Jリーグ第33節甲府-千葉(小瀬)観戦メモ
甲府へ向けて出発すべく自宅近くの分倍河原駅に行くと、狭い駅の構内は赤い人達で溢れ返っておりました。
どうやら、横浜・川崎方面から南武線でいらした浦和サポが、分倍河原駅で京王線に乗り換えているご様子。
そんな予想外に真っ赤に染まってしまった分倍河原駅の中をジェフグッズを身に付けた親子4人がうろうろしている姿は、浦和サポの方々にとっては不思議な光景だったことでしょう。
そういう訳で、今日J1の優勝チームが決まらない事を祈りつつ立川から特急に乗って甲府の犬ダービーに向かったのでした。
--------------------------------------------------------
11月26日(日) 2006 J1リーグ戦 第33節
甲府 2 - 3 千葉 (14:03/小瀬/15,069人)
得点者:'1 山崎光太郎(甲府)、'24 阿部勇樹(千葉)、'38 藤田健(甲府)、'58 羽生直剛(千葉)、'78 青木孝太(千葉)
--------------------------------------------------------
立川駅から特急に揺られて1時間ちょっとで到着した甲府駅は、噂に違わぬ我々アウェイサポの熱烈歓迎ぷりであちこちにジェフのフラッグが飾られておりました。
駅ビル内で昼食を調達後、シャトルバスで小瀬スタジアムへ。予想外に大勢のジェフサポが連なったアウェイゴール裏待機列に並んでいると、「ようこそ山梨へいらっしゃいました!」とスタッフの方が一人ずつ丁寧に山梨名物ほうとうを配っておりました。
今までいろんなアウェイのスタジアムに行きましたが、こんなお土産まで頂いたのは初めて。でも我々が本当に欲しいのは勝ち点3なんですけどね。
キックオフ1時間前、十数名のヴァンフォーレクイーンがスタジアムDJに一人ずつ氏名を読み上げられながら登場。
彼女らが見せたダンスパフォーマンスは決してレベルが高いものではありませんでしたが、終了後に「寒空の下で半袖でがんばっているヴァンフォーレクイーンに長袖ユニフォームを提供してくださるスポンサーも募集しております!」というスタジアムDJのコメントに爆笑。全てが手作り感たっぷりのスタジアムの雰囲気に試合前にやられそうになってしまいました。
キックオフ直後、ジェフのパス回しが繋がりリズム良くゴール前まで攻め込む様子を見て、今日は何とか攻撃の形が作れそうだなと思いましたが、その直後ボールを奪われジェフの左サイド深くから入れられたクロスをあっさりと合わされて失点。
もう、開いた口がガバチョ。
今日こそ連敗ストップと期待を込めて応援し始めた直後の前半1分での失点は、精神的にきつかったです。
更にその後の試合展開も、甲府の激しいプレスにチーム全体が浮き足立って、敵陣に進入することすら難しい時間帯が続いた時には絶望感すら感じてしまうほど。24分にCKから阿部が押し込み同点としましたが、38分甲府のカウンターを止めに行った水野のファール(黄紙付)で与えたFKを鮮やかに決められて2-1。
全くダメダメな前半がようやく終了した時には、今日も負けかと諦めたくなるほどの雰囲気。
ところが後半頭から要田と交代で入った青木が、その雰囲気を一気に払拭してくれました。
左サイド前線で何度も縦にドリブル突破をはかり、甲府DFを引き付けて中央で勝負という場面を演出。58分羽生の同点ゴールもピッチ中央から青木の長いスルーパスが見事に決まり、走りこんだ羽生が右足一閃。こんな美しいゴールを見たのは本当に久しぶり!
その後も、前線で青木、山岸、羽生が動き回り、工藤が2列目で左右にボールを捌く攻撃が連続。
完全に動きが低下した甲府の選手を面白いように翻弄して押せ押せの攻撃を繰り返して、ついに78分青木のJ初ゴール逆転弾が生まれました。(実はこのゴールを決めたのが青木であったことを知ったのは帰りのバスの中であったことは内緒です)
その後は甲府DFアライールのダーディなプレーや、長田主審の不可解なジャッジに怒ったり怒鳴ったりブーイングしたり・・・という場面があったものの、ナビ杯FINAL以来の大脱走を歌いながら試合終了。
ようやく、やっと連敗脱出、Jリーグ200勝達成と相成りました。
試合終了後、ピッチ中央からダッシュでアウェイゴール裏に向かってくるジェフの選手が一人。「そんなにこの勝利が嬉しかったのか・・・」と勝手に想像して眺めていたら、その選手はこれから大至急ドーハに移動しなければならない水本でした。「アジア大会がんばってこいよ!」というジェフサポ想いが乗った水本コールで水本を送り出し、その後はゆっくりと久しぶりのバンザイを楽しませていただきました。
ダッシュでドーハに向かった水本(ブレブレですいません)
晴れて玉子から王子となった青木が仕切ったバンザイ
長い長い連敗からやっと脱出できたと思ったら次節は今シーズン最終節。天皇杯も早々に敗退したので今年このチームでの最後の試合となってしまいました。
相手はこれまた調子が上がらない横浜ですが、昨年のフクアリこけら落としの借りを返す絶好の機会。
優勝争いも残留争いも全く関係ない試合ですが、いろいろあった2006年を締めくくる良い試合を期待してしっかりと応援したいと思います。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
200勝やったー!ナビスコ以来、こんなに、勝ちから見放されるとは思いもしませんでした。青木くんおめでとう。急がず、体を作って、JEFの次代を担ってくださいね。広島戦後の坂本選手のコメントを見て、選手も辛そうと案じておりました。勝ちが一番の良薬と思います。マリノス戦来年へつながる試合を期待してます!!
初めてコメントします。隣町(味スタがある)へ転居してきたJEFサポです。
投稿: matti | 2006/11/27 17:13
speedsterさん、こんばんは。
甲府遠征お疲れ様でした。小瀬は今年の春に桃源郷を見たときに通りましたが、甲斐の国もなかなかいいところです。
久しぶりの勝利で、しかも青木くんの初ゴールが決勝点となれば、ジェフサポの喜びは倍増すること受け合いですが、残すところあと1試合。
土曜日の最終節フクアリはなんとしてでも参戦したいのですが、今のところちょっと忙しくて・・・(>_<)
分倍河原の親子4人は、赤い人達からは滑稽に見えるでしょうね。笑っちゃいました(〃 ̄m ̄)ププッ
投稿: 武千代 | 2006/11/28 23:54
>mattiさま
コメントありがとうございます。
隣町ということで、今後ともよろしくお願いします。
今年のジェフの試合は残り1試合しかありませんから、いい試合になるよう全力で応援しましょう。
>武千代さま
青木の初ゴール!!!と喜びたかったのですが、逆転ゴールを決めたのが分ったのが帰りのバスの中だったもので、ちょっと損した気分ですかね(笑)
でも何よりも「今日は勝てる!」っていう展開が本当に久しぶりだったもので、そっちで盛り上がったというか、試合終了まで「早く終わってくれ!」とドキドキものでした(笑)
分倍河原の件については本当にビックリしました。まさかこんな所で大勢の赤い人達と遭遇するとは全く想定していませんでしたからねえ。
最終節は武千代さんの分までフクアリで応援させていただきます。
投稿: speedster | 2006/11/29 22:42
speedsterさん、こんばんは。
甲府戦は久しぶりの勝ちを見ることができてよかったですね。青木の初アシストと初ゴールも見れたし。ホント小瀬まで行って良かったです。ちなみにカメラアングルから察するに私はspeedsterさんのすぐ後ろの方にいたかもしれません(^^;)
小瀬は意外に快適に行くことができました。ずっと座っていける分フクアリよりも楽かも知れません(笑)
投稿: ゆうちゃく | 2006/11/30 00:14
>ゆうちゃくさま
小瀬では、一番右側(ピッチ中央側)のタスキ付近(次男がタスキを担いでましたw)の上から2段目におりました。
来年も小瀬に是非行きたいですね。とりあえずその前に今週末の最終節で今年のジェフ納めを楽しみましょう。
投稿: speedster | 2006/12/01 01:35