想でした。そして、三鷹のサポーターのマナーは最悪です!試合後スタンドにはゴミが散乱してました!
投稿: 三鷹はジーコジャパン | 2008/01/04 01:30
>三鷹はジーコジャパンさま
コメントありがとうございます。
三回戦はテレビで見ておりましたが、主審の判定の問題以前に、三鷹の選手は良いサッカーしていたと思いますよ。
それからスタンドのゴミについては、それが事実ならば非常に残念なのですが、三鷹のサポーターのマナーが悪いというよりは、社会人として、人としての問題だと思います。スタジアムに限らず、電車の座席とか公園とかにゴミを放置する方はいらっしゃいますからね。
私の場合は少なくとも自分が座った周辺のゴミは片付けるようにしております。
投稿: speedster | 2008/01/05 01:12
管理人様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
私は学生時代仙台にいて嫁が仙台出身ですので、どちらかと言えば宮城寄りの中立的立場で三鷹-宮城戦はTV観戦してました。
笛は若干三鷹寄りという気がしましたが、完全にという程では無かったと思います。でももしかしたら、甲子園であった話題作りを選手権でも再現させるために大会主催側が若干操作している可能性は否定できません。
管理人様が書かれたとおり、守備時のマークをきっちりし、奪ったらすぐさまサイドに展開して後方からも選手が追い越してサポートをしっかりするなどまさしくかつてのJEFでした。
三鷹の選手は失礼ながら下手です。足元も下手、視野も広くない。サイドのフリースペースへの走りこみもそこへのパスもほとんど決め打ちみたいに見えます(アイディア豊富という印象ではない)。
しかしパス&ゴーの徹底、相手へのマーク、足を出すべき所ではしっかり出す、スペースにしっかり走りこむといったやるべきことを丹念にやっている姿勢は好感の持てるもので、また逆にこれを繰り返せば、高校サッカーで見られる程度の能力差は容易に逆転可能ということではないかと思います。
ダイジェストでしか見てませんが、次戦の藤枝は相当に上手く見えました。戦略も練ってくるでしょう。もうすぐ始まりますが、三鷹が格上で警戒もしてくる藤枝を相手にどれだけできるか、そこを楽しみに見たいと思います(TV観戦ですが...)。サッカーは心理戦でもありますから、これはやばいと思った瞬間に今まで出来てたことが出来なくなります。果たしてどうなるか
投稿: 愛知犬 | 2008/01/05 13:56
>愛知犬さま
コメントありがとうございます。
仰る通り、三鷹高校の選手個々の能力は高くはありませんが、チーム躍進の原動力は豊富な運動量と守備力だと思います。多少下手でもピッチ上の選手全員がしっかりと走ればこれだけ出来るというお手本だと思いますし、ある意味2003年のジェフのようが好感を持てるんですよね。
今日の準々決勝では藤枝東に負けてしまいましたが、極めて妥当な結果だと思いますし、三鷹高校の関係者も悔いは無いでしょう。
>でももしかしたら、甲子園であった話題作りを選手権でも再現させるために大会主催側が若干操作している可能性は否定できません。
実は私も同じ疑いを持っておりました。西が丘に行くまでですが。実際に彼らのプレーを目の前にすると、そんな考えはまるで無くなりましたし、純粋に「がんばれ」と選手を応援したくなりました。ただ、強いて言うならテレビ番組内での扱いがどうしてもドラマやヒーローを作りたがるのが気になりますが・・・
ですので、高校選手権は生で観戦するのが1番という結論です(笑)
投稿: speedster | 2008/01/06 01:23