2005年Jリーグの優勝は最終節89分の時間帯で、劇的に決まりました。
その陰で、我が愛するジェフも89分に劇的な逆転勝利を挙げました。
これで順位が一つと賞金2千万円がアップ!
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12月3日(土) 2005 J1リーグ戦 第34節
千葉 2 - 1 名古屋 (14:04/フクアリ/17,003人)
得点者:'81 鴨川奨(名古屋)、'89 坂本將貴(千葉)、'89 阿部勇樹(千葉)
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もつれにもつれた2005年Jリーグ最終節。
今日は、セット券で入手したSA指定席ではなくて、
家族4人でコーナーバック席で観戦する予定だったので、
座席確保の為に9時頃自宅を出発して、開場前にフクアリに到着して列に並び、
1層目の良い席を確保して、グッズバーゲン等イベントを堪能する完璧な計画を立てておりました。
で、朝。目が覚めて時計を見ると9:10・・・・・・・
あぁ・・・完璧な計画が崩壊・・・てゆうか、何で誰も起こしてくれないんだ!と怒りながら居間に行くと、嫁さんも子供も、ついさっき起きたばかりと言うような雰囲気だったので、何も言えず。
結局自宅を出発したのが10:20頃、蘇我駅到着が12:10頃で大急ぎでフクアリに入ったものの、コーナーバック席のホーム側はほぼ満席で、何とか2層目の上から3列目辺りに空席を見つけて確保。
今日は最終節恒例?のグッズバーゲンということで、グッズ売り場は凄い人。
最低限「オシムの言葉」の本だけでも手に入れたいと思っていたのですが、
売り場の品物さえも見えない程の人だかりだったので、フクアリでの入手を諦めました。
明日書店で入手して、酒田へ戻る道中にでも、涙を流したいと思います。
選手のピッチ練習、選手紹介、選手入場とあっという間に進行して、いよいよ最終節キックオフ!
ジェフは前節に引き続き斎藤、ストやんの2バック。と思いきや、阿部が名古屋FW鴨川のマークに付いたので、右ストッパーの位置に居ることが多く、結果的に3バックのような布陣。
ジェフとしてはこの試合は勝つことが優勝への最低条件なので序盤から積極的に攻めて欲しかったのですが、名古屋がやや引き気味だった為か、静かにボールを回すだけでなかなかゴール前まで攻め上がれず、パスが上手く繋がり名古屋ゴール前に迫ってもシュートを打たずパスを選択してボールを奪われる場面が目立つ前半でした。
スコアレスで迎えた後半は、オシムの激が効いたのか積極的に攻め上り、いきなり勇人がGKと1対1に。楢崎と交錯しそうになりながら放ったシュートはクロスバーを叩き、跳ね返りも味方に合わず、決定的なチャンスを逃します。この時、楢崎が味方DFと交錯して倒れ試合が中断。楢崎は試合を続けたそうな仕草を見せますが結局スタッフに抱えられながら負傷退場。控えGK川島と交代します。
で、よくある話なのですが、この交代出場したGK川島が大当たりで、その後のジェフのシュートをことごとく止めまくり。特にストやんの目が覚めるようなミドルシュートを横っ飛びで止めたシーンは敵ながらしびれました。
攻めても攻めても点が入らないジェフは75分、山岸→林の交代で3トップにして超攻撃的な布陣として更に攻撃的に・・・と思った直後、悪夢のような場面が展開します。
81分、前掛りになったところでカウンターを食らい、名古屋FW豊田と櫛野の間にボールが入り、2人が交錯するような形でもつれると、こぼれ玉を名古屋FW鴨川に押し込まれ名古屋先制。
直後、フクアリが凍りつきましたよ。
これだけ名古屋を圧倒しておきながら、この時間帯で先制されるか・・・
勝つためには残り10分で2点か・・・・キツイなあ・・・
一気にネガティブ思考が頭を駆け巡りますが、せめて1点返して同点にして欲しいと応援します。
しかし無常に時間は過ぎ「このまま終わったら納得いかねえよ」と嘆き始めたら、名古屋ゴール前の密集で名古屋のファールがありPK!この場面、完全に見逃していたので何が起こったのか分からなかったのですが、ともかく柏原主審がPKをくれたので喜んでおけ!と絶叫。
名古屋の選手が柏原主審を取り囲み抗議している傍で、阿部が落ち着いてボールをセット。ジェフサポの祈りを乗せたボールがネットを突き破りそうな勢いでゴールに突き刺さり同点。
直後に表示されたロスタイムはなんと5分!よし!時間は十分にある!フクアリのボルテージが一気に上がります。同点に追いつかれた名古屋は、集中力を失ったかのようにキックオフのボールをタッチに蹴りだして簡単にジェフボールにしてしまいます。「よっしゃあ!名古屋は勝つ気が無いぞ!一気に逆転だ!」という叫びが通じたのか、ジェフがスルスルとボールを繋ぎ、中央の阿部からゴール中央のマリオにパスが出ると、マリオがダイレクトで右に居たフリーの坂本にパス。坂本がこれを落ち着いてゴールに突き刺してあっという間に逆転!
「うわあああああ!」
言葉にならない絶叫!これだよ!これ!これがジェフのサッカーだよ!
優勝争いの事など全く忘れて、目の前の劇的な逆転勝利に酔いしれていました。
試合終了後「そういえば結局どこが優勝したの?」と慌てて携帯確認を試みましたが、iモードが全く繋がらずイライラしていたら、阿部のインタビュアがガンバ優勝を教えてくれました。
ガンバからナビスコを頂き、前節勝ち点3まで頂いておきながらこんな事を言うのもなんですが、ガンバが優勝して本当に良かったです。浦和や鹿島には絶対に優勝して欲しくなかったし、オリジナル10で唯一無冠だったガンバがリーグ戦を取ったことで、誰しも納得できる結果だったのではと思います。優勝おめでとうガンバ大阪。
セレッソは本当に気の毒な結果でしたが、ちょうど1年前の最終節は残留争いの主役だったチームが、優勝争いの主役まで成長したのですから、悔しいでしょうが堂々と胸を張れる結果だったのではないでしょうか。ジェフも今年はセレッソに2敗しているわけだし・・・来週の天皇杯5回戦はお手柔らかにお願いしますね。
それから、新潟と柏。もっといい試合を期待していたので非常に残念でした。
天皇杯は残っていますが、これで2005年シーズンはほぼ終了。
今年のジェフはいろんな事が有りすぎて、ジェフサポとして忘れられない1年となりました。
明日からは、毎年恒例の嫌なストーブリーグが展開することが予想されますが、オシムがコメントしているようにクラブとしての明確なビジョンを示して確実に実行することで、ジェフを愛する関係者やサポーターが悲しむニュースは少なくなるような気がします。
これから2006年シーズン開幕までの時間を、ジェフサポとして安心して過ごせることを願って止みません。
そして、オシム監督。
また来年、あなたと優勝の喜びを味わえることを祈っております。
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