日中韓交流戦U-21日本代表-U-21中国代表(国立)観戦メモ
新宿駅の総武緩行線ホームはサッカー少年があふれ、千駄ヶ谷駅改札前には待ち合わせの人々でごった返しておりました。
前売りチケットが5,800枚しか売れてないってのは、絶対に嘘だよ。
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日中韓サッカー U-21代表交流戦
10/25 19:00 東京・国立競技場/21,190人
U-21日本代表 2-0 U-21中国代表
得点者:17' 梶山陽平(U-21日本代表)、82' 平山相太(U-21日本代表)
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チケット売り場で自由席の当日券を購入して千駄ヶ谷門から入場し、アウェイ側ゴール裏の席に座ったのは18時半頃。その頃はスタンドはガラガラで、風がよく通り抜けて寒いスタジアムでしたが、キックオフの頃にはいつの間にやら周囲の席は埋まり、空席を探す人がウロウロするほど。
程よく埋まったスタンドを眺めながら思ったのは、今日ここに来た人は本当にサッカーが好きな人達なんだなあということ。いろんな処に書かれていますが、JFAはこういうお客さんを大事にしなければならないでしょうね。将来のためにも。
奇しくも、JFAが電通と8年200億円で契約というニュースが流れた直後だっただけに、余計にそんな事を思った次第。Jリーグをもっと大事にしろよ。
試合は、両チームとも激しいプレスを掛けるでもなく静かにスタート。
ただ、身長も体格も勝る中国の選手のフィジカルに押されて、なかなか思うようにボールが持てない時間が続きました。それに輪を掛けるように、今日の韓国の主審もハードタックルに対して流し気味だったためか、時間が経つにつれて中国選手の激しくダーティなチャージが目に付くようになってきます。
何かと話題の平山は、相変わらずゆったりとした動きでクサビのパスを受けてポストプレーをしようとしますが、ボールキープを全くしないため、タメが作れず2列目の選手が上がることが出来ず空回り状態。
そんな試合序盤だったので、得点の匂いが全く感じられませんでしたが、左サイドで中国DFラインの裏に増田が飛び出しゴールライン際でクロス。ニアで平山が潰れ、その後ろでフリーの梶山がヘッドでズドン!と先制。
全く予想外の美しい崩しの先制点でした。
後半は、中国の強い当たりに慣れてきたためか左サイドの本田を中心にチャンスを次々に作り出し、中国を圧倒しますがなかなかゴールが割れず。やっと82分に平山にボールが当たってラッキーゴールが入り、勝負ありという試合でした。
全般的に印象に残った選手は、ボランチに入った梶山。ゴールの場面は見事でしたが、それよりも中盤のど真ん中で攻守で大活躍。正直申し上げてあんなに素晴らしい梶山を見たのは初めてです。
それと、両サイドの本田と中村北斗。彼らはJリーグで主力選手だけあって、見ていて安心感があります。ただ、今後Jリーグ終盤の日程とU‐21代表の日程が重なる場面が多いので、残留争い真っ只中の福岡としては中村北斗を早く返して欲しいでしょうね。
そして、平山。んーなんていうか、やっぱり前線のフタかな。今日2トップパートナーになっていた苔口が物凄くやり辛そうに見えてしまいました。前線での守備を全くしないので、その後ろ側の2列目でのプレスが機能せず、それに伴ってラインが下がり始めるので、平山が徐々に前線で孤立していくのが手に取るようにわかりました。後半の得点シーンでは、あまりにも彼らしい?ゴールに国立全体から歓声ではなく笑い声が聞こえてきたほど。
やはり運動量をもっと増やして、敵DFにプレスを掛けられるようにしなければ、ロングフィード一発で大ピンチという場面にされてしまいますからね。
今後、このチームやFC東京で彼がどういう使われ方をするのか。ちょっと興味が沸いてきます。
結局、ジェフサポ注目の水野は出場なしだったのですが、荒っぽい中国選手のダーティな当たりに晒されずに良かったと安心しました。ナビスコFINAL直前の大事な体ですからね。
さあ、明日からはまたジェフモード。次にこの国立に来るのは11月3日。その時はがっちり熱くジェフを応援させていただきますよ。
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