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2006/05/23

ナビ杯C組第7日千葉-清水(フクアリ)観戦メモ

Jビレッジに23,000人が集った快晴の日曜日。
全国各地でひっそりと開催したナビスコ杯予選最終日。
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今日は巻のドイツ行き決定記念消化試合となると思いきや、
前節で新潟に引き分けてしまった為に、ガチンコ勝負となってしまった清水戦。

でも福島に旅立った巻は空気を読んで、take3までやってくれちゃいました。
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5月21日(日) 2006 ヤマザキナビスコカップ
千葉 1 - 0 清水 (15:00/フクアリ/12,298人)
得点者:'80 山岸智(千葉)
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真夏を思わせる快晴の下のサッカー観戦はTシャツ&短パンの軽装に限るのだが、こんな日に限って翌日までどうしても酒田に戻らなければならず、泣く泣くスーツ&ネクタイ姿に通勤バックという平日の戦闘服で蘇我駅に降り立った。
いつもの道を歩き、いつものバクスタ側の優先入場列に並ぶも、服装が服装なだけに周りから浮きまくり。
しかも容赦なく太陽光が降り注ぎ、黒い革靴の中は灼熱地獄と化してしまった。
入場後、通勤バックに突っ込んでおいたユニに着替えてやっと落ち着き、ジェフサポモードにスイッチを切り替える。

この日のフクアリは開場後の出足はそれほどではなかったものの、巻効果か、提携記念千葉大生1,000人ご招待の成果か、次から次へお客さまが入場し続け、結果的に12,298人の動員。
清水サポの皆様も多数ご来場くださり狭いエリアにギュッと押し込めてしまって大変失礼いたしました。

バックスタンドで2時間たっぷりと日光浴を楽しんだ後、いよいよキックオフ!
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ジェフは新潟戦のメンバーに累積警告で抜けた阿部の位置に坂本が入り、右サイドに水野を配した布陣。
対する清水は久保山、マルキ、岡崎の3トップに、ガンガン上がる市川、山西の両サイドバックを加えた超攻撃的布陣でスタート。
序盤は互いに中盤を潰し合う互角の攻防。
2試合連続無得点中のジェフは、クサビでマリオが踏ん張りボールキープするもその先がなかなか繋がらず攻めの形が作れない。久々先発の水野が目の覚めるようなミドルを放つも、GKのファインセーブに阻まれる。
前半ジェフで目立っていたのはストやん。最終ラインからドリブルで左右にウロウロして前線へのキラーパスを狙うも出し所が無く、突っ立って見ていた水野に対して「オメエの目の前のだだっ広いスペースへ走れや!」(推測)とオーバーアクションで怒りまくりなシーンも見られた。
清水はマルキが中盤まで下がりボールをもらい、個人技でジェフDF陣に勝負を挑むもことごとく潰されていた。基本的にマルキには水本が付いていたが、元チームメイトの癖を知り尽くしているのか、試合を通じて水本の完勝であった。
前半はジェフが1回清水が2回、ゴールネットを揺らすもオフサイド&ファールでノーゴール。スコアレスで試合を折り返す。

後半は55分過ぎまで完全にジェフの時間帯となった。
中盤でボールを奪うとサイドをえぐり、次々と中央に決定的なクロスを入れる。しかし羽生、マリオ、クルプニが3人とも同じようにクロスバーを越えるシュートで頭を抱え、そのたびフクアリが溜息の海に飲み込まれる。
再三の好機を逃し続けると必然的にピンチの時間がやってくる。
清水にセカンドボールを拾われ始め、両サイドからクロスを放り込まれる。何回か続いた清水のCKから、決定的なヘディングシュートがGK櫛野の脇をすり抜け万事休すも、ゴール内に居た勇人が体を張ってクリアし、ぎりぎりで清水の攻撃を食い止める。

こんな互いに攻めきれない状況の中、均衡を破ったのはジェフ。
80分、清水のクリアボールを中盤で奪い、中盤で繋いだあと右サイドの山岸へ。DFを振り切り角度の無い所からシュート!と思いきや、ボールはDFに当たり再び山岸の所へ戻ってきた。この敵DFを利用した高度なワンツーパスで完全にGKの体勢が崩れ、その脇を山岸が落ち着いてゴールへ流し込んだ。

残り10分で待望の先制点が入ると、オシムは迷わずクローザー中島を投入。後半、完全に燃料切れでミスを連発していたクルプニと交代させて逃げ切りを図る。
しかしジェフの逃げ切りは守備固めにあらず。
続けてオシムはマリオを下げて要田を投入し、「清水を早く楽にさせてやれ」とばかりにピッチ上に攻撃のサインを送り続ける。
それに応える様に、クローザー中島は自陣でボールを奪うと、前方の広大なスペースに情け容赦ない超ロングスルーパス。これに反応するのが、試合開始直後からジェフで最も長距離を走り続けていたであろう羽生。
体の中に僅かに残った燃料を最後まで燃やして全力でボールを追いかける羽生の姿に、フクアリ全体から大歓声が上がった。
試合終盤のこのシーンには本当に涙が出るくらい感動した。
こんなにもひたむきな姿を見せられたら、ますますジェフに溺れてしまうじゃないか。

ロスタイム3分も危なげなく、やり過ごし試合終了。
この試合の最大のミッションであった予選1位通過を見事に自力で成し遂げた。
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山岸や大輔のヒーローインタビューを聞きながら、ユニを脱いで再び平日の戦闘服に着替えて帰り支度を整えて、後ろ髪を引かれる思いでフクアリをあとにした。
コンコースの階段を下りて公園内を歩いていると、偶然にも会社の同期に久しぶりに再会。
市原市出身の彼はJ創成期からシーチケでジェフを応援し続けていることは知っていたが、スタジアムで会ったのは初めてだった。
しかし久しぶりの再会も酒田へ向かう新幹線の時間が迫っていたので、簡単な挨拶程度で別れ再びフクアリで出会うことを祈りながら蘇我駅へ向かった。

さあ、次はいよいよクォーターファイナルでC大阪との対戦。
ホーム&アウェイで今年から欧州CLでお馴染みのアウェイゴール制度も導入されるということで、ワクワクドキドキがW杯開幕直前まで続くことに。
昨年までC大阪には完全やられ続けてきただけに、リーグ戦第7節での勝利に引き続き昨年の借りを返す絶好のチャンス。
代表の巻を応援する前に、今年も秋の国立で号泣するべく、WIN BY ALLで2試合闘いましょう!

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コメント

speedsterさん、こんばんは。
TBありがとうございました。
真夏日のフクアリでスーツ姿での応援とは、たいそうお疲れのことだったでしょうね。
僕は喜作のソーセージとこんにゃくJボールで観戦し、グループ予選突破にご機嫌でした。
次節からはアウェイゴール方式で、わくわくしますね。セレッソに快勝し、連覇への道にまた一歩近づいてくれることでしょう!

投稿: 武千代 | 2006/05/24 01:34

>武千代さま

コメントありがとうございます。
喜作のソーセージもJボールもすっかりフクアリに定着したようで、良かったです。
クォーターファイナル楽しみですね。秋まで楽しみを持続させるため、しっかりと熱くがんばりましょう。
W杯はその後にまったりと楽しむということで(笑)

投稿: speedster | 2006/05/26 23:11

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